J. of Clinical Rehabilitation 29巻7号
臨時増刊号
脊髄損傷のリハビリテーション医学・医療―最前線と未来への展望
脊髄損傷のリハビリテーション医学・医療―最前線と未来への展望
この臨時増刊号の企画を構想していた昨年の秋頃は,2020年夏に開催される東京パラリンピックを世界中のパラアスリート,そして私も含め多くの人々が待ち望み,楽しみにしていた.しかし,2020年になり新型コロナウイルスの感染拡大により世界の状況は一変し,3月にはWHO がパンデミックを宣言し,4月には日本でも緊急事態宣言が発令された.そして,残念ながら東京オリンピック・パラリンピック開催の1年間の延期が決まった.ただ,今はこの難局を世界中の人々が協力し知恵を出し合い乗り越えていくことが大切である.この難局を乗り越えた先に,世界中の人々の団結の証として新しい時代に向けた象徴的な大会として東京オリンピック・パラリンピックが開催されることを願う.
日本では,1964年にパラリンピックが,今回と同じ東京でオリンピックとともに開催されている.56年前に開催された東京パラリンピックは,中村裕先生の尽力により実現した.中村裕先生は,1960年にグッドマン博士が英国のストークマンデビル病院で脊髄損傷者の治療にスポーツを取り入れていることに感銘を受け,わが国においても脊髄損傷者のスポーツ参加を積極的に進めた.そして,現代の障がい者スポーツの基礎を築くと同時に,脊髄障害者に積極的にスポーツをさせて社会参加させるという考えは,脊髄損傷者のリハビリテーション医療に大きく貢献した.このときから約50 年間が過ぎ,脊髄損傷者のリハビリテーション医学・医療は大きく発展した.電気刺激やロボット技術を利用した機能再建,ボトックスやITB による痙縮治療等さまざまな新しい治療が開発され,そして,再生医療も現実のものとなり脊髄損傷者のリハビリテーション医学・医療にも大きな変革が起きようとしている.さらに,脊髄損傷者の治療として始まった障がい者スポーツも,今や非常に高レベルの競技スポーツに発展している.
50年以上の歴史を経て,再び東京でパラリンピックが開催される.脊髄損傷者を含むわが国の障がい者スポーツを未来に向けて発展させる大会になることは間違いない.本臨時増刊号も,障がい者スポーツを含め脊髄損傷者のリハビリテーション医学・医療の新しい未来への発展に寄与できる内容にしたいと考え企画した.そこで,テーマを「最前線と未来への展望」とし,脊髄損傷者の障がい者スポーツも含めたリハビリテーション医学・医療の最新の知見と未来への展望について,それぞれの分野の第一線で活躍されている先生方にご執筆いただいた.さらに,巻頭の座談会では,東京パラリンピックに向けた障がい者スポーツの現状と未来について,東京パラリンピック開催に向けて第一線で活躍されている陶山哲夫先生,三井利仁先生,安岡由恵先生にお話を伺った.また,コラムではトピックス的な内容も含め,脊髄損傷者のリハビリテーション医療や障がい者スポーツにかかわるすべての方々に,ぜひ知っていただき実践で役立ててもらいたい項目を選び執筆いただいた.本臨時増刊号が脊髄損傷のリハビリテーション医学・医療の新しい未来への発展に少しでも寄与できれば幸いである. (編者:中村 健)
J. of Clinical Rehabilitation 29巻6号
小児のリハビリテーション
小児のリハビリテーション
わが国では少子高齢化の進行が止まらない.厚生労働省の発表によれば,2019年の日本人の国内出生数は86万4千人となり,1899年の統計開始以降初めて年間出生数が90万人を下回った.第1次ベビーブーム期の約270万人,第2次ベビーブーム期の約210万人という数に比べれば少子化がいかに進んだかがわかる.この小児人口の減少は,医療の現場にもさまざまな変化をもたらしている.臨床現場全体では,経験する小児疾患の頻度が少なくなり,分野によっては小児患者への対応に苦慮することが多くなっている.一方で,小児疾患の診断や治療の進歩は著しく,小児の成長を取り巻く環境も変化している.その結果,リハビリテーション医として知っておくべき新しい疾患概念や治療法が登場している.そこで本特集では最近の小児リハビリテーション医療のトピックを取り上げ,以下のように解説いただいた.
