羊土社
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
2,200
【特集】輸液ルネサンス 輸液療法の考え方を“維持・補正・蘇生”の3つに整理し,体内分布などの基礎から病態ごとの生理動態までエビデンスに基づいて解説.豊富な症例で病態にマッチした輸液の使い方がよくわかる!学び直しにもオススメ.
中野 弘康(編著)
金芳堂
- 発行年月:
- 2022/03
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
4,840
今や巷には診断・治療に関するマニュアル本が溢れています。マニュアル本は、臨床経験の浅い研修医にとっては有益な内容かもしれませんが、一定の臨床経験を経た医師にとっては(一般的に)“つまらなく、味気ない”ものです。
消化器領域においても例外なく、マニュアル本はあまたありますが、消化器疾患の本質をズバッと言い当ててくれるような本はこれまで皆無でした。
この本の面白いところは、マニュアル本でみられる言葉の羅列ではなく、その病気の全体像を知る医師が、エビデンスにとどまらず、自身の経験も交えながら自由気ままに書いている点です。
執筆は、筆者が信頼を置く総合内科医・救急医・消化器内科医の皆さんにお願いしました。個々の内容はかなり自由度が高く、執筆者の個性が文体ににじみ出ています。とても楽しい本になりました。
推薦文
『消化器疾患のゲシュタルト』はオススメだ。ぜひお読みいただきたい。
あくまでも僕の個人的な見解だが、本書の読み手は大きく2つに大別されると思う。
1.消化器内科医、あるいは消化器外科医
2.その他
僕は感染症専門医でありつつ、内科の専門医というスペシャリスト・ジェネラリスト(ジェネシャリスト)であり、上記の分類の2に属する。当然のことながら、下痢も診るし、腹痛も診る。肝機能異常や腹部画像検査での異常所見も日常茶飯事だ。要するに、1に属さない非専門家にとって、本書のニーズは非常に高いのだ。
例えば、慢性下痢。珍しくない現象だ。しかしながら、非専門家にとっては毎日遭遇するコモン・プロブレム、とも言い難い。鑑別疾患を全て列記するのは、ちょっと難しいし、鑑別疾患を全て経験するのはとても困難だろう。僕はまだ、腸リンパ管拡張症とか、副甲状腺機能低下症を原因とする慢性下痢とかは経験がない(見逃してるだけかもしれないが)。
自分たちがわりと経験しやすいけれども、プロフェッショナルなガチの専門医ほどの経験値や学習密度は得にくい現象、「慢性下痢」。こういう現象をどう区分けし、どうアプローチすべきかは、2に属する非専門家にとってはとても重要な学習課題である。本書は多くの筆者によってまとめられた本だけれど、どの章も丁寧で分かりやすく書かれており、経験値の少ない僕にとってはとても嬉しいコンテンツになっている。
しかし、本書は1に属するガチのプロが読んでも、結構、役に立つんじゃないか、と僕は想像する。なかなか、気が利いているなと感心したのは、例えばACNESとか、糖尿病性ケトアシドーシスとか、家族性地中海熱といった、「いわゆる」消化器の病気じゃない、でも消化器のプロが相談されるかもしれない疾患群がちゃんと網羅されていることだ。執筆者が消化器のプロじゃないところもイカシテいる。腹腔動脈起始部圧迫症候群とかは、案外、消化器のプロも見逃してしまうこともある。
いつも申し上げていることだが、「プロ」と「マニア(アマチュア)」には天と地ほどの違いがある。
プロとアマの違いは多々あれど、その最大の違いは、「自らの専門領域そのものを相対化し、説明できる」というものだ。僕はそう思っている。
