
頭頸部腫瘍学入門
耳鼻咽喉科・頭頸部外科の臨床において,頭頸部悪性腫瘍の占める割合は決して低いものではなく,悪性腫瘍の早期診断が治療成績の向上につながることである。また,従来からの手術的治療,放射線治療に加えて,化学療法,免疫療法,さらに将来的に遺伝子治療も課題となってきたとはいうものの現段階においては,手術と放射線治療が治療法の要である。悪性腫瘍には転移能力があり,強力な制御の策をいまだ持つことがなく,拡大摘出,再建の流れとともに縮小手術,機能温存手術,臓器温存の方向も模索されている。
本書は,わが国において頭頸部癌についての著書が少ない上,世界的に認められるものとなっておらず,今般臨床疫学を含む基本的な臨床記述的事項はもちろん,第一人者である筆者の経験を中心に診断(画像を含めて),治療法についてまとめたものである。

子どもの腎臓病
本書は,集団検尿の役割や腎臓病について,現在慢性腎炎やネフローゼで病院にかかっている子どもさんを持っているお母さん方にできるだけわかりやすく説明できるように著者の持つ腎臓小児科医 40 年の経験をもとに,「腎炎・ネフローゼ児を守る会」など講演会や日常,外来でよく聞かれる 101 の質問を取りあげて答える形としたものである。

続・子育ての医学
好評書「子育ての医学」の発刊から 3 年を経て,待望の続編が登場した。
育児上の様々な疑問や,悩みに,科学的根拠を示しながら簡潔明解にやさしく教えている。
子育てに奮闘中の母親,父親はもちろん,子育て支援に携わる医療・本・保育・看護関係者にも,ぜひお勧めしたい。

≪理学療法NAVI≫
ここに注目!
実践,リスク管理読本
若手PTの悩みを解決する「理学療法NAVI」シリーズの第5弾! リスクを見逃すことなく、リハビリテーションを実施するための基本的なポイントをまとめた1冊。患者の気を付けなければならない症状・症候や検査データの読み方、高齢者特有の問題や疾患特異的なリスクの把握方法など、臨床で押さえておかなければならないリスク回避のポイントを伝授。リスクに気が付き、対応できるセラピストになろう!

Heart View Vol.22 No.7
2018年7月号
【特集】脂質代謝異常と循環器疾患
【特集】脂質代謝異常と循環器疾患

臨床画像 Vol.34 No.7
2018年7月号
【特集】炎症性病変の画像診断:悪性病変との鑑別を中心に
【特集】炎症性病変の画像診断:悪性病変との鑑別を中心に

関節外科 基礎と臨床 Vol.37 No.7
2018年7月号
【特集】腱板断裂治療のフローチャート
【特集】腱板断裂治療のフローチャート

ワンランク上の産科麻酔に必要なエビデンス
日々の臨床に生かせる文献を厳選。文献の内容だけでなく,各論文のeditorial commentsには産科麻酔プロフェッショナルならではの意見が盛り込まれている。

レジデントノート Vol.20 No.7
2018年8月号
【特集】エコーを聴診器のように使おう!POCUS
【特集】エコーを聴診器のように使おう!POCUS 担当医がベッドサイドで自ら行うエコー:POCUSの概要とポイントを解説.心臓・肺・腹部はもちろん,横隔膜・関節やDVT検索など,誰でもできて日常診療にすぐに役立つ評価法を豊富な画像と動画で教えます!

腎臓リハビリテーションガイドライン
CKD患者に対する包括的アプローチとして注目度が高まっている腎臓リハビリテーションに関する、わが国初のガイドライン。「総論」では腎臓リハビリテーションに要する評価法や運動療法の実施法などを、「各論」では疾患や病期における腎臓リハビリテーションの実際について解説する。

血管腫・血管奇形 臨床アトラス
血管腫・血管奇形は、病型や病変部位、臓器障害の程度によって、外科的切除、硬化療法、レーザー治療、薬物療法などの治療法が選択される。新たな薬物療法としてβブロッカーが承認され、治療の選択肢も広がった。本書は、血管腫・血管奇形診療の基本知識から最新動向まで写真を多数掲載し解説した、皮膚科、小児科、形成外科、放射線科等の多くの診療科に役立つ一冊である。

これで万全!番度チャートを用いた2型糖尿病治療
2型糖尿病診療の進め方、薬の選び方、専門医へのコンサルト等、一連の流れが一目瞭然にわかる「番度チャート」開発者による初の書き下ろし。チャート開発の経緯が丁寧に記されており、チャートの一つ一つのステップに込められた理由、根拠がわかる。実臨床での活用法は「バーチャルクイズ」形式で具体例が示され、チャートを用いた診療のコツがすぐに掴める。関連事項が記載されたコラム欄やメモ欄も充実。糖尿病患者さんの診療に従事するすべての医師にお勧めしたい、即効性抜群の一冊!

胃と腸 Vol.53 No.8
2018年07月号
主題 対策型胃内視鏡検診の現状と問題点
主題 対策型胃内視鏡検診の現状と問題点 -

精神科ならではのファーストエイド
搬送時サマリー実例付
自傷他害、あるいは事故など、精神科でファーストエイドが必要になった実例をリアルに写真で再現し、いざという時にどう対応するかをシミュレーションするための本。医療的に何をすべきか、とっさの声かけ、望ましい態度、避けるべき言動がわかる。搬送時に送るサマリーの実例付。「精神科」はもちろん「救急」の医療者も必携。

臨床に活かす病理診断学 第3版
消化管・肝胆膵編
「病理に強い臨床医」にあなたをかえる1冊! 今、現場で知りたい消化器検体提出時の注意点/病理診断報告書の読み方から、差がつく学会・論文発表のコツまで、病理情報活用術を徹底解説。入門/基礎/応用/資料編の4部構成で段階的に読む! 用語集/特殊染色早見表で知りたいことにすぐにたどりつく! 美麗な写真とシェーマで初学者も納得! 外科医、内科医、放射線科医まで必須の消化器病理情報を凝縮した、渾身の改訂第3版。

これを見ればすべてがわかる
腎移植2011Q&A

急性腎不全・AKIを理解する
臨床と基礎研究の最前線

透析膜の生体適合性
透析膜の素材はいかに関与するか
本書は、透析医療の研究の足跡が記載されるとともに現在の生体適合性、透析膜-血液相互細孔径反応、高齢者透析などの研究の先端の現況が明確にまとめられ、今後の透析医療や研究の方向性を示す著作として欠かせないものと考える。わが国では優れた製膜技術により高品質の高分子膜が開発され、世界でも最先端を走っているものと思われる。これは医と工が見事に刺激し合い切磋琢磨したことを示すものであり、今日の透析医療現場の高水準に大いに貢献している。これらの成果を踏まえた本書は、透析医療の今後を担う若き医師や工学系の研究者に必ず役立つと確信するものである。そして更なる研究が透析医療の進歩を促すことを願うものである。

チャート式
腎臓病学/血液浄化法
第 1 部は腎臓の解剖学と生理学の要点,第 2 部は腎疾患と血液浄化法の実際,第 3 部は血液浄化法の技術的な内容である。
本書を読破していただくことをきっかけにして,さらにカテゴリー別の専門書に読み進んでいただくことができるものと確信している。

腎機能(GFR)・尿蛋白測定の手引
イヌリンクリアランスが保険診療の適用になり,日本人に適した推算 GFR(eGFR)式が確立され,GFR 測定が日常診療に普及しつつある。そのような中で,本書が幅広く活用され,CKD 患者さんのために大いに役立ってくれるものと期待している。