J. of Clinical Rehabilitation 30巻3号
これからの災害リハビリテーションのありかた
これからの災害リハビリテーションのありかた
日本は世界有数の災害大国といわれているが,これは日本の位置や地形,地質,気象条件等により,多くの自然災害が起こりやすいからだとされている.自然災害については「被災者生活再建支援法」において,暴風,豪雨,豪雪,洪水,高潮,地震,津波,噴火その他の異常な自然現象により生ずる被害と定義されるが,中でも地震の発生率は世界4位であり,これまでも東日本大震災等をはじめとした巨大地震により多くの被害を被ってきた.大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会(JRAT)は,その東日本大震災に対して活動したリハビリテーション支援10団体(2011年4月13日設立)を基に,さらにリハビリテーション関連3団体が参画し2013年7月26日に再結成された組織で,2020年4月1日には一般社団法人 日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)と法人化・名称変更されているものである.
災害は発災直後からの状況変化で支援内容も異なり,発災直後である第1期の被災混乱といわれる時期は救命救護が必要であるが,第2期の応急修復期には疾病処置や慢性疾患管理等の救護とリハビリテーショントリアージが,第3期の復旧期においては生活不活発病(廃用症候群)により生じる高齢・障害者の生活機能低下に対するリハビリテーション支援が,そして第4期の復興期においては健康支援として地域に根付いたリハビリテーションへの移行支援が重要になる.このようなリハビリテーション支援を災害リハビリテーションとし,JRATでは2019年4月に「被災者・要配慮者等の生活不活発病および災害関連死等を防ぐために,リハビリテーション医学・医療の視点から関連専門職種が組織的に支援を展開することで,被災者・要配慮者等の早期自立生活の再建,復興を支援する活動のすべてをいう」と定義している.今回,この災害リハビリテーションに対する理解を深め実践につなげられるようにと考え,本特集を企画した.
本特集では,災害リハビリテーションの基礎知識については栗原正紀先生(長崎リハビリテーション病院,JRAT代表理事)に,災害リハビリテーションの実際については近藤国嗣先生(東京湾岸リハビリテーション病院,JRAT理事)に,災害時のリハビリテーション医療と支援における感染症の問題-特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応については冨岡正雄先生(大阪医科大学総合医学講座リハビリテーション医学講座)に,日本医師会からみた災害医療と災害リハビリテーションについては長島公之先生(公益社団法人日本医師会常任理事 救急災害医療担当)に,災害リハビリテーションにおける地域の活動については浅見豊子先生(佐賀大学医学部附属病院リハビリテーション科,佐賀JRAT代表)にご執筆いただいた.またコラムとして,豪雨災害におけるDHEATの活動とJRATへの期待については藤田利枝先生(長崎県北保健所所長)に,DHEATと災害支援と災害支援における地域リハへの流れ:撤退をどうしていくかについては長谷川麻衣子先生(長崎県福祉保健部医療政策課)に,令和元年房総半島台風の振り返りとJRATへの期待については松本良二先生(千葉県野田保健所所長)にご執筆いただき,いずれもとても興味深い内容となっている.
本特集を契機に,災害の多い日本において必要な災害リハビリテーションについて興味を持っていただければ何よりである.(編集委員会)
基本的知識と症例から学ぶ
がん緩和ケアの薬の使い方
アセスメント・処方提案の考え方が身につく
●痛み、悪心、便秘、倦怠感、せん妄、高Ca血症、不安・うつ…よくある症状・訴えのマネジメントに自信がつく
●緩和ケアのエキスパート薬剤師が教える正しいアセスメントと薬の処方提案
●基本的知識+症例の構成だから初学者の学びにもベテランのブラッシュアップにも役立つ
吐き気にメトクロプラミド、便秘に酸化マグネシウム…そんなパターン化した処方を提案していませんか? 緩和ケアの薬を正しく使いこなすには、正しいアセスメントが肝心です。
本書は、がん患者のさまざまな苦痛症状に対する緩和薬物療法をテーマに、エキスパート薬剤師が基本的知識をわかりやすく解説。豊富な症例を通じてアセスメントのポイントや処方提案の実際を教えます。知識だけでなく、臨床で本当に使える力が身につく1冊です。
消化器疾患最新の治療2021-2022