例えば、プロのジャズ評論家はなにがジャズ特有の現象で、なにがクラシックから援用したジャズの表現で、なにが民謡とジャズの共通点なのかを看破できる存在だ。ジャズとジャズを取り巻く世界が、他のミュージックとどう差別化され、どのように共通項にくくれるのかを俯瞰できる存在だ。そう思っている。
一方、アマチュアのジャズ「マニア」は一日中、ジャズを聴きまくる存在だ。マニアのなかには百科事典的な知識量を誇る人物だっているかもしれない。どこのなんというミュージシャンが何年何月何日に○市のなんとかいうジャズバーでこういう伝説のライブを行った、的なマニアックな知識だ。けれども、アマチュアのマニアはジャズを相対化できない(あくまで想像です)。
医療における「プロ」と「マニア」も似たようなものだと思っている。おりしも、この推薦文を書いている2022年初頭には、世界中で「自称感染症に詳しい識者」が量産されており、「ぼくが考えたコロナ対策」という夏休みの研究課題みたいな万能感に満ちた、あれやこれやの対策案を喧伝している。彼らは、ほとんどどうでもよい些事とすら言える情報を丁寧に暗記していたりするのだが、その周辺事情や歴史的経緯や、数々の複雑な前提条件など「その周辺にあるもの」がすっからかんなので、かなり見当違いな方向に突っ走ってしまっている。
ま、こんな愚痴をここで語っても仕方がないのだけれど、何が言いたいかと言うと、腹痛で呼ばれた消化器内科が、「あ、これACNESですね」なんて言おうものなら、もう僕なんかは「できる! プロだ!」とメロメロになってしまうのである。「超音波と内視鏡は正常でした。では、さようなら」では、いささか、がっかりなのである。そういうことだ。
ゲシュタルトは、プロが見ているその姿だ。目の前に患者がいても、プロが見ている、患者の見え方と、アマチュアが見ている患者の見え方は違うのだ。そのプロが見ているようなやり方で、患者を見る追体験をする。これが本書の目指すところだろう。そんなアクロバティックなことができるのか? と直感的には思うのだが、それをやっちゃうのである。
ここで大切なのはコトバである。「プロが見ているように見える」患者の姿をそのまま目の前に差し出しても、同じようにアマチュアは患者を見ることができない。原理的に、できない。だからこそ、コトバの力でこれを補正する。「そうじゃない、こういうふうに見るんだ」と重ねて説明する。これこそが、本書が読者に提供する「価値」である。
僕は昔、小児の急性虫垂炎を誤診したことがある。アッペと思って外科に送ったら、尿路感染だった。この話には続きがあって、その後、「これは尿路感染だ」と思っていた小児は、実は川崎病だった。それぞれの患者は独立事象であり(感染症のアウトブレイクとかじゃなきゃ)、「アッペと思ってたら実は尿路感染」の小児と、次にやってきた川崎病の小児とは何の関係もない、独立した現象だ。が、前にしくじって印象に残った患者が次のケースにあとを引いてしまう。どうしても、そうなる。有名な先生の講演会を聞いたあとは、その先生が強調していた病名がやたら頭をよぎってしまうのと同じである。
以来、急性虫垂炎にはちょっとした苦手意識がある。大学病院の医者になり、普通の救急外来に普通にやってきそうな疾患経験が下がってきた現在はさらに苦手だ。しかし、「苦手」という意識は僕の中にある観念にすぎない。急性虫垂炎の診断は本来的に難しく、「急性虫垂炎の診断なんて簡単さ」と思った時点で、負けなのである。
――相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北している
