心不全患者の失敗しない弁膜症治療
心不全を発症する心臓弁膜症患者には,高齢者が多いうえに高血圧や冠動脈疾患,糖尿病,腎不全などの合併症を有し,開心術のリスクが高い例が多い.このような問題に対応するべく,カテーテル治療などの新たな治療の開発もすすんでいる.本書は,高リスクな弁膜症患者を治療するにあたり,重症度の的確な評価はもちろんのこと,包括的に全身状態を判断し,複数の選択肢の中から適切な治療法を選択するための指南書である.
ガイドライン+αの
危険な咳・そうでない咳の見分け方
「咳嗽に関するガイドライン」作成委員の著者による一般内科医のための咳診療テキスト.咳は臨床現場で遭遇する頻度が極めて高い症候で,その原因疾患は多岐にわたり,肺癌などの重篤な原因疾患を見逃してはならない.本書では重篤な原因疾患を除外するための検査法から,診断前治療における処方の仕方とその評価,薬の止めどき,患者指導,専門医への紹介のタイミングなど,一般内科医が進める実際の診療の流れに沿って解説する.
主訴別 診断エラー症例44
誤診症例に学ぶ確定診断術
主訴からは想起しにくく,診断エラー(誤診)をしやすい44の症例を通じて,エラーをしない診断の考え方を学ぶものです.診察の場でエラーに至った経緯や,その後の確定診断までの過程をたどり,エラーの原因と正しい診断のための着眼点を明確にします.さらに,症例を踏まえた「誤診しないためのアプローチ」で考え方を整理し,診断力upを図ります.研修医や総合診断力を身につけたい医師に向けた,診断力upのための一冊.
在宅緩和ケアにおけるPCAポンプ実践ハンドブック 第2版
疼痛コントロールのための使いこなしテクニック
●在宅緩和ケアでの疼痛管理に欠かせない「PCAポンプ」の実践的ハンドブック
●ポンプの種類や使い方、麻薬注射剤を投与する際の基礎知識、さらに現場で遭遇する様々な疑問点に対して、28の設問(Q)と3つの模擬事例で解説されています
<はじめにより>
当薬局では2013年より在宅医療支援事業に取り組んでまいりました。活動開始当時、石川県におけるがん患者の在宅看取り率は約5%と報告されていました。この数字は、全国的に見ても低い値であり、がん終末期状態にある県民が、自ら療養場所を自由に選択できるとは言い難い状況でした。そこで、われわれは在宅療養下にある患者に対する、終末期の苦痛緩和の質向上は喫緊の課題と考え、薬剤師独自の視点から在宅医療における麻薬注射剤投与の普及に力を入れてきました。
PCA(patient controlled analgesia)ポンプは医療用麻薬注射剤の投与に利用される注入ポンプです。われわれは、在宅医療におけるがん終末期の緩和ケアを普及させるためには、この医療機器の利用を、いかに普及させるかが1つの大きなポイントになると考え、PCAポンプのレンタル業務を開始しました。現在、3種類・計12台のポンプを医療機関向けにレンタルしています。そのなかで、在宅医療におけるPCAポンプの管理には様々な課題があることがわかってきました。現時点でも、在宅でPCAポンプを円滑に利用できない事例や、PCAポンプを利用していることが原因で、退院困難となる事例は多く存在すると予測されます。
そこで本書では、PCAポンプの在宅管理に関して、これまでに医療従事者から寄せられた疑問とその解決方法についてQ&A方式でまとめることとしました。本書をPCAポンプ利用患者に対する在宅療養支援にお役立ていただければ幸いです。
(とくひさ中央薬局 在宅医療部)
高血圧治療で極める脳卒中克服の医師力
脱・脳卒中の極意
●「日本は脳卒中の国」といえるほど健康寿命を損なう要因となっている脳卒中。その克服のための高血圧治療を徹底解説。
●各項目に,医師力アップにつながる脱・脳卒中の極意を簡潔に示す。
