臨床眼科 Vol.75 No.2
2021年2月発行
特集 前眼部検査のコツ教えます。
特集 前眼部検査のコツ教えます。 -
精神医学 Vol.63 No.1
2021年1月発行
特集 新型コロナウイルス感染症 ただなかの精神医療
特集 新型コロナウイルス感染症 ただなかの精神医療 -
公衆衛生 Vol.85 No.2
2021年2月発行
特集 飲料水の安全と安心の確保
特集 飲料水の安全と安心の確保 -
画像診断 Vol.41 No.2(2021年2月号)
【特集】院内発症の肺病変!ー感染症 vs. 非感染症 ー
【特集】院内発症の肺病変!ー感染症 vs. 非感染症 ー 本特集では,院内患者に発症する「肺病変」について,CT所見を中心に,鑑別診断を挙げながら解説.造血幹細胞移植後の肺病変や,新型コロナウイルス感染症,インフルエンザウイルス感染症などの他,非感染症の鑑別診断についても解説.
医学のあゆみ276巻5号
第5土曜特集
糖尿病治療・研究の最前線2021
糖尿病治療・研究の最前線2021
企画:戸邉一之(富山大学医学部第一内科)
・最近の糖尿病学は,病態の解明・薬剤や機器の開発,さらには療養指導法の進歩など,飛躍的に発展している.同時に高齢糖尿病の増加と老年症候群の合併,若年高度肥満糖尿病の増加など,臨床的課題は増加している.
・糖尿病の成因についてとくに発展を遂げたのは,2型糖尿病の遺伝素因の研究である.一方,基礎研究分野においては脂肪組織,骨格筋,肝臓などのインスリン作用臓器において,新たなパスウェイが明らかになってきた.
・最近の糖尿病の成因,糖尿病に対する考え方,診断技術,新たな薬剤などあらゆる分野において,糖尿病の研究や治療が日々進歩している様子を本特集から実感していただければ幸いである.
はじめての内科病棟 ただいま回診中!
医師になって初めての経験となる初期研修における内科病棟のローテーションは誰にとっても不安なもの.そのなかでもとくに重要な病棟回診における基本中のキホンをコモンな疾患(病態)の対処法と合わせて紹介.どの診療科でも必要となるさまざまなノウハウをわかりやすく解説する.また,研修医を指導する立場の医師に向けた章も設け,“内科病棟回診”に携わるすべての医師に役立つ全科共通の必読書!
「心臓弁膜症」と言われたら読む本
~心エコー検査とハートチームを知っていますか?~
若々しさと健康が自慢の山田タカ子.まもなく傘寿を迎える彼女が,近所に開院した柘植のクリニックで「大動脈弁狭窄症」と診断を受けます.体調異変から検査・診断,そして手術成功までの6ヵ月間のストーリーを軸に,心臓弁膜症のすべて,心エコー検査・ハートチーム(診療チーム)の大切さを分かりやすく解説します.潜在患者数300万人.高齢化に伴いパンデミックが予想される心臓弁膜症.すべての患者さん必読の1冊です!
時間軸で捉える血算~線で考える~
時間軸の一点での検査値を見たときに,その後の変動の「圧」を感じる医師がいるという.本書はそのような感覚の獲得を目指したものである.診断のなかに時間の次元を組み入れ,疾患の変化に伴う血算の動きを線で捉えることでレベルの高い診療が可能となるだろう.『血算が診断のキーになる疾患』『疾患の病期と進行速度による血算の解釈』『血算と症状・身体所見が乖離する疾患』それぞれの視点からの思考をぜひご覧ください.
