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医学のあゆみ273巻9号

第5土曜特集

ゲノム編集の未来

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/05

ゲノム編集の未来
企画:山本 卓(広島大学大学院統合生命科学研究科,同ゲノム編集イノベーションセンター)

・ゲノム編集は,細胞内で標的の遺伝子を狙って改変する技術である.CRISPR-Cas9を使った方法が報告されて以来,その簡便性と効率性によって基礎研究から応用分野までさまざまな分野での利用が広がった.
・医学分野でのCRISPR-Cas9のインパクトはさらに大きく,遺伝性疾患の発症機構の研究や治療法の研究のため,モデル細胞・動物をゲノム編集によって作製することが可能となっている.
・本特集では,国内トップランナーのゲノム編集研究者に,ゲノム編集の基礎と医学分野の最新のゲノム編集技術について執筆いただく.

医学のあゆみ273巻8号

新しい臨床関連研究法の下での臨床研究の現況と課題

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/05

新しい臨床関連研究法の下での臨床研究の現況と課題
企画:笹野公伸(東北大学大学院医学系研究科医科学専攻病理病態学講座病理診断学)

・すべての臨床研究に関し,その手続の規制や手続自体の透明性を確保することで国民の臨床研究に対しての信頼確保をはかり,わが国における臨床研究を推進する目的で,2018年4月1日に,いわゆる臨床研究法が施行された.
・この施行後2年が経過したが,運用面での課題が少なからず提起されてきており,現場では混乱もみられている.
・本特集では,臨床研究法の仕組みや成立までの経緯,懸念されている課題などの総論的内容に加えて,それぞれの異なる立場からの議論していく.

医学のあゆみ273巻7号

未診断疾患イニシアチブ(IRUD)の成果

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/05

未診断疾患イニシアチブ(IRUD)の成果
企画:水澤英洋(国立精神・神経医療研究センター理事長・総長)

・未診断疾患を対象に,2015年からAMEDの基幹事業として開始されたのが未診断疾患イニシアチブ(IRUD)である.すでにわが国の難病診療とゲノム診療の体制のなかで重要な位置を占め,大きな貢献をしているといえる.
・一方,病的変異としてまだ確定せず,候補遺伝子の段階でも線虫やハエなどの小型モデル動物を活用して機能解析を行うことにより病態解明,治療法開発をめざす研究(J-MRDD)もはじまり,多くの成果が上がりつつある.
・本特集では,IRUDおよび関連するIRUD Beyondについて,それぞれ実際にご担当していただいている方々にご執筆いただく.本特集が未診断症例・疾患の解消と難病・ゲノム診療の発展に少しでもお役に立てば幸甚である.

医学のあゆみ273巻6号

Onco-Cardiologyの最前線

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/05

Onco-Cardiologyの最前線
企画:佐瀬 一洋(順天堂大学大学院医学研究科臨床薬理学)

・がん医療の進歩に伴い,サバイバーの数が急増しつつある.そのなかで,心血管疾患は長期予後における主要な競合リスクであり,ハイリスクがん治療に伴う心血管疾患への対応が世界的な課題となっている.
・腫瘍循環器学(Onco-Cardiology/Cardio-Oncology)は,がん治療関連心血管疾患(CTRCD)の予防,診断,治療に関する学際領域の職種間連携である.
・本特集では,Onco-Cardiologyの最前線で活躍されているエキスパートの先生方に,教育・診療・研究の現状および今後の方向性についてご執筆をお願いする.

医学のあゆみ273巻5号

第1土曜特集

治療標的としてのがん幹細胞

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/05

治療標的としてのがん幹細胞
企画:伊藤貴浩(京都大学 ウイルス・再生医科学研究所がん・幹細胞シグナル分野)

・Dickらにより実験的にがん幹細胞の存在が証明されてから四半世紀が経過した.この間,多くの技術的進歩に伴ってがん幹細胞の性質やその作動原理が解明された.
・当初の骨髄性白血病での証明に続いて乳がんや脳腫瘍など,他のがん種にも幹細胞が存在することが示され,さらには遠隔転移や治療抵抗性における機能的重要性も明らかになった.
・本特集では,これまでのがん幹細胞研究を振り返ってその進歩を総括するとともに,次の四半世紀のがん研究の方向性を議論する基礎となるよう,多様な研究背景を持つ先生方に執筆いただく.