2年ごとの改訂で、年々進歩する消化器疾患における治療指針と最新の情報を簡潔に提供。巻頭トピックスでは、「内視鏡診療におけるAIの活用」、「消化器癌に対する免疫療法の現状と展望」、「NAFLD/NASHの最新知見」、「拡大する肝細胞癌分子標的治療」など、話題の8テーマを取り上げる。各論では各疾患の主要な治療法はもちろん、「患者への説明のポイント」や最新の「TOPICS」、治療における豆知識や禁忌などのコラムを豊富に掲載。消化器診療に携わる医師、研修医にとって、知識のアップデートに欠かせない一冊。
看護教育 Vol.62 No.3
2021年3月発行
特集 災害看護教育の現在 東日本大震災から10年を経て
特集 災害看護教育の現在 東日本大震災から10年を経て -
検査と技術 Vol.49 No.4
2021年4月発行
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総合リハビリテーション Vol.49 No.3
2021年3月発行
特集 東日本大震災から10年
特集 東日本大震災から10年 -
臨床眼科 Vol.75 No.3
2021年3月発行
特集 第74回 日本臨床眼科学会講演集[1]
特集 第74回 日本臨床眼科学会講演集[1] -
臨床整形外科 Vol.56 No.3
2021年3月発行
特集 骨折に対する積極的保存療法
特集 骨折に対する積極的保存療法 -
総合診療 Vol.31 No.3
2021年3月発行
特集 ライフステージでみる 女性診療 at a glance! よくあるプロブレムを網羅しピンポイントで答えます。
特集 ライフステージでみる 女性診療 at a glance! よくあるプロブレムを網羅しピンポイントで答えます。 -
medicina Vol.58 No.3
2021年3月発行
特集 いまさら聞けない! 肝胆膵疾患 みなさんのギモンに答えます
特集 いまさら聞けない! 肝胆膵疾患 みなさんのギモンに答えます -
医学のあゆみ276巻11号
炎症性腸疾患――診療と研究の最新情報
炎症性腸疾患――診療と研究の最新情報
企画:渡辺 守(東京医科歯科大学高等研究院)
・潰瘍性大腸炎やクローン病に代表される炎症性腸疾患(IBD)は日本における患者数増加が著しく,これを専門としない消化器医も診療する機会が増え,診断・治療について,よく理解しなくてはならない疾患となっている.
・本特集では,IBDのトップランナーの先生に執筆をお願いした.現在および将来のIBD診断や治療を俯瞰して理解できるようになり,難治例については適切なタイミングで専門施設へ紹介されるようになることを期待したい.
・すべてのIBD患者に適切な診断,疾患活動性評価,および積極的で適切な治療選択が行われ,予後が改善されることに,本特集が寄与することを期待したい.
レジデントノート Vol.23 No.1
2021年4月号
【特集】心電図のキホン 救急で使いこなそう!
【特集】心電図のキホン 救急で使いこなそう! 苦手な心電図,読むことだけに注力していませんか?心電図を救急診療での武器にするには,必要な情報に焦点をしぼって判読することが欠かせません.胸痛や動悸などの症候について知っておきたい重要事項を徹底解説!
月刊/保険診療 2021年2月号
特集Ⅰ “Smart医療”の最前線!~コロナ禍で進む医療のパラダイムシフト~
特集Ⅰ “Smart医療”の最前線!~コロナ禍で進む医療のパラダイムシフト~
Part1 「スマートホスピタル」最前線!/慶應義塾大学病院
Part2 “Smart”を可能にする14のテクノロジー
1 手指衛生モニタリングシステムで医療者の行動を可視化し手指衛生の遵守率を高める
2 スマートホスピタルシステムと地域連携システムで業務を効率化
3 AI問診「Ubie」の活用でカルテ記載時間の削減へ
4 手術に必要な機器をパッケージ化した「スマート治療室(SCOT)」
5 「人に優しい」医療をミッションに多角的なデジタル研究開発を展開
6 個々のがん患者に最適化された診療を支援するシステム─「統合がん診療支援システム」
7 AIとのチャットでできる救急相談─埼玉県AI救急相談
8 「医師の乗らない移動診療車」で地域医療の問題を解決
9 多接続リモートVR臨床システムで手術室にいるかのような講義を実現
10 アバターロボットとドローンで島しょ部の遠隔医療を実現
11 Bluetooth信号で医療機器や医療従事者の位置情報を把握
12 外部業者の出入りや移動経路を可視化。コロナ時代のスマートチェックインシステム「MONITARO」
13 救急外来・ER診療に特化したデータ管理システム「NEXT Stage ER」
