急性期実習に使える!
周術期看護ぜんぶガイド
●周術期を5つの経過にわけて、患者さんの状態、観察項目、必要な看護の知識、看護技術についてくわしく解説。
状態がめまぐるしく変わる周術期を経過ごとにわかりやすくまとめました。
●術後の患者さんに装着されている機器・ルート別の観察・ケアのポイントを解説
●患者さんによくみられる基礎疾患別の観察・ケアのポイントを解説
●実習で受け持つことの多い手術について、疾患別に注意したい合併症や看護のポイントを解説
≪オペナーシング別冊≫
とことん詳しい整形外科の器械出し
【超絶頼れる整形外科の器械出しマニュアル!】先輩ナースはなにを“見て”“聴いて”、器械出しをしているのかを公開した超保存版。術中動画&器械の渡し方の動画付き&あるあるシーンをマンガで紹介。手術の概要や解剖、術後の注意点、術中飛び交う用語など、あなたの知りたいことすべてがこの1冊に。
服薬指導のツボ 虎の巻 第3版
薬局でよく遭遇するメジャーな27疾患をカバー。
第3版では不整脈、心房細動、心不全の3疾患を追加して、循環器疾患について服薬指導の力が付きます。
Step1「禁忌疾患の確認」⇒Step2「併用薬・飲食物・嗜好品の確認」⇒Step3「病識・薬識を持たせる」⇒Step4「注意事項(副作用など)を説明」を順に解説しています。
さらに患者に分かりやすい表現を使った「説明例」を数多く提示し、明日からすぐに役立つ“言い回し”が満載です。
「日経ドラッグインフォメーション Premium」の好評連載「達人に学ぶ 服薬指導のツボ」(2006年4月~2009年2月連載)を再編集し、第3版は循環器疾患を書き下ろして、内容を増強。Step2「相互作用」は最新の知見をアップデートしました。服薬指導にすぐに活用いただける薬剤師必携の一冊です。
●患者にそのまま見せて服薬指導ができる【フルカラーイラスト集】付き!!
【薬局でよく遭遇するメジャーな27疾患をピックアップ】
(★はこの第3版で新たに掲載された疾患です。)
かぜ症候群/インフルエンザ/副鼻腔炎/帯状疱疹/水虫/花粉症/成人気管支喘息/脂質異常症/高血圧/2型糖尿病/虚血性心疾患/不整脈★/心房細動★/心不全★/高尿酸血症・痛風/メニエール病/骨粗鬆症/甲状腺機能異常症/前立腺肥大症/過活動膀胱/消化性潰瘍/便秘/緑内障/睡眠障害/認知症/パーキンソン病/うつ病
≪オペナーシング2023年春季増刊≫
術中・術後合併症 実践マスター
【実践につながる知識がつまった“お守り本”】オペナースが押さえておくべき術中・術後合併症について「原因・発生のしくみ」「麻酔科医・オペナースの動き」「発生しやすい条件&理由」「よくある・イレギュラー症例」を解説。基本知識・実践力が身につき、術前の情報収集も得意になる、イラスト満載の“お守り本”!
遺伝カウンセリング標準テキスト
日本遺伝カウンセリング学会,日本人類遺伝学会の共同運営による認定遺伝カウンセラー制度委員会監修のもと,本邦の医療や社会の現状に即した遺伝カウンセリングを学ぶための明確な里程を示す標準テキスト.改訂「認定遺伝カウンセラー到達目標」に準拠し,基礎理論の理解から診療現場での実践まで系統的に解説.認定遺伝カウンセラーをはじめとする遺伝医療・ゲノム医療の専門職を目指すすべての医療者必携の1冊!
レジデントノート Vol.23 No.16
2022年2月号
【特集】医学論文 これなら探せる!読める!
【特集】医学論文 これなら探せる!読める! 研修医の“論文を読まなくてはならない場面”をばっちりサポート!読むべき論文の探し方や検索ツールの使い方に始まり,ざっくり要点を掴む読み方・がっつり批判的吟味する読み方を丁寧に解説.これで論文が読める!
