臨牀消化器内科 Vol.36 No.1
2021年1月号
上部消化管腫瘍における先進的内視鏡治療の進歩
上部消化管腫瘍における先進的内視鏡治療の進歩
ポリペクトミーの開発から約50 年,EMR,ESD,LECS の開発から,それぞれ約40 年,約20 年,約10 年が経過した.次に市民権を得るのは,内視鏡的全層切除技術であろうか.ロボットによる管腔内視鏡治療技術であろうか.先人たちが繋いできた内視鏡治療の歩みを止めてはならない.
運動器スポーツ外傷・障害の保存療法 体幹
整形外科医をはじめとしたスポーツ関連医療スタッフを対象に、スポーツ外傷・障害の保存療法についての最新の知識を提供し、その具体的方法と進歩をビジュアルな紙面で解説するシリーズ(全3巻)。難治化しやすく、保存療法の種類が多くて複雑な体幹部の外傷・障害について、指導が難しい運動療法を写真で細かく解説し、物理・装具療法の気づきにくいポイント、最近のトピックであるPRPや体外衝撃波治療のポイントから最新の実績まで網羅している。
臨床歩行分析ワークブック 改訂第2版
リハビリテーションスタッフにとって動作とその分析は,業務の根幹となる知識・スキルのひとつであり,養成校で学ぶだけでなく,臨床に出てからも磨き続けることになる。なかでも「歩行」は人間の基本動作のひとつであるが,関わる身体部位は多く,そのメカニズムはたいへん奥深い。
本書は,動作のなかでも歩行(および立ち上がりなどの周辺動作)とその分析に内容を絞り,基礎知識から分析までを書き込みながら学べるワークブックである。全15章構成の各章にまず入門の教科書的内容があり,その後に練習問題(基本問題・演習問題)を設け,設問に対する解答を書き込んでいくことで,手を動かしながら知識が身につくようになっている。また理解の一助となる周辺知識も豊富に盛り込み,学生のみならず臨床家にも役立つ内容となっている。
本改訂版より,11章「異常歩行とクリニカルプラクティス」について,動画が閲覧可能となった。
関節機能解剖学に基づく
整形外科運動療法ナビゲーション 上肢・体幹 改訂第2版
症例を通して整形外科運動療法の知識と技術を学び,よりよい結果へ導く道しるべ『ナビゲーション』。臨床に役立つ内容を凝縮・満載して高い評価を得た初版の形式を踏襲しつつ,超音波解剖,新しい術式など最新の知見を反映し全面刷新,更なる充実化を遂げたオールカラー改訂第2版。『上肢・体幹』には,「肩関節」「肘関節」「手関節・手」「体幹」を収載。
整形外科疾患に対する運動療法は,観血的治療であればその手術が決して一つではなく,各手術に応じて適切に展開される必要がある。保存療法であっても,急性外傷,変性疾患,スポーツ障害等,時期に応じた病態考察と,病態に見合った運動療法の選択が良好な結果を生む。また同じ診断名であっても,症例ごとにバリエーションが非常に多く存在し,その対応には多くの知識とともに,症例を通して考察し治療した豊富な経験が必要である。「症例から学ぶ」ことは臨床家の最も基本的なスタイルであり,症例を通して何を学ぶかが,臨床家としての成長に必要なのである。
本書では,治療に必要な整形外科的知識,治療,機能解剖学の応用,具体的な運動療法の技術と留意点について,症例解説を通して学ぶことができる。
EBM血液疾患の治療2021-2022
血液疾患の諸問題にどう対応し,解決するか,最新のエビデンスをもとに解説したレファランス.治療に必須の知見を,「序論,指針,エビデンス,根拠となった臨床研究の問題点と限界,患者に適応する際の注意点,コメント,文献」の順に紹介し,現時点における最新の治療法や考え方だけでなく,現場で判断に迷うような事柄・問題点に指針を与える.急速に進歩する血液学領域の知識をcatch-upできる,臨床医必携の書だ.