●脳卒中予防のためになにより求められる血圧管理を中心に,生活習慣病克服のためのアプローチ,抗血栓療法および降圧療法から認知症対策まで,あらゆる角度から脱・脳卒中に向けての解説を試みた実践書。
PEG用語解説
●PEG・在宅医療研究会(HEQ,現 PEG・在宅医療学会)の初めての公式見解・編集による用語解説。
●PEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)の関連用語111語を収載。概論と各論に分類・構成し,関連用語も相互に理解・参照できるよう検索性も工夫。図表を多用した見やすいレイアウト。
●PEG医療にたずさわるすべてのスタッフに手元においてご活用いただける内容です。
高血圧治療における併用療法
理想の組み合わせと合剤の位置づけ
●高血圧治療における併用療法の理論的根拠,意義とその実際をクリアにまとめた,実地医家待望の一冊
●おもな降圧薬の併用療法と合剤について,その使用が推奨される代表的な症例を示すとともに,作用機序からみた選択理由から使用上の注意点,エビデンスまでを網羅
糖尿病関連注射薬の新展開
インスリン・GLP-1・グルカゴン
●インスリン製剤を軸に,糖尿病関連注射薬の最新知見を網羅。
インスリン製剤に関しては,その薬理学的特徴,注射デバイスの特徴と注意点,インスリン処方の実際(病態別,経口薬との併用など),注射指導のポイント,吸入インスリンの最新動向までを。さらには,発売が待たれるGLP-1製剤の製品特性,およびグルカゴン製剤と低血糖対策も盛り込んだ,実地医家のための糖尿病注射薬治療に関する最新マニュアルです。
吸入ステロイド薬
服薬指導のためのQ&A
●「改訂4版 ステロイド ―服薬指導のためのQ&A」の姉妹書として、揃えていただきたい
●総論では喘息の病態と吸入ステロイドの臨床薬理について、各論では吸入ステロイドの使い方と吸入デバイスについて27の設問によるQ&Aで解説されています
トリプタンの使い方
新しい片頭痛治療薬のさじ加減
●2003年末までに発売された片頭痛薬4種類について、それぞれの特性や片頭痛全般の解説をQ&A形式で編纂
●全6章の構成で、章ごとに総括者を立て、執筆者は片頭痛の第一人者ばかり。豊富なひとくちコラムも楽しい
臨床医のための
臨床微生物学
●未知の感染症や既知の感染症の再燃など、感染症は変遷とともに、その病原微生物の学名や分類も変遷してきている。
●本書は2002年時点の微生物分類に基づいた病原微生物の事典である。細菌・真菌・原虫・ウイルスごとに、その学名、和名、菌名の意味、形態、性状について簡明に示されている。
●最新分類との齟齬は否めないが、微生物ごとの名称由来や病原性の理解に役立つだけでなく、分類の基本的知識や人体各部の正常フローラや検査法、さらに抗微生物薬についても解説されていて、用に応じて紐解く参考書として構成・工夫されている。
PEG実践マニュアル
●栄養ルートとしての胃瘻と造設術(PEG)について、その適応、造設手技から偶発症対策、術後の管理、注入栄養剤・薬剤、在宅管理、症例(29症例)までを網羅した、PEGの初めての実践的な解説書
●本書は、PEG・胃瘻栄養の黎明期から発展期における手引書の先駆けとなった1冊
診断と治療 Vol.110 No.1
2022年1月号
【特集】慢性便秘症診療の最前線
【特集】慢性便秘症診療の最前線 近年,様々な薬剤の登場やガイドラインの公開などで広く認知されてきた慢性便秘症.その病態や検査,診断,治療方法などを,日常診療に則して解説します.
小児科診療 Vol.85 No.2
2022年2月号
【特集】子どもの事故(障害) いかに防ぐか
【特集】子どもの事故(障害) いかに防ぐか 子どもの死因の上位を占める事故(傷害).なかなか系統的に学べる機会のない予防について,保護者への指導から各方面の取り組みまで詳しく解説します.