イラストでよくわかる! 秘伝の手術手技83
伝統ある「手術手技研究会」が本気になった! 開腹・鏡視下・消化管・実質臓器,どんな外科手術でも役に立つ、基本手技の「秘伝のコツ」を83本伝授! といっても堅苦しい手術書ではございません。会話調の説明文とわかりやすいイラストでレクチャーするので,基本スキルを楽しみながら身につけられます。各チャプターの合間に登場する本書の主役、レジデント大村くんの悪戦苦闘マンガを読んだらもうあなたは本書の虜! 外科って激アツ…。
消化管吻合法バイブル [Web動画付]
器械吻合が広く普及する一方、技術さえ習得すれば手縫い吻合のほうが安全で柔軟性に富んでおり、信頼性が高いケースも少なくない。また腹腔鏡、胸腔鏡手術の普及により、熟練した施設では器械吻合をどのように行っているか関心が高まっている。本書では、開腹下での手縫いの吻合、開腹下での器械吻合、内視鏡下での器械吻合を網羅。エキスパートの消化器外科医がどのような吻合を行っているかを動画とともに明らかにする。
医療情報技師能力検定試験 過去問題・解説集2023
保健医療福祉分野の専門職や,医療情報システムの企画・運営管理職をめざす人のための医療情報技師能力検定試験対策の必携書.医療情報技師能力検定試験の2017~2019年度,2021~2022年度の5年分の試験問題(約800問)と,そのすべての解答・解説を収載した.学習効率の高い試験対策本というだけでなく,参考書としても最適な一冊.
ECMO実践ハンドブック
世界標準の成人ECMO管理
世界的なエキスパートたちが,現在のECMO管理のスタンダードをわかりやすく解説!回路の構成や患者の選定,カニューレの挿入・抜去など,臨床で必要な事項がコンパクトにまとめられた,現場で頼りになる実践書!
科研費 採択される3要素 第2版
アイデア・業績・見栄え
驚異の採択件数を誇る教室のトップである著者が贈る、渾身の書の改訂第2版。初版で好評を博した本書の構成は基本的に踏襲しつつ、平成30年度助成(平成29年9月より申請)分より大幅に変更となる科研費の新制度にしっかり対応した内容となっている。特に第2章「科研費の制度を知る」は最新の応募様式に沿った内容に大幅刷新。審査委員の心をグッとつかむコツが随所に散りばめられた待望の第2版、ここに堂々の刊行。
ケアする人も楽になる
マインドフルネス&スキーマ療法 BOOK2
マインドフルネスで「感じる力」を戻し、スキーマ療法で「生きづらさ」を乗り越える。認知行動療法を超えて効果がある2つのアプローチ——「マインドフルネス」と「スキーマ療法」をカウンセリング体験できます。BOOK1 はマインドフルネスが中心、BOOK2はスキーマ療法が中心。読み進めていけば、これらの技法が自然に理解できます。トラウマなどにより「感じる心」を閉ざしてしまった人、ネガティブな思考によって日常のささいな出来事でも極端に揺れてしまう人、そして日々感情を揺さぶられる援助専門職のあなたへ。
ひと晩待てない外科系当直疾患
外傷や内因性の致死的疾患,また迅速な処置をしなければ重大な後遺障害をきたすようなものを「ひと晩待てない救急疾患」として取り上げ,それらについての適切な初療・専門医へのコンサルト・ディスポジション(帰宅,経過観察,入院,転送の判断)を施すためのポイントを,救急医・専門科医の両者の視点から解説。また,各疾患において教訓的な症例(予後不良となったBad story)も紹介しており,転ばぬ先の杖として活用可能。
当直に臨むにあたっての準備に,また当直時のクイックリファレンスとして活用できる必読書。
改訂 ERの哲人 第2版
医学部では教えない救外の知恵
「救急医療の現場で適切かつ迅速に救命処置を行うには、患者ケアの標準化が必要である」との初版編集者の山中克郎先生(現・諏訪中央病院)の思いから出版となった「ERの哲人」は、初版からすでに十年余を数えます。その間、更新が必要な情報(ガイドラインなど)、加えるべき新しい処置法・検査手法も数多くなり、改訂することとなりました。
初版では、救急現場で必要となる「薬剤」に関するパートを収載しておりましたが、第2版ではこれらを省き、診療に特化しました。にもかかわらず、総ページ数は増えました。コンパクトで、臨床現場に持ち歩ける手軽さを維持しつつも、より充実した内容となっています。