矢野流!感染予防策の考え方
知識を現場に活かす思考のヒント
感染対策の概念,基本的な考え方から,知識としての感染対策情報を知恵として現場で実践するための思考のヒントを感染対策の第一人者である筆者が,自らの経験をもとにたとえ話をまじえてわかりやすく解説しています。
感染対策のレシピ 第2版
感染対策で重要な50のテーマをメニューに,各々を用語解説から対策に必要なモノやコト,最小限で成果を生むポイント,対策の実施手順,ガイドラインのエッセンス,補足解説の項目立てでまとめ,対策レシピとして解説した本格テキスト。
5W1H×感染対策
6つの要素で対策の肝をつかもう!
標準予防策や感染経路別予防策,多剤耐性菌,医療関連感染のカテゴリーにおける感染対策の具体的な手技の一つ一つを5W1H(いつ,誰が,どこで,なぜ,何を,どのように)の視点からとらえ,意図を持った感染防止行動を実践するために知っておくべき対策の本質的な意義をわかりやすく解説しています。
長引く肩痛の患者が外来に来たら
肩の診療、食わず嫌いしていませんか? 「肩痛」の最低限の知識、標準的な治療法を伝授します! 「肩はなぜそんなに痛いのか?」「夜間痛が多いのはなぜ?」「隠れた心理的要因を見つけるには?」など、日常診療で感じる疑問を肩の専門医たちが解決!
整形外科レジデントのための 脊椎のベーシック手術
手術見学に優る動画が満載! 脊椎外科で最高のベーシックスキル本!わかりやすい動画と紙面で「目で見て学ぶ大切さ」を追求した“はじめての手術書”です。脊椎領域の「基本的な解剖や検査」と「基本手術」をこの1冊にまとめました。
エキスパートが答える循環器領域25の疑問
「検査、手技、疾患」それぞれの悩みどころとなる具体的な症例をあげ、エキスパートたちの現場での対応を解説。文章になかなか示されていない常識(=暗黙知)と、循環器内科で決め手となる専門用語(=パワーワード)で一歩進んだ循環器内科診療を実践。
脳腫瘍外科 経験したい手術16
スタンダードからアドバンス
脳神経外科専門医を目指す医師が経験すべき主な脳腫瘍を取り上げ,それらの腫瘍に対する手術手技を,イラスト・写真を用いて丁寧に解説。テクニックをステップアップさせるためのポイント,初心者が陥りやすいピットフォールにも適宜ふれている。また手術手技だけではなく,脳腫瘍手術には欠かせない電気生理学的モニタリング,ニューロナビゲーションシステム,さらに手術シミュレーションなどについても解説し,これから専門医を目指す医師,また若手の脳神経外科医が手術に臨もうとする際に困らないための知識が得られる書籍である。
「挑戦的スローライフ」の作り方 カリフォルニア郊外でプロサーファー鍼灸師
海外で活躍する鍼灸師のライフスタイルがここにある
南秀史郎氏が、アメリカ・カリフォルニア州で、鍼灸と西洋医学を統合した診療所を開業して、28年が経つ。診療所には医師が常駐し、患者の症状にあわせて鍼灸や漢方、運動療法を提供。日本人の鍼灸師のほかにアメリカ人、中国人、韓国人、フィリピン人が働く。まさにグローバルな統合医療型の診療所である。
そんな南氏は、還暦間近になった今でも、日々トレーニングに励み、世界の五大ビッグウェーブのひとつ、マーベリックスという大波に挑戦し続けている。
「アメリカで鍼灸師として、プロサーファーとして活動する。そんなことは、昔は思ってもいなかった。だけど、改めて人生を振り返ると、夢に挑む人生を過ごすために、いくつかの自分なりのルールがあったように思う」
健康寿命が延び、40代、50代、いや、60代からも人生の本番を迎えることが増えた今、いつまでも生涯現役で夢を追うための「挑戦的スローライフ」を送るには、どのようにすればよいのか。本書では、そのための人生のルールと、日々の養生のアドバイスや「気」の作り方、そして、折れない心と身体の作り方を身につけることができる。いつまでも生き生きと夢を追いたい、すべての人に送る一冊。