ジョセフ・ジョースター
本書を読み込む価値の高さが、少しでも伝わったであろうか。
2022年2月
神戸大学医学部附属病院感染症内科
岩田健太郎
序文
ゲシュタルトとは“知覚現象や認識活動を説明する概念で、部分の総和としてとらえられない合体構造に備わっている、特有の全体的構造”と定義されています。私が“ゲシュタルト”という言葉に出会ったのは、岩田健太郎先生の『構造と診断 ゼロからの診断学』(医学書院刊)を読んだ時です。なんとなく“ゲシュタルト”の意味が分かりかけた頃、金芳堂さんから『診断のゲシュタルトとデギュスタシオン』が出版されました。この本は、臨床経験豊富な先生方が、“いろんな病気の全体像”をいまだかつてその病気を診たことのない医師にもわかるように分かり易く解説する内容で、面白過ぎてむさぼり読んだ記憶があります(あまりに夢中になって風呂場まで持って読んでいたので表紙も中身もボロボロになってしまいました)。
“全身が痛いと訴える高齢者を診たらリウマチ性多発筋痛症(PMR)を考える”……当時、これほど端的にズバッと病気の全体像を表現する大胆さに魅了されました。“カンピロバクターの初期症状はむしろ腸管外症状であり、初発症状は頭痛、筋痛、倦怠感でインフルエンザと見紛う(成田先生)”、“ビュンビュンとせわしない熱を出す比較的若めの女性、熱が高いわりにしんどそうではなく、有熱時に皮疹をみたら成人発症スチル病を考える(岩田先生)”等、いずれも病気の全体像が染み出るパールに溢れていました。この本では、病気そのものの本質を見抜くための視点が述べられた後、病気の細部にわたる描写がなされており、病気の本質を理解するための思考過程を重視していた点に好印象を持ちました。
今や巷には診断・治療に関するマニュアル本が溢れています。マニュアル本は、臨床経験の浅い研修医にとっては有益な内容かもしれませんが、一定の臨床経験を経た医師にとっては(一般的に)“つまらなく、味気ない”ものです。その理由の一つに、熟練した臨床医の思考過程が論じられることなく、エビデンスやtipsだけがさらっと書かれている点に物足りなさを感じてしまうからではないでしょうか。消化器領域においても例外なく、マニュアル本はあまたありますが、消化器疾患の本質をズバッと言い当ててくれるような本はこれまで皆無でした。そんな折、たまたま、金芳堂さんから、消化器病の分野で何か本を出しませんか? とお話を頂いたとき、真っ先に消化器分野での“ゲシュタルト本”が頭に思い浮かびました。
この本の面白いところは、マニュアル本でみられる言葉の羅列ではなく、その病気の全体像を知る医師が、エビデンスにとどまらず、自身の経験も交えながら自由気ままに書いている点です。いまだその病気を経験したことのない臨床医が、病気の全体像をみずみずしくイメージでき、日々の臨床が楽しくなる一助となればと願って企画しました。執筆は、筆者が信頼を置く総合内科医・救急医・消化器内科医の皆さんにお願いしました。個々の内容はかなり自由度が高く、執筆者の個性が文体ににじみ出ています。とても楽しい本になりました。
最後に、消化器領域でのゲシュタルト本を発刊させていただくにあたり、金芳堂編集部の浅井健一郎さん、河原生典さんには大変お世話になりました。ここに厚く御礼を申し上げます。
2022年2月吉日
大船中央病院
中野弘康
髙村 光幸(著)
金芳堂
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
4,180
証スクリプトとは?