オーバービューでは井之上寿美先生ら(島田療育センターはちおうじ)に小児におけるリハビリテーションの特徴と最近の課題を示していただいた.近年,児童・生徒の運動器検診が推進されている.帖佐悦男先生(宮崎大学)には膨大なご自身の調査結果から小児の運動器の機能不全を早期に見い出し,将来のロコモティブシンドロームを予防することの重要性を提示していただいた.小児を対象としたロボットリハビリテーションに関する最近の話題を上野友之先生(筑波大学整形外科)に執筆いただき,脳性麻痺児に対する歩行練習・歩行補助具としてのロボット,装着型歩行訓練ロボットの最新の話題を紹介いただいた.また,小児の心疾患術後のリハビリテーションについて,鈴木孝明先生(埼玉医科大学国際医療センター)に疾患の特徴と術式を詳説していただいた.NICUを有する施設では超未熟児に対する理学療法や言語聴覚療法の依頼が多いため,欅 篤先生(高槻病院リハビリテーション科)にNICUで必要なポジショニング,呼吸理学療法,哺乳指導,発達支援について解説いただいた.半澤直美先生(よこはま港南地域療育センター)にはリハビリテーション医が知っておくべき発達障害の診断や支援のあり方等を解説いただいた.
小児に対するリハビリテーション医療は長い期間にわたることが多く,その中で最適な治療を実施することが求められる.本人へのアプローチと同時に,両親や家族に対する対応も必要で,リハビリテーション医が最新の知識を確認しておくべき分野である.本特集が小児リハビリテーション医療の現場に貢献できれば幸いである.(編集委員会)
J. of Clinical Rehabilitation 29巻5号
腰痛のリハビリテーション
腰痛のリハビリテーション
日本人での腰痛有訴率は40~50%とされ,頻度の高い疾患である.腰痛は短期間に改善する例がある一方で,原因が不明で治療に難渋する症例も多い.スポーツに起因する腰痛や小児での腰痛は病態の把握や治療が困難な場合が多く,臨床現場で問題となる.超高齢社会を迎えたわが国では,ロコモティブシンドローム(ロコモ)やサルコペニアが注目され,その腰痛とのかかわりが指摘されている.また,最近では腰痛を器質的異常としてのみではなく,心理的・社会的疼痛症候群としてとらえることの重要性が認識されるようになった.運動療法は腰痛の多くの例に対して中心的な治療法である.そこで本特集では腰痛に関するこれらの最近のトピックを取り上げ,運動療法をはじめとしたリハビリテーション医療でのポイントを解説いただいた.
スポーツ障害で生じる腰痛は頻度が高く,保存治療が選択されることが多い.金岡恒治先生(早稲田大学)に腰痛の誘発動作による分類をお示しいただき,病態と具体的な運動指導を詳述いただいた.アスレチックリハビリテーションの現場で直ちに役立つ内容である.小児での腰痛は頻度が低いものの,種々の原因疾患のスクリーニングと的確な病態の把握が重要である.後藤 強先生(徳島大学)には小児の腰痛の病態に応じた具体的な治療プログラムをご提示いただいた.サルコペニアは高齢者の増加にともなって腰痛の原因として重要な位置を占めるようになった.診断基準が確立されているが,その病態は多彩で治療法も確立していない.そのなかで運動療法は最も推奨される治療で改善効果が期待される.酒井義人先生(国立長寿医療研究センター)には腰痛とサルコペニアに関する現時点での最新の知見を解説いただいた.ロコモは加齢にともなって運動器が障害され移動機能が低下している状態と定義される.ロコモに占める脊椎疾患の割合は高く,腰痛を有する例が多い.粕川雄司先生(秋田大学)にはロコモと腰痛の関連を説明いただき,具体的な運動療法を示していただいた.腰痛には心理社会的因子が影響することは古くから知られていて,その評価の重要性が強調されている.そこで最近は画像所見のみによらず,多面的評価が求められている.中楚友一朗先生(愛知医科大学)には実際の評価方法とその結果に基づくリハビリテーションの実際を解説いただいた.