医学のあゆみ273巻4号

ヒトの分子進化からみた疾患の理解

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/04

ヒトの分子進化からみた疾患の理解
藤本明洋(東京大学大学院医学系研究科国際生物医科学講座人類遺伝学)

・ヒトゲノムの多様性は疾患の原因やリスクともなり,疾患の発症機序解明や治療法開発,リスク予測のために大規模研究が行われてきた.
・ありふれた疾患やメンデル遺伝病解析のための大規模シークエンス研究が世界中で行われている.また,がん研究や治療においても,ゲノム情報は必須になりつつある.
・ゲノムデータの解析研究のための基盤のひとつとして分子進化学,集団遺伝学は重要であると考えられる.本特集がゲノム解析を行う研究者の一助になると幸いである.

医学のあゆみ273巻3号

消化器疾患に対する内視鏡治療の最前線――機能性疾患から悪性腫瘍まで

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/04

消化器疾患に対する内視鏡治療の最前線――機能性疾患から悪性腫瘍まで
企画:矢作直久(慶應義塾大学医学部腫瘍センター)

・内視鏡は管腔内を観察してより正確に診断をつけるための機器であり,最初は組織をサンプリングする程度のことしか考えられなかったが,スネアが開発され高周波発生装置と組み合わせることで腫瘍の切除が可能となった.
・スネアしかなかった1990年代までは,切除できるサイズや部位が限られていたが,さまざまな処置具や新たな手技の開発により,現在では狙った範囲をほぼ確実に切除可能な,信頼性の高い治療法へと変貌を遂げている.
・従来は大きな侵襲を伴う外科手術しか選択肢がなかったものも,現在では内視鏡治療の普及により低侵襲治療へと大きくシフトしてきている.

医学のあゆみ273巻2号

糖尿病とスティグマ――Cure,CareからSalvation(救済)へ

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/04

糖尿病とスティグマ――Cure,CareからSalvation(救済)へ
企画:清野 裕(公益社団法人日本糖尿病協会理事長,関西電力病院総長)

・“スティグマ(stigma)”とは一般に“恥・不信用のしるし,不名誉な烙印”を意味し,ある特定の属性に所属する人に対して否定的な価値を付与することである.
・現在,糖尿病をめぐる医療環境は飛躍的に進歩しており,糖尿病があっても社会で活躍できる時代となっているが,おそらく社会のイメージは以前のままで固定されており,現在も糖尿病患者に不利益をもたらしている.
・糖尿病のスティグマのない社会をめざして,糖尿病医療に携わる医療従事者は,通常診療のみならず,患者の現状を認識し,患者に寄り添った立場から広く社会に訴えかけ,患者の権利を擁護する必要がある.

医学のあゆみ273巻13号

肝細胞癌治療のパラダイムシフト――分子標的薬,免疫チェックポイント阻害薬の登場を受けて

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/06

肝細胞癌治療のパラダイムシフト――分子標的薬,免疫チェックポイント阻害薬の登場を受けて
企画:工藤正俊(近畿大学医学部消化器内科)

・日本の肝細胞癌治療成績は,国単位では世界で最も優れている.サーベイランスは整備されており,また切除,局所治療,肝動脈化学塞栓療法(TACE)などの治療成績向上への取り組みが積極的に行われてきた.
・世界に先がけて日本で“TACE不応の概念”が提唱されたことは画期的である.TACE不応時点で分子標的薬に切り替えるほうが生存延長効果が得られることが明確に示され,ほぼグローバルコンセンサスとなっている.
・現在,肝細胞癌のすべてのステージで免疫チェックポイント阻害薬の臨床試験が進行中である.これらがもし成功すると本当の意味でのパラダイムチェンジが起こり,日本の肝癌治療の成績はさらに向上するであろう.

医学のあゆみ273巻12号

レトロトランスポゾンと内在性ウイルス――機能と疾患

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/06

レトロトランスポゾンと内在性ウイルス――機能と疾患
企画:朝長啓造(京都大学ウイルス・再生医科学研究所ウイルス感染研究部門RNAウイルス分野,同附属感染症モデル研究センター)

・ヒトのゲノムの約半分は,“動く遺伝子”あるいは“転移因子”とよばれるトランスポゾンで構成されている.
・ゲノムの大半を占めるレトロトランスポゾンと内在性レトロウイルスはその多くが機能を持たないと考えられてきたが,個体発生から疾患発症まで,さまざまな生命現象に関与していることが明らかとなってきている.
・本特集により,医学・生命科学領域におけるレトロトランスポゾンと内在性ウイルス研究の重要性がより深まることを期待する.