「証スクリプト」とは、疾患スクリプトを参考に漢方薬を用いた症例を示したものである。
本書は著者独自の証スクリプト(証スクリプトについては上記)の概念から小児のための漢方処方を紐解いた書籍です。
ただし証スクリプトから処方のみを学ぶに本書はとどまらず、漢方処方を行う上で必ず知っておきたい総論的な知識や方剤学も解説しており、これから漢方処方を始めたい初学者からすでに漢方処方を行っている中級者まで、幅広い漢方処方にかかわる医療従事者に役立つ1冊です。
是非、今まで漢方を処方していなかった、また処方はしていたがより効果的な処方をもっと知りたいという方は本書で新たな一歩を踏み出してください。
序文
食わず嫌いという言葉があるが、一度食べたら大好物になる珍味というものも、この世には存在する。医者にとって漢方とは、そのようなものだと思う。聞きかじりはしていても、患者の治療に自信を持って使ったことのない漢方。そんな漢方の本当の魅力を私が知ったのは、自身のアレルギー性鼻炎に対して小青竜湯を服用した、わずか十数分後のことだった。口呼吸を強いられるほどのひどい鼻閉に苦しむ我が両鼻腔が、あっという間に数倍に拡がって、心地よい鼻呼吸ができるようになった時のあの感動は、今も忘れない。
私が関わる患者すべてにこの感動を提供できたなら、どんなに医者冥利に尽きることか。
やがて、私は漢方を専門(好物)とする医師になっていた。
大学医学科において漢方を学ぶ機会は、私が学生の頃に比べて格段に増えた。しかし、現代医学の教育ほどに十分学習できる体制が提供されているとは言えない。また、漢方の魅力を知り始めた中堅医師の多くも、日々の多忙さに煩わされて、漢方を深く学ぶ幸運に恵まれることは少ない。ましてや、小児科医が漢方を実践するには、まず患者よりも患者家族の抵抗に遭うことも少なくない。しかし、漢方が小児医療、ひいては小児の生活の質を高めるものと私は信じている。医者はみんな、お節介だ。患者によかれと思って診療を続けている。西洋医学が現代日本医療の標準ではあるが、患者が真の満足を得られるなら、手段に西洋も東洋もない。本書は、日々の西洋医学的臨床実践を、さらに強化する目的で漢方を使おうとする医師にとって必要な知識を伝えることを目標にしている。
心優しき、お節介小児科医たちが、子どもたちの苦痛を取り去るために漢方を使うことを手助けする本である。初学者向けの小児漢方入門書として執筆の機会を頂いたが、私は本書をあんちょこ本にはしたくなかった。なぜなら漢方医学は、長い歴史を持つ歴とした伝統医学なのである。学習し、実践するための知識と経験を得るには、相応の苦労が要る。でもその苦労が実を結んで、いつか誰かのためになるのなら、多少の努力は許容されよう。不肖著者の実力では、漢方医学の魅力をすべて網羅できたとは到底言えないが、自身への自彊不息の念も込めて、僭越ながら本書を世に上梓する。
寒川 美奈(監修) 三木 貴弘(編集)
メジカルビュー社
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
5,940
卒後5年目までに習得しておくべき運動器障害理学療法の知識を,臨床経験豊富で学術的にも実績があるセラピストが指南。部位ごとに理学療法の全体像をフローチャートで示した上で,臨床で遭遇しやすく判断に迷う内容を取り上げ,思考過程やエビデンス,運動学・解剖学の知識を織り交ぜながら実践的に解説。評価手技,治療手技は実際の手順を写真付きで示し,さらに卒後5年にとどまらない内容も紹介する。
大塚 文男(編集)
金芳堂
- 発行年月:
- 2022/03
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
4,620
岡山大学の総合内科・総合診療科をモデルとして、専門分野を持つ総合内科医・総合診療医が出題者になって、各専門分野の具体的な症例を提示し、ジェネラリストの卵たちと対話を通じて、到達目標を考察しました。また、総合診療をより深く理解するべく、様々な視点を通して、ジェネラリストの多様性を示しました。全人的な総合医療を担うための知識とジェネラルマインドが深められる教育的価値の高い内容となっています。
金 太一(著) 齊藤 延人(著)
中外医学社
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
9,680
雑誌『CLINICAL NEUROSCIENCE』に2017年4月から2021年3月まで掲載された連載が待望の書籍化! 融合3次元画像を使用した脳神経外科手術のアプローチが平易に学べる一冊です.48の症例を,実際の手術シミュレーションと術野の写真を用いてコンパクトに解説しています.「Topics」として解剖を中心とした関連事項の文献による考察も充実しています.