考究 循環器診療の奥深さを学ぶ黒のカルテ
【実際に患者をみているような臨場感で学べる】
一筋縄でいかない症例、落とし穴にはまった症例、 悩ましい症例等BACCHUS研究会の実際の討論を紙面に再現。 「王道」と「考究」は互いに参照・補完する構成で本書は特に 循環器専門医を目指す後期研修医、総合診療医、救急・集中治療専門医にうってつけ。
子宮頸癌取扱い規約 病理編 第5版
WHO組織分類(2020年)に基づき病理学的な取扱いを一新。扁平上皮癌、腺癌およびそれらの前駆病変の分類が再編され、HPV関連か、HPV非依存性かによって区分されることになった。また、子宮頸部腺癌の浸潤様式を評価するためのSilvaシステムが新たに掲載されたほか、巻末には精選された106枚の組織図譜や、付録として免疫組織化学に用いる抗体/マーカーの一覧表、外陰腫瘍・腟腫瘍の進行期分類と組織分類が収載されている。
BRAIN and NERVE Vol.75 No.5
2023年 05月号(増大号)
特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック 脳・神経を基礎と臨床から追究する、MEDLINE 収載雑誌。『脳と神経』 『神経研究の進歩』 の統合誌として2007年に発刊。時宜をとらえたテーマを深く掘り下げる「特集」、新しい動向をキャッチアップする「総説」を中心に日々更新される神経学、神経科学の知見をわかりやすく紹介する。投稿論文も英語、日本語の両方で募集中。掲載論文はPubMedで検索が可能。 (ISSN 1881-6096)
月刊、増大号1冊を含む年12冊
フルカラーCGで学ぶ
X線撮影のポジショニングとテクニック
本書は,フルカラーCGによるポジショニング解説をメインとした,X線撮影のテキストである。診断に適した画像を得るためには,(1) 正しいポジショニング,(2) 意図どおりの画像になっているか判断するための正常像と解剖の理解,(3) 異常像の読影力の3つが必須である。本書はこの(1) 〜(3) を連動して理解できるように,体の部位ごとの代表的な撮影法について,ポジショニングをわかりやすいカラーCGで解説するとともに,正常画像や典型的な異常画像も適宜並べて掲載している。
「なぜその体位を取らせる(取らせない)べきなのか」「この体位が取れない場合の代替法は?」「どんなことを想定して撮影する必要があるのか」までを学べる1冊である。
緩和ケア Vol.33 増刊
2023年6月増刊
【特集】まだできる! 難治性疼痛の緩和ケア
【特集】まだできる! 難治性疼痛の緩和ケア
いまや全国どの地域においても,がん疼痛に対してオピオイドを中心とした鎮痛薬やガバペンチン誘導体を中心とした鎮痛補助薬を投与することは普通に行われている。しかし,それだけではがん疼痛のすべてを緩和することはできない。いまよりも鎮痛の改善を目的とするならば,何か難治性疼痛向けの技術なり,アセスメントなり,スキルが必要ということになる。本増刊号では,「緩和ケア」誌ならではの,「普通の(まず行う,簡便な)方法では緩和できない」難治性疼痛への対応をまとめてみた。「がん疼痛がいまいちすっきりしない時」に頼りになる1冊となれば幸いある。
誤嚥性肺炎 50の疑問に答えます
誤嚥性肺炎の診療は奥深く、ただ漫然と抗菌薬治療を行うことは決してベストとはいえません。誤嚥性肺炎をどう診断するか、どうすれば緩和できるのか、誤嚥性肺炎の入院患者さんや退院を迎える患者さんへはどう接するのがよいか、終末期で医療従事者ができることは何かなど、それぞれのステージによってすべきこと、してはいけないこと、工夫できることがたくさんあります。いつも主治医だけで判断するのではなく、患者さんや患者さんのご家族の思いも重要です。そして、他職種との連携も必須です。長年誤嚥性肺炎の患者さんを診療してきた著者らが、日々実際の現場でどのようなことを考え、どう対応しているかなどを丁寧に解説しました。
推薦のことば