ゼロから学ぶ 医薬統計教室
「まずは論文を読めるようになる」ために最低限必要な知識を解説し,用語理解から統計知識の活用法までをサポートする初学者向けの1冊。特に,わかった気になってつまづきがちな「統計用語」について,概念・考え方から具体例を交えてわかりやすく解説。また,読者がよく抱く疑問点は「Question」として別枠に掲載し,ゼロから理解を深めることができる。
さらに学習のゴールを各項目の冒頭に,押さえるべきポイントを末尾に示しているので,効率よく学ぶことが可能。各章間ではリンク機能を設けており,読み進める中で「先に読んだけど,意味を忘れてしまった」という場合に簡単に復習することができる。最終章では実際の論文を用いて,用語や解析法の知識をどう活かせばよいのかを解説。
自分の理解度をはかれる,実践的な1冊である。
臨床栄養 140巻1号
嚥下調整食のいまとこれから-学会分類2013から2021へ
嚥下調整食のいまとこれから-学会分類2013から2021へ
2021年8月,8年ぶりの改訂となる「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類(学会分類)2021」が発表されました.今回の改訂では,これまで広く使用されていた学会分類2013の基本的な分類構造を踏襲しつつ,ユニバーサルデザインフードとの互換表が修正され,また,とろみの測定法が追加されるなど,この間の新たな知見や臨床現場の声を反映した,より実践的な内容に進化しています.
本特集では,学会分類2021の概要とその改訂のポイント,そしてこれを活用するための注意点をはじめ,食形態を判定するための観察評価法や咀嚼評価法について,また,機能改善・QOL向上をめざすにあたって必要となる姿勢調整や口腔機能訓練の考え方など,摂食嚥下リハビリテーションにおいて近年注目されているテーマをご解説いただいています.
職種を超えた包括的なアプローチが必須となる摂食嚥下障害患者への介入において,本特集が,より積極的な食支援の一助となれば幸いです.(編集部)
糖尿病プラクティス 39巻1号
高齢者糖尿病診療Update-「高齢者糖尿病治療ガイド2021」を読み解く-
高齢者糖尿病診療Update-「高齢者糖尿病治療ガイド2021」を読み解く-
超高齢社会を迎えた日本において,国民病ともいわれる2型糖尿病患者の約1/3が高齢者糖尿病となっている.したがって専門医・非専門医にかかわらず,すべての内科医にとって質の担保された糖尿病治療を高齢者に不断なく実践することは社会的にも重要である.高齢者糖尿病はさまざまな併存症を有することが多く,また社会的・心理的特殊性を考慮する必要にも迫られる場合が少なくない.老年医学的な基本をふまえて,一人ひとりの患者さんに向き合うことが求められている.一方,糖尿病や併存症に対する治療法も日進月歩であるが,併存症の数だけの専門医が同時に1人の患者に向き合うことは患者像を俯瞰する観点からも,ポリファーマシーや過剰医療を防ぐ観点からも適切ではない.このようななか,日本糖尿病学会と日本老年医学会の合同委員会は2016年に「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標」を策定・公表するとともに,2017年に「高齢者糖尿病診療ガイドライン2017」を発行した.さらに「高齢者糖尿病治療ガイド2018」は,高齢者糖尿病を診療する幅広い医師に役立てていただくために刊行されたが,その後の新しい高齢者糖尿病治療に関する考えかたの変化や,新しい治療薬の登場に合わせて「高齢者糖尿病治療ガイド2021」が刊行された.
本特集では,「高齢者糖尿病治療ガイド2021」を実際にご執筆した先生方から,それぞれのテーマのエッセンスと今回の改訂で変更になった点をわかりやすく解説いただいた.老年医学に共通する基本的な考えかたや,高齢者の機能評価の具体的な方法,糖尿病の血糖コントロール目標設定の方針を具体的に解説いただいた.高齢者の食事療法は今回の改訂における重要点のひとつであり,その変更の背景も含めて解説いただいた.また,高齢者ではエビデンスが存在しないことが多い薬物療法については,非高齢者での知見をベースにそれらを高齢者に対してどのように適応すべきかをまとめていただいた.最後に,今回の改訂におけるキーワードのひとつであるmultimorbidityという概念が臓器別診療と診療科横断的診療への架け橋になることを示していただいた.