基本動作のパフォーマンス改善に向けた臨床思考を紐解く
杉本 諭(編集) 藤野 雄次(編集)
メジカルビュー社
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
5,940
脳卒中理学療法において評価・治療の対象となる基本動作(座位・立ち上がり・立位・歩行)を切り口とし,臨床でよく観察される現象をいくつかのパターンに分類して解説。
第1章では,脳卒中患者に生じる現象の原因を特定して適切な治療プログラムを立案するまでの思考過程(クリニカルリーズニング)と高次脳機能障害を抱える患者への接し方,第2章では脳卒中の病態と機能改善につながるリハビリテーションの要点をそれぞれまとめ,第3章では脳卒中患者の基本動作で観察される現象を,仮説とその詳細の解説→検証(評価)→治療というクリニカルニーズニングに則した流れで解説。さらに第4章では,第3章で解説した考え方に基づいたケーススタディを掲載し,具体的な実践例を提示しており,読者が臨床で活用しやすい構成となっている。
藤村 昭夫(監)
じほう
- 発行年月:
- 2020/10
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
5,500
●効くワケがわかれば使うコツがわかる
●わかりやすく箇条書きでまとめた現場の教科書
循環器疾患は、長年、患者数が多く日本人の死因の上位を占める疾患です。しかしながら、多くの疾患は原因が明確でないため発症機序に基づいた治療が難しく、さらに、合併症をもつ患者が多いなど治療が複雑になりやすい特徴があります。「改善しないときはどうすればいいの?」「PCI後はどの薬で改善すればいいの?」など迷う場面は多々あります。でも、大丈夫! 専門医がどのようなロジックで治療方法・治療薬を選択しているのか、わかりやすく箇条書きでまとめた現場の教科書です。
西谷 源展(編著)
金芳堂
- 発行年月:
- 2022/03
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
9,460
本年度(2022年4月)からの新カリキュラムに沿って必要な項目を追加。診療放射線技師の国家試験対策に必要な知識、全科目・全領域を網羅した1冊。授業内容や校内試験の予復習・重点学習にも活用できる。校内試験などで不得意な分野があれば集中学習も可能。
序文
診療放射線技師法は診療エックス線技師法として昭和26年6月に制定され、翌年の昭和27年(1952年)4月に施行されている。昭和43年(1968年)に現在の診療放射線技師法となっている。診療放射線技師法は制定されてすでに70年という歴史を刻んできた。その間に医療における診療放射線技術は大きく進歩し、学問として学ぶ分野が広くなりこの資格を得るための勉学も大きく変化してきている。
私は書籍の歴史を知るのに書籍の最終ページに掲載されている奥付を見る。これによっていつごろから発行され、どのように改訂されているかを知る。本書は昭和53年(1978年)に初版が発行されており、44年目となる。その間には国家試験科目の増加や内容の変化に対応できるように著者の選定など改訂のたびに検討をしている。内容については常に診療放射線技師国家試験出題基準に合致したものであることを念頭にして執筆している。
近年の国家試験の合格率は平成30年(第71回)79.2%、令和2年(第72回)82.3%、令和3年(第73回)74.0%となっている。合格率から見れば決して高い合格率ではない。本来であれば所定の科目を履修しておればすべての受験者が合格できると思われるが、不合格者が出ることは残念でならない。
今回改訂の本書は、診療放射線技師国家試験出題基準に準拠して執筆している。また、令和3年改正された「診療放射線技師法」に対応している。そのほかにBNCTなどの新しい技術やここ数年医療界で問題となっている新型コロナウィルスについても記述している。
次年度の受験生については、国家試験対策として取り組むため2~3か月間の短期間ではなく1年間を使用して、これまでの勉強のまとめとして使用していただきたい。また将来職場に入職したときの参考書としても永く使用してほしい。在学生については各科目の授業の参考やまとめとして日頃から利用していただければ幸いである。
読者の学生諸君には診療放射線技師を目指して勉学に励み、立派な技師として成長されることを期待している。