臨床画像 Vol.37 No.2
2021年2月号
【特集】特集1:地力が伸ばせる腹部画像診断:婦人科・腎・泌尿器/特集2:呼吸器疾患の別の顔
【特集】特集1:地力が伸ばせる腹部画像診断:婦人科・腎・泌尿器/特集2:呼吸器疾患の別の顔
臨牀消化器内科 Vol.36 No.2
2021年2月号
IBD 診療のdecision making-専門医の選択
IBD 診療のdecision making-専門医の選択
本号では,①潰瘍性大腸炎難治例の第一選択,②クローン病初期治療,③IBDの活動性モニタリング,④クローン病小腸画像検査,の四つのテーマについて,いくつか考えられる選択肢のなかからなぜそれを選択するのか? について,その選択肢の長所,短所なども踏まえつつ専門家に書いていただくようお願いした.(巻頭言より抜粋)
PMS(月経前症候群) 正しい知識をもつために
PMS(月経前症候群)/ PMDD(月経前不快気分障害)の根本的な原因を理解するための必須知識を,若年層を診療する産婦人科医に向けて解説。難解な内分泌・ホルモンなどの用語には図解や用語解説を巻頭につけ,わかりやすく読み物として理解できる。
第一人者により,婦人科医ならではの視点にて書かれた一歩進んだ“産婦人科読本”。
救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイド
急性期の終末期看護では、突然終末期におちいった患者が意思決定をしなければならない難しさや、短時間で患者や家族との信頼関係を築く必要があることなど、特有の悩みと困難さをともなう。患者・家族のQOL(Quality of Life)とQOD(Quality of Death)を向上させ、よりよい終末期看護を実践するために、看護師が実践する終末期看護の概念を多角的側面で整理し、臨床現場で活用できる具体的なケアを提案する。
医学のあゆみ267巻6号
生体リズムを基盤とした時間医薬科学の展開
生体リズムを基盤とした時間医薬科学の展開
企画:土居雅夫(京都大学大学院薬学研究科医薬創成情報科学講座システムバイオロジー分野)
・生体リズムの研究は,生体機能の周期的変動を扱う基礎と応用の学際的領域として発展してきた.体内時計を構成する物質が同定され,その機能破綻による疾病が明るみになるにつれ,医薬への応用が注目されている.
・創薬の展望としては,生体リズムの異常が影響を与える睡眠覚醒障害や体温調節障害のほか,体内時計が制御する被時計制御遺伝子群や,時刻を調節するインプット系シグナルを標的とした治療薬の開発が期待される.
・生体リズムの研究分野は時間情報を扱う学際的な領域であり,生理学のみならず,神経科学,創薬・臨床応用科学などの広範な分野を巻き込んで発展している.本特集では,体内時計を基盤とした最新の研究を紹介する.
医学のあゆみ267巻5号
第1土曜特集
臨床薬理学UPDATE
臨床薬理学UPDATE
渡邉裕司(浜松医科大学医学部臨床薬理学講座・臨床薬理内科,国立国際医療研究センター臨床研究センター長)
・臨床薬理学は日本では比較的新しい学問領域であるが,薬理学の知識に基づき,薬物治療の有効性と安全性を最大限に高め,個々の患者に最新・最良の治療を提供することをめざしている.
・これを実現するために,①臨床試験を実践しあらたな医薬品や医療技術を開発していくこと,②薬物動態や薬力学,遺伝的背景などの情報に基づき,個別化治療の水準を向上させることを大きな2つの柱としている.
・薬物治療の基本が理解されなければ十分な治療効果を得られないばかりか,有害作用さえ招く.本特集では,臨床薬理学・薬物動態学の基本から,臨床研究のデザイン・研究倫理まで最新のトピックを概説いただく.
医学のあゆみ267巻4号
AIは画像診断を変えるか?
AIは画像診断を変えるか?
企画:武田 裕(大阪大学名誉教授,滋慶医療科学大学院大学学長)
・画像診断では専門的な知識を持った医師が,撮影された画像をもとに特徴的な所見(特徴量)を抽出して記述し,その組合せによって,これまでの経験をもとに,画像を知的に処理して診断(病名)を導き出している.
・一般的には医師が画像診断において一人前になるには10年程度がかかるとされているが,現在の人工知能(AI)では,これをすべて自動化することで短期間での知識学習,画像診断が可能となってきている.
・本特集では,AIを用いた画像診断研究の実例を示しながら,実臨床への技術活用の可能性を探り,また,医療,とくに個別化医療に貢献できるビッグデータ利活用の課題も含め専門の先生方に概説いただく.
医学のあゆみ267巻7号
DDS(ドラッグデリバリーシステム)UPDATE
DDS(ドラッグデリバリーシステム)UPDATE
企画:松村保広(国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野)
・副作用を起こさずがん治療を行うためには,いかにがん細胞やがん組織へ無駄なく薬剤を分布するかが重要となり,この目標の達成のためにドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が必要となる.