医学のあゆみ273巻11号

アブレーション(ラジオ波,マイクロ波,凍結療法など)の実績と今後の展開

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/06

アブレーション(ラジオ波,マイクロ波,凍結療法など)の実績と今後の展開
企画:椎名秀一朗(順天堂大学大学院医学研究科消化器画像診断・治療学)

・『医学のあゆみ』231巻3号で“ラジオ波焼灼療法(RFA)――低侵襲治療の現状と今後の展開”の特集が掲載されてから10年がすぎた.この間,アブレーションは躍進し確固たる地位を占めるようになった.
・近年,RFAでは複数病変の症例でも過不足なく焼灼可能な可変式電極が導入され,国産機器も市販された.また,高出力でアンテナ冷却機能が付き,短時間で大きな範囲を焼灼できる新世代マイクロ波焼灼術も注目される.
・肝癌の治療でも分子標的薬が広く使われるようになった.低侵襲にもかかわらず局所根治性が高いアブレーションは薬物療法との併用でも大きな役割を果たすと予想される.

医学のあゆみ273巻10号

第1土曜特集

マクロファージの功罪――疾患病態誘導と制御におけるマクロファージの役割

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/06

マクロファージの功罪――疾患病態誘導と制御におけるマクロファージの役割
企画:樗木俊聡(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体防御学分野)

・マクロファージの機能は多彩であり,免疫学の範疇に収まらない.その多彩な機能のゆえんを考えるとき,マクロファージの発生・分化は不可避である.
・本特集では,各組織マクロファージの第一線の基礎・臨床研究者を迎え,感染症,がん,慢性炎症を含むさまざまな病的・疾患環境で,マクロファージがいかに生体防御や病態形成に関わるか,最新情報を解説いただく.
・マクロファージと組織環境との相互作用の詳細を解明することによって,新たな分子標的が見出され,予防や治療に応用される未来に期待したい.

医学のあゆみ273巻1号

第1土曜特集

神経変性疾患の治療開発の現状――新たな戦略構築の基盤をめざして

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/04

神経変性疾患の治療開発の現状――新たな戦略構築の基盤をめざして
企画:貫名信行(同志社大学大学院脳科学研究科)

・神経変性疾患は神経難病ともいわれるように,その治療は困難と思われてきた.神経変性の過程で異常タンパク質の蓄積が認められること,病因遺伝子,疾患関連遺伝子が存在することなどは明らかになりつつある.
・本特集は,2013年の特集“神経変性疾患―研究と診療の進歩”から7年間の進歩をみるものでもある.主要な神経変性疾患に対してすでにさまざまな治験が行われていることがわかる.
・研究開発の背景となる技術や類似の分子メカニズムによるアミロイドーシスの治療開発,筋ジストロフィーの治療開発に必要なレジストリーの確立など,神経変性治療開発の参考となるものについても執筆していただく.

医学のあゆみ272巻9号

第5土曜特集

オートファジー――分子機構・生物学的意義・疾患との関わり

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

オートファジー――分子機構・生物学的意義・疾患との関わり
企画:水島 昇(東京大学大学院医学系研究科分子細胞生物学専攻分子生物学分野)

・オートファジーとは,細胞質成分をリソソームで分解する細胞機能と一般に定義される.なかでもマクロオートファジーとよばれる,オートファゴソームを利用した経路が最もよく知られており,研究されてきた.
・また,マクロオートファジーだけではなくミクロオートファジー,膜透過型オートファジー,クリノファジーに代表されるその他のオートファジーについてもさまざまなエビデンスが得られてきた.
・本特集は,ここ数年の最新トピックスを中心にしつつも,オートファジー研究分野の基礎から臨床までを俯瞰できるように構成した.分野内だけではなく,分野外の研究者にとっても有用なものとなれば幸いである.

医学のあゆみ272巻8号

手術後の認知機能低下──そこに立ち向かう

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

手術後の認知機能低下──そこに立ち向かう
企画:松本美志也(山口大学医学部麻酔・蘇生学)

・高齢者の手術の際には,術前から自覚症状のない何らかの病態が進行することで認知機能の予備力が低下し,そこに入院による環境の変化,麻酔,手術侵襲が加わることで術後の認知機能が低下すると考えられる.
・術後の認知機能の低下は患者のQOLを低下させるだけではなく,合併症の増加や予後に影響を与える可能性があるため,それを防ぐ取り組みが重要となる.
・本特集では,現状をよく理解してどのような方策を立てるべきかを執筆いただく.いたずらに術後認知機能低下を恐れることなく,高齢者自身と医療従事者とが力を合わせて認知機能低下に立ち向かえる一助としたい.