最後になりましたが、本書の出版並びに編集にあたり並々ならぬご尽力を賜りました金芳堂の市井輝和氏に対し、深甚なる謝意を表します。
2022年1月27日
第14版にあたって
編者しるす
小林 充尚(著)
金芳堂
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
3,300
本書は、将来医師としてグローバルに活躍するうえで、必ず習得しておきたい医学英語に関する単語や慣用表現をベーシックなレイアウトで網羅した書籍です。
Chapter1からChapter7は医学英語を学ぶ上で必修の用語や略語について解説し、基礎力の向上を目指します。Chapter8では外来や検査の場面で頻出のダイアログより実践的な知識を身に着け、Chapter9では症例報告に使える例文から応用力を鍛えます。
本書で卒後も役立つ英語力を身に着けてください。
序文
長年、防衛医科大学校医学科学生に医学英語の講義を行ってきた経験に基づき、今回、講義に使用した重要かつ必須の医学英語資料をまとめ、標準医学英語教科書の形で出版することにいたしました。
現在、医学分野におけるグローバル言語はもちろん英語ですが、これにも一般英語と医学に関連したいわゆる医学英語があります。世界的視野に立って、医学の分野における最新知見に接し、オンライン医学関連サイト、国際学会発表における研究発表(oral presentation)とすぐその後にくるディスカッション、病棟・院内での英語コミュニケーション等々の状況における必須ツールとしての英語力の必要性は痛感されているものの、そのための医学的分野における英語力のつけ方をいかに能率よく行うかが決定的な重要性をもっています。高校英語までに得た一般的英語力とは別の次元での医学英語力を極めて能率よく養成しなければなりません。標準医学英語教科書としての本書はこのような点に十分に配慮しながらまとめたものです。
医学英語は、一般英語とは異なり、特有な用語や特別な使い方、表現の仕方、いろいろなレベルでの専門用語などが特徴であり、慣れるまでは困惑することも多々ありますが、本書で示している一定の習得法を活用すれば、総合的な医学英語力を十分に身につけることができるものと確信しております。
本書は、9章からなり、医学生・研修医が絶対に知っておくべき重要項目の要点をつかんで勉強できるようアレンジしました。これらの項目は医学生・研修医が医学英語力を一通り身につけ、世界に通用する英語を使える一人前の医師になるために必要かつ不可欠の項目を網羅しております。
まず、どの分野においても最低限必要な基本用語(血算、尿検、無尿、静脈切開、癒着、心不全、心停止、悪心嘔吐、症状と徴候、外傷、鑑別診断、無呼吸、頻脈、不整脈、予後、低酸素症…)をしっかり押さえ、それらに関連して使う慣用表現法を身につけ、さらに医学用語語彙を増強し、続々出てくる新語を分析する上で極めて役立つ「(接頭語・語幹、接尾語等の)語源分析力」も身につけておく必要があります。この基本用語と関連表現の上にくるのが、医学領域各分野の専門分野でさらに必要となるいろいろな専門レベルの用語と使用法で、本書では主にこの専門レベルの手前までを扱っています。しかし、医学用語語彙分析力をつけておけば、初めての専門用語も語源分析法によりその意味がわかるようになり非常に便利です。
本書により、医学英語の重要性とその将来の展望を十分理解し、現代および将来に通じる真の生きた医学英語力を身につけた世界的視野を持つ医師・医療関係者として活躍されることを祈ります。
中川 照彦(著者)
メジカルビュー社
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
8,250
肩関節の診療に特化し,症例ベースに診断から治療までを解説。初診時から術前後まで,疾患の特徴的な画像(単純X線,MRI,CT)を豊富に盛り込み,撮るべき画像,見るべきところがよくわかる。また画像には必ずキャプションが入るので,画像だけを追って読むこともできる。
著者独特の懇切丁寧な解説と多くの写真・イラストで肩を専門としていない整形外科医にもわかりやすく,また良好な経過を辿らなかった症例も隠すことなく掲載しているので,読者の反面教師にもなる。
①腱板断裂,②脱臼・不安定症,③変性・炎症性疾患,④筋腱損傷,⑤骨折,⑥神経障害・ガングリオン,⑦投球障害肩の7章立てで,肩関節疾患を正しく診断・治療するスキルが身に付く!