『腰痛診療ガイドライン2019』(日本整形外科学会診療ガイドライン委員会,腰痛診療ガイドライン策定委員会)では,運動療法について急性腰痛,亜急性腰痛,慢性腰痛のそれぞれについて評価された.そのうち急性腰痛と亜急性腰痛に対してはエビデンスが不明であるとされるものの,慢性腰痛に対しては,「運動療法は有用である」ことが強く推奨(推奨度1,エビデンスの強さB)されている.本特集がリハビリテーション医療の現場で,腰痛に対する病態に応じた最適な運動療法実施に貢献するものと期待している.(編集委員会)
J. of Clinical Rehabilitation 29巻4号
内部疾患の運動療法のエビデンスと実践
内部疾患の運動療法のエビデンスと実践
運動療法は理学療法,作業療法を含めたリハビリテーション(以下リハ)の一部という認識であったが,リハとは切り離されて1 つの独立したものとして扱われていると感じたことがある.かなり前のことであるが,コメディカルのリハの教科書編集に携わった際に,医学全集を多く手掛けていらっしゃる監修者から,本のタイトルを「リハビリテーション・運動療法」にして心疾患等に対する運動療法を強調してほしいと言われた.運動療法はリハに含まれ,また運動療法には筋力増強や関節可動域訓練もあることから,タイトルとして違和感があると反論した.ところが,医療全体からみると運動療法は食事療法と並び予防医学の見地からも語られるべきものであると言われ,リハとは別扱いしたほうがわかりやすいとのことであった.リハというと障害の三次予防に位置付けられるが,一般の医療従事者からみると健常者の一次予防,発症後の疾病の二次予防への運動療法の役割のほうが重要というわけである.
本特集で扱う運動療法の対象は循環器,代謝疾患等のいわゆる内部疾患である.特に心疾患,末梢動脈疾患の運動療法には多くのエビデンスが蓄積されている.臨床的な効果の実証のみならず,分子レベルでのメカニズムが解明されつつある病態も少なくない.有酸素運動というシンプルなモデルが研究しやすいのかもしれないが,運動器,脳血管障害のリハのエビデンスを一歩リードしていることは確かである.しかし,決して有酸素運動だけではなく,最近では筋力増強,さらには多職種が関与する包括的リハも唱えられていて,リハにおける内部疾患,運動療法の重要性は増している.
リハ従事者の運動療法への関心はかつて大きいとはいえなかった.運動学習を一大命題として掲げるリハ医にとっても,スキルを志向する療法士にとっても,シンプルな運動療法をリハの使命と考えていなかったのかもしれない.しかし,急性期病院でのリハが医療の中で重視され,リハ従事者に心疾患を主とするリスク管理の知識とスキルが求められるようになり状況は変わった.内科医が専門的にリハ医療に携わるようになったことも転機だったと思う.また,認定あるいは専門理学療法の1 つの領域,つまり心リハを中心とした内部障害理学療法としてまとめられたことも方向性を示した.加えて,自転車エルゴメータ等を用いて行う運動負荷試験に療法士が直接関与するようになり,身近な存在になっていることも重要な要素である.
内部疾患の定義は曖昧で,本来は呼吸器や腎疾患も含むと思うが,本特集では運動療法のエビデンスの視点で循環器疾患と糖尿病に焦点をあてて,各々の領域の専門家に実践的見地に立って執筆いただいた次第である.(編集委員会)
J. of Clinical Rehabilitation 29巻3号
社会的行動障害へのアプローチ
社会的行動障害へのアプローチ
高次脳機能障害へのリハビリテーション(以下リハ)医療の取り組みとして,2001年より開始されたモデル事業時代の実態調査でも,社会的行動障害は高次脳機能障害の症状として頻度の多い4大症状の一つとして挙げられた.社会的行動障害と一言で表されるが,その状態は多岐にわたり,固執性,易怒性,意欲低下,病識欠如等多くの病態を含む「社会参加の制限につながる行動障害」の総称である.リハ医療がどのようにこの障害に取り組んでいけばよいのか,現場では日々苦慮している状況にある.
高次脳機能障害の支援が全国的に事業化され,10年余り経過する中で支援のうまくいかない困難事例の大部分が社会的行動障害の強い事例であると考えられ,2016年~2018年に厚生労働科学研究で社会的行動障害の実態調査が実施された.その詳細な報告およびその成果物として「社会的行動障害への対応と支援」というマニュアルが昨年7月に公開された.そのような動きの中,本誌で社会的行動障害にスポットライトを当てる特集を企画した次第である.