・しかし,EPR効果で集積したDDSは間質に到達を妨げられてしまい,がん組織内で一様に分布しないことがわかっている.これを解決するために,がん間質ターゲティング(CAST)療法が注目を集めている.
・本特集では,がん,循環器疾患,感染症,成人病や遺伝子病などの各論のほか,DDS製剤の副作用や効果,医療経済におけるDDSの果たす役割についても,それぞれの専門の立場から論じていただく.
医学のあゆみ267巻9号
第1土曜特集
自己炎症性疾患――病態解明から診療体制の確立まで
自己炎症性疾患――病態解明から診療体制の確立まで
企画:西小森隆太(京都大学大学院医学研究科発達小児科学)
・自己炎症性疾患は炎症を主病態とする一連の疾患群である.当初,家族性地中海熱,高IgD症候群など少数の遺伝性疾患を対象にしたが,遺伝子解析技術の向上により,現在約30疾患にまで増加した.
・自己炎症性疾患の疫学調査・患者登録,診断体制の整備,診療ガイドライン作成,新規遺伝子の発見,iPS細胞・動物モデルを用いた研究により,病態解明,診療体制においてめざましい進歩がみられる.
・一方,標準的な治療法がいまだ樹立されていない疾患が存在し,これらの病態解明やそれに基づく創薬が期待されている.以上の背景をもとに,現在当分野でご活躍中の先生方に概説いただく.
医学のあゆみ267巻3号
性感染症UPDATE
性感染症UPDATE
企画:清田 浩(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター泌尿器科)
・感染症は日々変貌しつつあり,性感染症(STI)もその例外ではない.淋菌感染症や性器クラミジア感染症は2003年頃より減少傾向にあるが,その一方で梅毒は急速に増加している.
・STIの原因微生物のうち,淋菌とマイコプラズマジェニタリウムの薬剤耐性化は近い将来の脅威となるであろう.また非淋菌性尿道炎の原因微生物には,従来知られていないようなものまで判明しつつある.
・本特集ではさらに,ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の動向や,子宮頸癌ワクチンの普及が停滞している現状,性感染症情報をいかに広く正確に伝達すべきか,といった多くの課題も取り上げる.
医学のあゆみ267巻2号
最近の糖尿病の臨床研究――結果の解釈とこれから進むべき道
最近の糖尿病の臨床研究――結果の解釈とこれから進むべき道
企画:植木浩二郎(国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター)
・糖尿病の新薬に関する大規模臨床試験において,心血管イベントを抑制するという報告がなされるようになってきた.しかし,これらの結果がわが国の診療現場にそのまま外挿できるのかは議論の余地がある.
・より臨床現場の実態に即したエビデンスを得るためには大規模レジストリーが必要であり,糖尿病においては,日本糖尿病学会と国立国際医療研究センターの共同事業としてJ-DREAMSが開始されている.
・本特集では,最近の大規模臨床研究をどのように解釈し日常臨床に活かすべきか,またガイドラインに取り入れるべきか,今後の臨床研究はどのようにあるべきかを,各分野で第一人者の先生方に解説いただく.
医学のあゆみ267巻11・12号
リピート病の病態機構UPDATE――RNA毒性とRAN翻訳
リピート病の病態機構UPDATE――RNA毒性とRAN翻訳
企画:河原行郎(大阪大学大学院医学系研究科神経遺伝子学)
・特定の塩基配列の繰返しの異常伸長により引き起こされる疾患群を,総称してリピート病とよぶ.1991年に球脊髄性筋萎縮症でCAGリピートの異常伸長が同定されて以来,リピート病は30種類程度まで増加した.
・RNA毒性は,リピートが翻訳領域にあっても発揮しうることから,リピート病に共通した病態機構となりうる.一方,RAN翻訳機構が発見され,これがさまざまなリピートで生じていることが報告されている.
・本特集では,RNA毒性とRAN翻訳の両面から,さまざまなリピート病の病態機構について最新の知見を踏まえて執筆いただく.また,病態の理解や技術の進歩により見えてきた治療戦略の展望も紹介する.