医歯薬出版
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
1,540
免疫系の概日リズム
企画:生田宏一(京都大学医生物学研究所免疫制御分野)
・概日リズム(体内時計)は神経,内分泌,消化,代謝,循環など,さまざまな生命活動をコントロールしている.近年,これらの生体機能に加え,概日リズムによる免疫系の制御機構が明らかにされている.
・概日リズムが,リンパ球自身の生物時計や交換神経の活動,糖質コルチコイドなどを介してリンパ球のリンパ器官への集積を促し,免疫応答能を高めるというものである.
・今回の特集は概日リズムと免疫系の関係のみならず,概日リズムと免疫が関係する病態や疾患との関係性にも焦点を当てたものである.
医学書院
- 発行年月:
- 2022/03
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
3,520
主題 予後不良な早期消化管癌 -
学研メディカル秀潤社
- 発行年月:
- 2022/03
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
3,080
【特集】フレッシャーズ特集:後期研修医が知っておくべき皮膚科診療3つのポイント 本特集では、「皮膚の見方」「病理の見方」「アトピー性皮膚炎」など皮膚科診療の各分野でまずは知っておくべき『3つのポイント』を紹介しわかりやすく解説。皮膚科学を学ぶための導入およびベテランの復習に最適必携の特集!
学研メディカル秀潤社
- 発行年月:
- 2022/02
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
3,080
【特集】皮膚科医が学ぶ睡眠医学─皮膚科診療に活かそう! 皮膚疾患患者の悩みの中で「かゆくて(痛くて)眠れない」という訴えは多いが、不眠症の鑑別診断ができないと誤った処方をしてしまう可能性がある。本特集は最新の睡眠医学を学ぶことで、皮膚疾患の患者指導に役立てようという試みである。
学研メディカル秀潤社
- 発行年月:
- 2022/01
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
3,080
【特集】浮腫の臨床像,鑑別診断と治療 治療に難渋する浮腫の臨床像,原因,鑑別診断と治療について解説.様々な浮腫の臨床像を紹介するとともに,その原因や合併症についてもご紹介.我が国のリンパ浮腫の現状とリンパ浮腫療法士の育成についても触れる.
学研メディカル秀潤社
- 発行年月:
- 2021/12
- 電子版発売日:
- 2022/04/11
¥
3,080
【特集】食物アレルギー:診療の基本と最新情報 食物アレルギー診療に必要な基本的な知識と最新情報を提示。小児特有、成人特有の食物アレルギーについての解説や、アレルギー診断法、生活指導から最新の治療まで幅広く解説!
ポール ラングマン(著)
羊土社
- 発行年月:
- 2022/03
- 電子版発売日:
- 2022/04/08
¥
3,740
「論文なんてどう書けば…」と途方に暮れる方に朗報!テンプレートに沿って書き込むだけで,作法に合った草稿が完成します.テーマ設定~出版まで,指導歴30年超のネイティブ編集者が日本人のための戦略を伝授!
柴原 浩章(編著)
中外医学社
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/07
¥
9,680
晩婚化や初産年齢の高齢化に伴い,生殖補助医療の需要は年々高まっている.同時に,ARTに欠かせない胚培養士への期待値も上がり,全体的な技術の底上げが不可欠である.そんな現状を踏まえ,本書では基本知識のみならず,今まさに現場で活躍しているエキスパートから「ぜひ伝えたい」という秘伝の技の数々を集めた.ARTの世界に携わる医療者にとって,基礎を再確認し,さらなるステップアップをはかるには最適な1冊と言える.
安田 貴昭(編著)
中外医学社
- 発行年月:
- 2022/04
- 電子版発売日:
- 2022/04/05
¥
3,520
周産期メンタルヘルスに取り組む精神科医が中心となり,妊娠中や産後の女性の心の健康を支えるための知識を「いちばんやさしく」まとめた.周産期における精神疾患や障害,治療と介入の基本などに加え,多職種のそれぞれの立場からの関わりや施設での取り組みなども盛り込み,精神医学に馴染みの薄い医療職だけでなく当事者や家族にとっても,メンタルヘルスを知るための一歩となる一冊.