Medical Technology 48巻13号
臨時増刊号
輸血検査 苦手克服BOOK
輸血検査 苦手克服BOOK
臨床雑誌外科 Vol.82 No.13
2020年12月号
消化器疾患に対する縮小手術の可能性
消化器疾患に対する縮小手術の可能性 1937年創刊。外科領域の月刊誌では、いちばん長い歴史と伝統を誇る。毎号特集形式で、外科領域全般にかかわるup to dateなテーマを選び最先端の情報を充実した執筆陣により分かりやすい内容で提供。一般外科医にとって必要な知識をテーマした連載が3~4篇、また投稿論文も多数掲載し、充実した誌面を構成。
臨床雑誌内科 Vol.126 No.6
2020年12月号
予防医療-包括的な提供を目指して
予防医療-包括的な提供を目指して 1958年創刊。日常診療に直結したテーマを、毎号"特集"として掲載。特集の内容は、実地医家にすぐに役立つように構成。座談会では、特集で話題になっているものを取り上げ、かつわかりやすく解説。
解剖実習カラーテキスト
日本における解剖実習の標準的手技を、コンパクトかつビジュアルにまとめた。全ページを見開き構成とし、多様な授業時間数に対応可能。解剖手順にそった美麗かつ詳細なオリジナルイラストは秀逸。適宜「Clinial View」「Lecture」などの項目が設けられ、実習とともに解剖学の理解を深めることができる。
糖尿病プラクティス
糖尿病プラクティス 37巻6号
糖尿病の外科治療-Metabolic surgeryと膵・膵島移植の現状と将来展望-
糖尿病の外科治療-Metabolic surgeryと膵・膵島移植の現状と将来展望-
糖尿病は,現在治癒することのない疾患であり,食事療法・運動療法を基本として,多くの場合インスリンや経口薬による薬物療法によって血糖コントロールを図っている.このようななかで,外科手術が糖尿病の根治あるいは薬物療法からの離脱・軽減に貢献できることが明らかになってきている.本特集では,以前から1 型糖尿病に対する根治手術として行われていた膵臓移植に加えて,近年わが国においても保険適用となった肥満外科手術と膵島移植手術について,現状と今後の展望を各エキスパートの先生方からご寄稿いただいた.
肥満外科手術については,従来高度肥満に対する減量手術として主に欧米で盛んに行われるようになったルーワイ胃バイパス術やスリーブ状胃切除術などが,肥満関連疾患を劇的に改善することが知られるようになってきた.糖尿病では手術によって薬物療法から離脱し,なおかつHbA1c が6.5%未満を維持できるなどのいわゆる寛解が高頻度で生じることが報告されている.そのメカニズムについては,まだ十分には明らかではないが,体重減少効果だけではなくインクレチンなどの消化管ホルモンの分泌パターンの変化,腸内細菌叢の変化,胆汁酸の変化などがいわれている.このような背景から,肥満外科手術は単なる減量手術(Bariatric surgery)から減量・代謝改善手術(Metabolic surgery)へと概念の変化をみせており,その適応も糖尿病などの肥満関連疾患を併発している,より軽度の肥満患者に拡大している.一方,1 型糖尿病に対しては,従来から膵臓移植が行われていたが,さらに最近,より手術の侵襲が少ない膵島移植もわが国で保険適用となった.前者ではインスリン離脱など根治的効果が期待でき,後者では重症低血糖の軽減などの効果が期待できる.しかしながら,いずれの場合も免疫抑制剤が必要であり,わが国においてはドナー不足も深刻で,症例数の増加を妨げる要因となっている.このような問題を克服するため,iPS 細胞から作成した膵島や移植用ブタから分離した膵島を用いたバイオ人工膵島の応用についても研究が進んでいる.さらに,免疫抑制剤を用いない移植については隔離膜によるカプセル化法の開発も課題である.