もともと緩和ケアを目指していた呼吸器内科医である吉松医師と山入医師の雄編です。淀川キリスト教病院の元同僚であり、全人的医療を当たり前のものとして血肉にしてきた二人です。中を歩くだけで全体からハートウォーミングなオーラが出ている病院で切磋琢磨した二人の高齢者医療に対する熱意はただならぬものを感じます。
まったくの余談ですが、私は医学生の頃、淀川キリスト教病院に憧れていて、同病院のマッチングの筆記試験と面接を受けたことがあります。あまりに人気だったため(応募は200人を超えていたと思う)、まったくマッチ上位に入れなかった記憶があります。
今後、市中肺炎よりも遭遇する頻度が高い疾患が誤嚥性肺炎です。高齢化社会を迎えるにあたり、どの診療科も避けては通れません。20年前の医師国家試験なら「絶食」、「アンピシリン/スルバクタム」を選べば正解がもらえましたが、今の医療現場では違います。絶食、安静臥床、抗菌薬というモノトーンな誤嚥性肺炎診療は前時代的となったのです。
「医師が指示しても、リスクが高いから他職種は食べさせたくないという」、「絶食にしないと、再度誤嚥したときにインシデントになってしまう」、「老衰だからあまり無理させたくない」など、医療従事者側にはいろいろな思いがあるでしょう。私も「自分の家族ならこうしたいけど」と本音を持っていても、医療安全的な側面を考慮して対応しなければならない病院側の事情もよくわかります。落としどころに迷って「絶食、内服時のみ飲水可」という指示を出している医師もいるかもしれません。しかし、本書ではその矛盾点を優しく指摘しています。私も、誤嚥性肺炎の患者さんから幾度となく「死んでもいいから食べたい」と言われたことがありますが、呼吸器内科医になったばかりの頃「それはだめです」と言ってしまった対応を、今でも悔やんでいます。
誤嚥性肺炎は、個々の医療従事者だけでなく病院全体のポリシーが問われる疾患です。多職種が集まって、協力してゴールに向かって歩き出さねばいけません。ただ肺炎を治療するだけでなく、退院後の生活を考え何度も話し合わなければ、解決できない問題がたくさんあります。
私にとって、誤嚥性肺炎とは、どちらかといえば医療者が苦しい思いをして対峙する疾患だと思っていました。しかし、著者の二人は決して悩み苦しみ抜く疾患として捉えておらず、患者さんに何ができるだろうかという突破口を見つけることをまるで楽しみにしているかのような、前向きな姿勢です。
たぶんそれは、「何を以て誤嚥性肺炎の治療と成すか」について、見えている景色が私たちと少し違うからかもしれません。であれば、一度本書で視点を変えてみませんか。
国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科
倉原優
はじめに
誤嚥性肺炎の診療は、単調なようで、奥深い世界です。鑑別診断や抗菌薬治療はもちろん、栄養面への介入、体調の変化への対応、他職種との協力体制、家族背景や退院後の生活への配慮、終末期医療……。医師として長く臨床をしていくうえで、大切なことがたくさん詰まっています。これほどの全人医療を教わる機会はなかなかありません。若手の頃に患者さんに向き合って真摯に診療することで、専門分野に進んでからも必ず役に立つものです。
私たちは卒後まだ何もわからないときに、淀川キリスト教病院の呼吸器内科で、研修を始めさせていただきました。それはそれはあたたかい先生方に、医師としての在り方を昼夜、教わりました。誤嚥性肺炎の患者さんを主治医として受け持ち、全人医療を目の当たりにしました。研修後も呼吸器内科を専攻し、患者さんのために身を粉にして働く先生方の仲間に入れていただき、育てていただきました。思いやりあふれる看護師に、患者さんに尽くす心を教わりました。各療法士や栄養士、薬剤師、社会福祉士にいつも助けられ、広い視野をもって、導いていただいていました。
当時は呼吸器内科を学んだのちに緩和ケア医になると偶然にも同じ目標を抱いていた二人が、今も呼吸器内科医の道を歩んでいるのは、決して偶然には思えません。初めの5年間で教わったことを基盤に、嚥下やリハビリを学んできた吉松と、感染症領域で修練を積んだ山入が力を合わせ、一冊の本となりました。誤嚥性肺炎の診療で抱く疑問を、少しでも解決へ導く道しるべとなることを願っております。
2021年11月
飯塚病院呼吸器内科
吉松由貴
大阪市立総合医療センター呼吸器内科
山入和志