14 オンライン診療を支えるシステム(「CLINICS」「curon」「ポケットドクター」「YaDoc Quick」)
特集Ⅱ 2021年4月介護報酬改定はこうなる!~新単位数・基準の変更ポイント~
視点 安倍内閣とは何だったのか/中島岳志
連載
厚生関連資料/審査機関統計資料
月間NEWSダイジェスト
介護保険/医学・臨床/医療事故NEWS
めーるBOX
■エッセイ・評論
プロの先読み・深読み・裏読みの技術/工藤高
NEWS縦断「紹介状なし患者初診料の保険除外」/武藤正樹
こうして医療機関を変えてきた!/新村浩明
■医事・法制度・経営管理
病院&クリニック経営100問100答「一体感のあるチーム作り」/小松大介
医療事務Openフォーラム「日本医療マネジメント学会 第20回東京支部学術集会報告」/根本康子
かがやく!事務部門/山口県立総合医療センター
■臨床知識
カルテ・レセプトの原風景【脛骨近位端骨折後のリハビリ】転倒骨折後の生活再建/稲川利光,武田匤弘
■請求事務
実践DPC請求Navi/須貝和則
パーフェクト・レセプトの探求/株式会社ソラスト・小松加奈子
レセプト点検の“名探偵”/細谷邦夫
点数算定実践講座/大西正利
保険診療オールラウンドQA
読者相談室/杉本恵申
休載:日本の元気な病院&クリニック
J-IDEO (ジェイ・イデオ) Vol.5 No.2
2021年3月号
【Special Topic】小児の細菌性髄膜炎
【Special Topic】小児の細菌性髄膜炎 今号のSpecial Topicは『小児の細菌性髄膜炎』.
ワクチンの導入により発症頻度は低下し,日常診療で遭遇する機会は減ったものの,早期診断・早期治療が重要であることは変わりがありません.今号では,実際に遭遇した際に見逃すことのないよう,診断から疫学,治療や予後まで系統的に解説していただきます.
また,「感染症カンファレンス実況中継」として『新型コロナウイルスへの対応~聖路加国際病院の1年間~』も収載します.
Heart View Vol.25 No.4
2021年4月号
【特集】循環器疾患 緩和ケアの現状を識る
【特集】循環器疾患 緩和ケアの現状を識る
胆膵Oncology Forum Vol.1 No.1
2020年12月号
座談会 神経内分泌腫瘍診療の課題と展望
座談会 神経内分泌腫瘍診療の課題と展望
胆道・膵がんに関する最新の研究動向から、内科・外科系・放射線治療等の医師が相互の診療内容を理解して実臨床に生かしていただけるような内容、さらには患者啓発といった内容にも触れ、充実した情報を提供するがん学術専門雑誌。
MD Frontier Vol.1 No.1
2021年1月号
座談会 DMD診療のこれまでとこれから
座談会 DMD診療のこれまでとこれから
筋ジストロフィー医療をテーマに、学術情報だけでなく患者マネジメントや支援など多角的視点から筋ジストロフィーを取り上げ、患者様のQOL向上に貢献することを目指します。
CANCER BOARD of the BREAST Vol.6 No.2
2021年2月号
症例検討会 乳癌術前化学療法によりサブタイプが変化した1例
症例検討会 乳癌術前化学療法によりサブタイプが変化した1例
乳癌の診断から治療まで,幅広い情報提供を目的とした総合学術誌。乳癌に関する最新の知見や注目のトピックスに加え,実臨床で直面する疑問や課題を取り上げることで,明日からの診療の一助となることを目指す。
クイックリファレンス フローチャートがん緩和薬物療法
緩和医療の薬物がわかる、使えるようになる!
困った時にパッと見て対応できる便利な1冊
いつでもどこでも取り出せて、知りたい症状と選択すべき薬物が瞬時に見つかる「クイックリファレンス フローチャート」シリーズが誕生しました。本書では緩和医療領域を扱っており、種類が増えてきたオピオイドや鎮痛補助薬の使い分け、作用機序の異なる薬物が登場している便秘薬など、緩和医療領域で頻用処方される薬物をフローチャートを用いながらわかりやすく解説しています。
クイックリファレンス フローチャートこども診療
臨床現場でパッと見てサクッと確認できるこども診療のための書籍です。
小児医療の「こんな時」にすぐに使えて役立つ内容が満載!
いつでもどこでも取り出せて、知りたい症状と選択すべき薬物が瞬時に見つかる「クイックリファレンス フローチャート」シリーズが誕生しました。本書では小児診療を扱っています。忙しい外来の合間にパッと確認して診療に役立てられるコンパクトな1冊。感染症や各種疾患にどう対応したらいいのか、フローチャートをたどっていけば知りたい対処がすぐわかります!