これらの外科手術をどのような患者に適応していくことが適切かは今後の研究を待つ必要があるが,内科治療ではなしえなかった根治に向けた治療法として期待できる.また,内科と外科のみならず,精神科などをはじめとする多くの科の協力のみならず看護師・栄養士などを含むチーム医療が成功の鍵を握る治療法であり,本誌の読者にとっても大いに参考になるものと期待している.
(植木浩二郎/国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター)
糖尿病プラクティス
糖尿病プラクティス 37巻5号
糖尿病と歯周病・摂食嚥下障害-口を禍の門にしないために-
糖尿病と歯周病・摂食嚥下障害-口を禍の門にしないために-
■糖尿病と歯周病,摂食嚥下障害
糖尿病と歯周病との関わりや,摂食嚥下障害と糖尿病の関係性については,近年広く報じられてきているところではあるが,これら複数の状況が相まって,患者のQOL や健康寿命,さらには社会参加への志向にも影響を与えうる点をも視野に入れた,まとまった解説に出会う機会はそう多くない.そのようななかで,本企画では,歯周病,摂食嚥下障害,糖尿病の三者の関係性について,基礎的な概念と病態から,予防や治療の実際に至るまで,広く,かつ深く掘り下げて論考されている.とりわけ,今後の研究の進展の側面についても目配りされている点は特筆に値するであろう.
今回の企画では,糖尿病診療における歯周病および摂食嚥下障害領域の重要性に鑑みて,いずれも当該分野に造詣の深い先生方に執筆をお願いしている.
まず冒頭では,森田和機先生,片桐さやか先生,水谷幸嗣先生によって,片桐,水谷の両先生が策定に参画された「糖尿病診療ガイドライン2019」(日本糖尿病学会編・著)の「糖尿病と歯周病」の項目について,その内容を踏襲しつつ,かつ,新たな文献検索による最新の知見も交えて,より広範に俯瞰していただいた.また,渡邊 裕先生には,比較的新しい概念であるオーラルフレイルと糖尿病について,疫学的な観点を中心に手際よくおまとめいただいている.
さらに,山崎和久先生と山崎恭子先生には,歯周病と腸内細菌が織りなす生活習慣病との関わりについて,基礎的な視点から明快に論述していただいた.一方で,新城尊徳先生には,歯周病が糖尿病合併症として認識されるに至った背景をふまえ,糖尿病が歯周炎症の増悪に寄与しうるメカニズムから研究面での最新の知見までを,精力的にご紹介いただいている.
今回の企画を担当した編者のひとり(井上)も,辻村恭憲先生との共著で,糖尿病の合併症としての摂食嚥下障害について,その評価法から治療に至る臨床上の勘所を具体的に記載するべく,また,同じく伊藤加代子先生との共著によって,糖尿病患者におけるドライマウスに関して,その病態とケアのポイントに重点を置いて,紛れのない有用な情報を提供するべく解説している.
本特集の執筆者は,第一線で活躍される深い専門性を有する方々である.このような格別の執筆陣により今回の企画を組むことができたのは,糖尿病の専門誌たる本誌の面目躍如たるところであると自負している.ご執筆の先生方のご尽力を多とするとともに,本特集に寄せられたこれらの解説群により,糖尿病が有する歯周病や摂食嚥下障害との重層的な関係について読者諸賢の理解が深まり,得られた知識を日々の活動現場でお役立てていただければ,編者としてこのうえない喜びである.
[西村英紀(九州大学大学院歯学研究院 口腔機能修復学講座 歯周病学分野)/井上 誠(新潟大学大学院医歯学総合研究科 摂食嚥下リハビリテーション学分野)/野田光彦(国際医療福祉大学市川病院 糖尿病・代謝・内分泌内科)]
糖尿病プラクティス
糖尿病プラクティス 37巻4号
糖尿病:異所性脂肪に刮目せよ!-その意義と食事・運動・薬剤による最適解を考える-
糖尿病:異所性脂肪に刮目せよ!-その意義と食事・運動・薬剤による最適解を考える-