医学のあゆみ272巻7号

ACLF(acute-on-chronic liver failure)

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

ACLF(acute-on-chronic liver failure)
企画:持田 智(埼玉医科大学消化器内科・肝臓内科)

・肝硬変患者は,飲酒,感染症,消化管出血などを契機に,肝予備能が短期間に低下する場合がある.この病態をacute-on-chronic liver failure(ACLF)とよんでいる.
・厚生労働省“難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究”班の劇症肝炎分科会は,“わが国のACLFの診断基準”を2018年に発表し,同年度からこれに準拠した症例の全国調査を実施している.
・わが国におけるACLFの研究は開始直後であり,解決しなくてはならない事項は山積している.本特集ではACLFに関する研究の現況を整理し,今後の方向性を展望することをめざす.

医学のあゆみ272巻6号

ALS(筋萎縮性側索硬化症)治療の最前線

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

ALS(筋萎縮性側索硬化症)治療の最前線
企画:井上治久(京都大学iPS細胞研究所増殖分化機構研究部門幹細胞医学分野,理化学研究所バイオリソース研究センター/革新知能統合研究センター)

・運動神経細胞の変性に基づき,進行性の筋力低下・筋萎縮によって,全身の運動機能を消失する筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は,1869年にはじめて報告された.
・その後,現在に至るまで依然としてALS根本的治療法がなく,その治療法を見出すことは医学の最上の命題のひとつともいわれている.
・本特集では,ビッグデータ解析からの新知見,新たな早期診断法開発,遺伝子を標的とする治療モダリティ,ロボットスーツ技術,よりヒトに近い新たなALSモデル,iPS細胞技術などについてを述べる.

医学のあゆみ272巻5号

第1土曜特集

気分障害UPDATE──難治性うつ病に対しあきらめず取り組む

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

気分障害UPDATE──難治性うつ病に対しあきらめず取り組む
企画:渡邊衡一郎(杏林大学医学部精神神経科学教室)

・世界保健機関(WHO)によると,うつ病は2023年にはすべての疾患における“障害調整生命年(DALYs)”の1位になると予測されている.うつ病が与える経済的損失は,今後ますます大きくなるであろう.
・米国の大規模研究STAR*Dにおいて,全例にSSRIを投与し,非寛解例などには変薬や増強・併用,さらには認知療法までも付加して1年以上経過しても,約1/3は寛解しないことが示されている.
・本特集では,この“難治性うつ”の診断をどう再考するか,さまざまな併存症についての検討のほか,アドヒアランスへの配慮や望ましい薬物療法上の工夫,精神療法の効果,神経刺激療法などについて取り上げる.

医学のあゆみ272巻4号

エクソソームと疾患医学

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/01

エクソソームと疾患医学
企画:下村伊一郎(大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学)

・近年,エクソソームが注目されている.細胞膜蛋白からエンドソームを介して細胞内多胞体(MVB)で生成される内因性微粒子で細胞外に排出される.さまざまな臓器保護効果を有することがわかってきている.
・エクソソームはさまざまな機序で多くの生命現象に関わり,また種々の疾患の病因・病態として関わることが明らかにされつつある.その詳細を突き詰めていくことは,疾患医学・医療への新たな扉を開く可能性を有する.
・本特集では,現在のエクソソーム研究を,最先端で牽引される先生方に,それぞれのお立場で,現状,考え方,展望を述べていただく.

医学のあゆみ272巻3号

たこつぼ症候群のすべて

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/01

たこつぼ症候群のすべて
企画:明石嘉浩(聖マリアンナ医科大学循環器内科)

・たこつぼ症候群は,1990年代に日本から世界へ向けて発信された疾患概念であり,今ではこの名前を用いて全世界の研究者が論文を執筆するに至る.
・2004年以降,諸外国より診断基準が発表されるようになり,大がかりなポジションステートメントが2018年にヨーロッパ心臓病学会から報告されたが,診療ガイドラインはいまだにない.
・たこつぼ症候群における分子メカニズムやカテコールアミン動態は,発症機序にせまることができる可能性を秘めている.近年注目される脳心連関ついても,この症候群を理解するには必要な概念である.

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