本特集では,まず社会的行動障害についての概説,さらに2016年度より実施された実態調査の結果について,高次脳機能障害支援事業の開始当初から中心的にご活躍された中島八十一先生に解説していただいた.次に,多くの精神症状・行動障害の中で頻度の多い「易怒性,感情コントロール障害」「意欲・発動性低下」にターゲットを絞り,それぞれ京都大学の上田敬太先生,埼玉総合リハビリテーションセンターの先崎 章先生に執筆いただいた.これらの精神科医療との狭間にある症状に対する薬物治療の実際と,リハ医療でも実践可能な非薬物的治療(心理療法,環境調整等)にも言及していただいている.また社会的行動障害は当事者の社会参加を制限するにとどまらず,介護者,特に家族に大きな負担感を与える障害であることから,家族支援をテーマに東京慈恵会医科大学の渡邉 修先生に執筆いただいた.最後に,社会的行動障害の一端ではあるが,起きてしまうと大きな問題となる「触法行為」を取り上げ,触法行為と精神障害の関係,鑑定書・意見書を求められたときの留意点等を弁護士の中井克洋先生に解説いただいた.
本特集では,「明日からの診療に役に立つ情報をお届けする」をテーマに企画したが,それぞれの領域の第一人者の先生方にご執筆いただくことができ,大変充実した内容になったと考えている.本特集が高次脳機能障害患者の社会的行動障害の対応に日々苦慮する先生方の診療の一助となればと期待している.(編集委員会)
J. of Clinical Rehabilitation 29巻2号
筋トレの科学と実践
筋トレの科学と実践
近年,筋萎縮・筋力低下の問題は高齢者のサルコペニアに焦点が当てられるなか,栄養学を含めた学際的な領域へと発展してきている.単に食事を十分とって運動するというだけでは解決できない問題のようだ.先日,サルコペニア肥満の症例を診る機会があったが,外見では筋萎縮はわからないということを実感した.そもそも脂肪と筋組織が違うのは当然で,栄養補給もその視点で考えるのは同じく当然のことである.しかし,普通の食事をとって普通のsedentaryな生活を送っている高齢者のなかにもサルコペニアは存在するわけで,改めて筋萎縮の問題の深淵さを感じる.
リハビリテーション(以下リハ)以外の領域でサルコペニアやフレイル(frailty)が取り上げられる機会が増える一方,リハではどう対応するのかを問われることも増えている.筋トレはリハの原点の1つでもある.いろいろ要件はあるものの,この問いに対しては筋トレと答えるわけであるが,踏み込んだ話になると答えられないことも多い.そもそも筋肥大はどういうメカニズムで起こるのか,どうすれば効率的に筋肥大が起こるのか,筋肥大は筋力増強と同義なのか等,リハ従事者としては生化学,そして生理学的な基礎に立ち返って答えなければならないと考える.
高齢者のサルコペニアの話題から離れて,若い層の中でも筋トレがブーム化している.体育系の学問を修めた専門家が下支えして,スポーツジム文化が育っている.ボディビルとまでいかないまでも,ダイエットを意識した筋トレ人口は相当数あるのではないだろうか.その延長線上では電気刺激や加圧トレーニングといった技術を取り入れたものまで用意されている.治療としての電気刺激についてはリハ領域でも長い歴史があるが,商業ベースで使われる電気刺激装置に関する知識は乏しく,果たして効果はどの程度なのかと質問されても答えに窮する.一方,リハでは筋トレと電気刺激を組み合わせた新技術が研究され,既にシステム化されており,無重力での廃用性筋萎縮に学問的に取り組んだ報告もある.加圧トレーニングも医療界で取り組む例が出てきており,高齢者,種々の基礎疾患をもった患者にも安全に適用できることが報告されている.
本特集ではこのような社会背景に対して,筋トレを正面から扱い,生化学,生理学,栄養学,理学療法学,そして医学における当該領域の第一人者から執筆いただくことにした.高齢者,患者のためだけのテーマでなく,広く一般の筋トレブーマーにも役立つ内容になっているので,リハに携わる読者には自身の専門領域の知識の補充として役立てられたい.(編集委員会)
J. of Clinical Rehabilitation 29巻1号
肝臓リハビリテーション Update
肝臓リハビリテーション Update
肝臓は代謝中枢機能を持ち,また消化吸収に重要な胆汁分泌や生体に不要な物質を排泄する胆汁色素代謝・解毒等,身体のホメオスターシスや健康を維持するための多くの重要な役割を果たしている.しかし,肝臓は「沈黙の臓器」といわれるように,病気になっても当初は自覚症状に乏しく,肝硬変や肝がんといった重篤な事態になって初めて気づかれる場合も少なくない.重度の肝臓機能障害では,脱力感,掻痒感,筋肉痛,体重減少,腹水による腹部の膨満感,浮腫,消化管の静脈瘤の破綻による吐下血,脳症による意識障害・昏睡,食思不振・悪心・嘔吐等の症状により日常生活活動が制限される.