本特集を一読のうえ「高齢者糖尿病治療ガイド2021」を読み込んでいただければ,より高齢者糖尿病診療への造詣が深まり,ひいては高齢者糖尿病患者の素晴らしい人生への一助になると信じている.〔(扉)特集にあたって 駒津光久,成田琢磨〕
Medical Technology 50巻1号
次なるパンデミックに備えて~コロナ禍を経験して~
次なるパンデミックに備えて~コロナ禍を経験して~
2019年12月に中国湖北省武漢市で確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,今なお収束に至っていません.発生当初はどのような対策をとればよいかもわからず,いつ自分が感染してしまうのか,そして感染させてしまうのではないかと,不安に脅かされながらの日々でした.しかし,少しずつ蓄積されていく知見をもとに,感染対策や検体採取,検査方法など,あらゆる面で各ご施設の実情に即した工夫がなされました.今回得た教訓のなかには今後,次なるパンデミックが起こった時にも役立つものが,少なからずあると思います.
そこで本特集では,まず1章でコロナ禍を振り返っていただき,臨床検査の果たした役割とみえてきた課題を総括いただきます.続く2章では,それぞれのお立場からコロナ禍での取り組みと,今回得た教訓をどのように活かしていくべきかをご紹介いただきます.コロナ禍の2年を経験した今,臨床検査を支える一員として今後どのように備えていくのかを考えるきっかけになれば幸いです. (編集部)
J. of Clinical Rehabilitation 31巻1号
リハビリテーション栄養の実際
リハビリテーション栄養の実際
リハビリテーション診療でよく使用される国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health;ICF)において,心身機能の中に栄養に関連する項目が含まれている.また,わが国では超高齢社会の影響等でリハビリテーション診療の対象となる患者の多くは低栄養状態をきたしている.そのため,今まで運動療法や物理療法がリハビリテーション診療の中心であったが,それらの効果を十分に発揮し良好な転帰をもたらすためには,リハビリテーション栄養は欠かすことができない重要な視点である.さらに,近年注目されているサルコペニアやフレイルについても運動介入と同様に栄養評価やその管理,そして積極的な栄養介入が必要とされている.したがって,リハビリテーション診療においては,運動機能面の評価や介入と同時に,適切な栄養管理を含むトータルマネジメントが必須である.
リハビリテーション栄養には,NST(栄養サポートチーム)を代表とするチーム医療が重要である.その効果的な実践のためには,リハビリテーション診療にかかわるすべての職種がリハビリテーション栄養に関する知識を深め,個々の患者やあらゆる病期を考慮したうえでの対応が求められる.
本特集では,「リハビリテーション栄養の実際」と題するにあたり,まず2020年にアップデートされたリハビリテーション栄養診療ガイドラインについて,診療ガイドライン統括委員会メンバーである若林秀隆先生にその概要を解説いただいた.そして,各病期別におけるリハビリテーション栄養の実際を理解するため「急性期(小林龍生先生)」「回復期(吉村芳弘先生)」「生活期(藤本篤士先生ら)」をテーマとして挙げさせていただいた.また,リハビリテーション診療において特に栄養管理が重要となる脳卒中については小野寺英孝先生らに評価から介入の実際を解説いただいた.いずれのテーマもその分野のトップランナーである先生方に寄稿いただいた.
すべての論説が大変素晴らしく,寄稿いただいた先生方にはこの場を借りて深謝申し上げる.本特集が,リハビリテーション栄養の発展に貢献し,実際のリハビリテーション診療に活用されることを願っている.(編集委員会)
LiSA Vol.29 No.1 2022
2022年1月号
徹底分析シリーズ:知っておきたいがん治療/症例カンファレンス:透析患者のTAVI/ 快人快説:麻酔科医×公衆衛生学:キャリアパスとしての公衆衛生大学院の紹介
徹底分析シリーズ:知っておきたいがん治療/症例カンファレンス:透析患者のTAVI/ 快人快説:麻酔科医×公衆衛生学:キャリアパスとしての公衆衛生大学院の紹介