肝臓機能障害は2010年4月に新たに追加された内部障害である.CRでは2011年4月号で「見えない障害,肝臓のリハビリテーション」というわが国初の肝臓リハビリテーションの特集を組んだ.それから,8年が経過した.この間に,肝臓機能障害の身体障害認定基準が緩和され,肝臓リハビリテーションの運動療法のエビデンスが大きく進歩を遂げた.
そこで,本特集号では,肝臓機能障害の基礎疾患,身体障害認定基準の変更内容,障害の特徴,ADLや運動耐容能をレビューするとともに,慢性肝炎,肝硬変,肝がん,肝移植後の肝臓リハビリテーションの方法と効果について最新知見やエビデンスを交えながら解説いただくこととした.
執筆者はこの領域でトップランナーとしてご活躍されている先生方であり,極めて充実した内容にしていただいた.すなわち,上月正博先生からは総論として肝臓リハビリテーションの考え方を明快に示していただいた.また,NAFLD/NASH患者のリハビリテーションを小田耕平先生らに,肝硬変患者のリハビリテーションを筆保健一先生らに,肝がん患者のリハビリテーションを西田佳弘先生らに,小児の肝移植後患者のリハビリテーションを峯 耕太郎先生らに,肝移植術後患者に対する微弱電気刺激療法を花田匡利先生らに,それぞれ,病態,運動耐容能やADL,運動療法の効果,食事療法・薬物療法の効果,リハビリテーション普及の阻害因子と解決法等に関してわかりやすく解説していただいた.
肝臓機能障害は腎臓機能障害と並ぶリハビリテーション医学・医療のこれからの大きなターゲットである.本特集により肝臓機能障害を正しく理解するスタッフが増え,自信を持ってそのリハビリテーションの普及にますます貢献されることを期待する.(編集委員会)
おべんきょ環境整備
病原体にはびこるスキを与えない!
病院環境を清潔に保つことは,手指衛生と並んで重要な感染対策の柱。本書は,清掃をはじめとする病院の環境整備について基本的な考え方から実践的手法までをズバリ解説しています。病院環境中の病原体をどれだけ減らすことができるか?そのヒントが散りばめられた1冊です。感染管理おべんきょブックスシリーズの第3弾。
おべんきょ抗菌薬
医療関連感染と抗菌薬のお話
薬剤耐性菌(AMR)対策が世界的に深刻な問題となり,医師,看護師など職種を問わず,抗菌薬の知識が求められる昨今,本書は,医療関連感染と抗菌薬の関係性を中心に講義形式で読みやすく解説した抗菌薬入門書です!感染管理おべんきょブックスシリーズの第2弾。
おべんきょ病原微生物
彼らの話も聞いてみた!
「感染」や「感染症」,「免疫」,「耐性菌」,「消毒」などについて病原微生物が微生物目線で語るスタイルの異色のテキスト。病原微生物の勉強が苦手な方々にも読みやすい内容です。感染管理おべんきょブックスシリーズの第1弾。
医療従事者のための 感染対策ルールブック
感染対策は感染防止のために必要なルールの集積です。本書は,エビデンスに基づいた227のルールを感染対策の第一人者である矢野邦夫先生がカテゴリー別に厳選し,ハンディーな新書判にまとめています。現場で感染対策を実践する医療従事者の方々,とりわけ研修医や新人看護師のみなさんにとって有益な情報を満載した手軽に使える実務重視のポケットルール集です。
マッスルインパクト イラストと雑学で楽しく学ぶ解剖学
シンプルで楽しい解剖学のテキスト。解剖学が苦手な人へ。
「筋がなかなか覚えられない......」「解剖学って苦手!」。本書は、そんな人におススメの新しいテキスト。著者自らかわいいイラストで基本的な筋を一つひとつ解説し、筋にまつわる雑学エピソードを多数紹介しているので、楽しく解剖学を学ぶことができる。薄くて軽いので、通学や通勤のお供にも最適! ふだんの勉強や国家試験対策に役立つ一冊。
徒手検査インパクト イラストで楽しく学ぶ!
徒手検査法の流れが一目でわかる!
かわいらしいイラストで、楽しく学べるテキスト「インパクト」シリーズに、新作の登場です!
今回は、整形外科疾患に対する徒手検査法がテーマ。頚部・胸部、肩部、腰部といった身体の区分ごとに、よく用いる徒手検査をピックアップして、手技の流れが一目でわかるように図示しました。
検査が得意な男の子「けんちゃん」が、徒手検査法の動作を始め、そのメカニズムや注意すべきポイントについて、一生懸命解説していきます。「正確な評価が難しい」「検査の手技がなかなか習得できない」。そんな初学者はもちろん、日々の臨床で徒手検査を用いるすべての医療従事者に、おすすめの一冊です!
皮膚病診療 Vol.42 No.13
2020年増刊号
【特集】形からみる皮膚疾患
【特集】形からみる皮膚疾患
皮膚症状の形に注目して7項目(線状、帯状、環状、網状、地図状、斑状、結節性)に分類し,その特徴から考えられる疾患をまとめた症例集です。
IBDの総合鑑別力
病態理解と内視鏡診断
潰瘍性大腸炎、クローン病のみならず、感染性や薬剤性などの“広義のIBD”を含め、多岐にわたるIBDの病態生理から画像所見、診療の要点までを網羅。病態を理解したうえで内視鏡所見を読み解く「総合鑑別力」のノウハウを解く。長年にわたりIBD診療に携わってきた著者が有す豊富な症例、蓄積された知識と経験に裏打ちされた説得力のある一冊。フルカラーで美麗な内視鏡像も満載。2020年版ガイドラインにも対応。
白血病治療マニュアル 改訂第4版
白血病患者の治療方針を立てるために必要な治療選択から各種プロトコール、支持療法、合併症対策までを盛り込んだマニュアル書の改訂第4版。今改訂では、分子標的治療薬を用いた最新のプロトコールを盛り込み、内容をアップデート。また白血病治療において重要性が増している「微小残存病変の評価と対応」について、1章を割いて解説。ベッドサイドマニュアルとして、血液内科医必携の一冊。
消化器外科2020年12月号
見直そう!;大腸がんに対する腹腔鏡・ロボット手術の基本手技
見直そう!;大腸がんに対する腹腔鏡・ロボット手術の基本手技 腹腔鏡・ロボット手術のような低侵襲手術は大腸癌に対する手術として適したアプローチであるといえる。本号では、大腸癌の部位別の基本術式について、術野展開方法を中心とした術式のポイントを写真・イラストを用いてわかりやすく解説した。
救急医学2020年12月号
トップナイフの閃き;切る。開ける。勇気をもって決断できるか
トップナイフの閃き;切る。開ける。勇気をもって決断できるか 救急医が自ら“ナイフ”を持って患者の身体を切る/開ける治療法を取り上げ、とくに「切るぞ!」「開けるぞ!」という“決断”=“閃き”にフォーカスした特集です。“トップナイフ”の先生方が経験された症例をもとに、“切る/開ける”ための適応判断、タイミング、リスク・ピットフォール、エビデンスなどを学びながら、救急外科手術の“トップナイフの閃き”の一端を感じてください。
一般消化器外科手術のエッセンス
Q&Aでわかる腹腔鏡手術
重要ポイントだけを,豊富なイラストや術中写真とともに簡潔明快に記載した。また,見開き単位のレイアウトでパッと見てわかりやすい紙面構成となっている。さらに,各項目に習得すべきポイントの「セルフチェック」や○×形式での「確認問題」が掲載されており,自身の理解度を簡単に確認することができる。
多忙な若手消化器外科医にこそ手にとっていただきたい1冊。
急性白血病診療テキスト エキスパートに学ぶ
抗がん剤治療が奏効しにくく,「不治の病」と見られがちだった急性白血病は近年,新薬などが承認され,その治療法は大きく進歩しつつある.本書では,急性骨髄性白血病・急性リンパ性白血病について,それぞれ前半部分で治療を安全に行うための血液学の基礎医学の知識,後半部分でそれぞれの疾患・病態に対する標準治療をエビデンスに基づき解説.より臨床の現場に即して使いやすいように,レジメンも記載した.
