速習! 肺がん免疫療法
~基本理解と適切使用のために~
話題の肺がん治療における「免疫チェックポイント阻害薬」の“今”がわかる。基本知識から臨床応用までが簡潔にまとまっており、短時間で必要な情報を速習できる。どのような場合に使用可能か、有害事象の対応、使用時の注意点、今後の展望などをQ&A形式で解説。既存の抗がん剤治療とは異なる経過をたどった症例など、エキスパートの経験に基づいたケースファイルも収載。
ナニコレ?痛み×構造構成主義
痛みの原理と治療を哲学の力で解き明かす
“構造構成主義”という哲学から痛みを捉えようとする新たな試みの書.構造構成主義を用いて理論的に痛みを解説し,さらに,理論を臨床に役立たせる実例も併せて提示.親しみやすいイラストで,痛みを“哲学”することをやさしく解説した.痛みを診るすべての医療者はもちろん,痛みを理解したい一般の方へもおすすめの一冊.
Color Atlas 大腸拡大内視鏡
本書は拡大内視鏡診断の基本から将来展望までを実例を挙げながら見事にわかりやすく記している.「なぜ,何のために拡大観察を行なわなければならないのか」,この疑問に対して本書は雄弁にその答えを与えてくれる.より正確で科学的な内視鏡診断というもののあり方を知る上でも必携の書と言える.それにしても,IIc 型早期大腸癌を不動の基軸として,実体顕微鏡から拡大内視鏡へ,拡大内視鏡から超拡大内視鏡へと展開していく,工藤診断学の高い戦略性には感嘆せざるを得ない.今後の更なる展開が本当に楽しみである.
本人の意思を尊重する意思決定支援
事例で学ぶアドバンス・ケア・プランニング
治療を巡る意思決定を支援する際,認知症や家族内の意向対立といった問題で悩んだ経験はないだろうか?本書では,40以上の事例を厚労省の「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」に準拠しつつ,本人の意思を現在・過去・未来の3つの時間軸でとらえて整理した.皆はどうしているのだろう?がわかる一冊.
血液内科ゴールデンハンドブック 改訂第2版
血液内科診療において最低限必要な知識をコンパクトにまとめたマニュアルの待望の改訂版。初版同様、知っておかなければならない疾患とその対処法、血液内科における検査法、診断法、治療法、各種薬剤について記載されているのはもちろん、初版発刊以降の新規治療薬の臨床導入や新規ガイドラインを反映し、内容をアップデート。研修医や血液内科シニアレジデント必携の一冊。
食道運動障害診療指針
内視鏡や造影検査で明らかな異常が認められないにもかかわらず「胸のつかえ感」や「胸痛」があり、食道の運動機能に何らかの障害が生じている状態の総称である「食道運動障害」をまとめた“公式ガイド”。食道運動の生理、各疾患の病態、各検査・治療までをコンパクトに解説。2015年春発表のシカゴ分類(Ver.3)など最新知見も反映。非専門医・実地医家も読んでおきたい一冊。
抗血小板療法 エキスパートの“勘どころ”
循環器疾患において抗血小板療法を行う際の判断、対応、用量調節等に必要な“勘どころ”をエキスパートが解説。前半では現在のコンセンサス・エビデンスをおさらいし、後半ではコンセンサスが得られていない臨床的疑問やケースに対して実践的な“勘どころ”を紹介。抗凝固療法に関するQ&A、おもな抗血栓薬一覧も掲載。
抗菌薬コンサルトブック
抗菌薬を使用する医療者が,適切かつ安全に薬剤を選択し使用するためのポケットブック.主な抗菌薬の構造式,作用機序,薬物動態,用法・用量,禁忌や相互作用など,日常診療に有用な抗菌薬の知識をコンパクトかつ明解に解説した.医師と薬剤師が協力して執筆し,臨床現場で即実践に活かせる一冊.
がん薬物療法 現場のルール
一般臨床で役立つポケットマニュアル
一般病院でがん薬物療法を行う際に必要なエッセンスを、「疾患別薬物療法」と「薬剤事典」の2部構成でポケットサイズに凝縮。標準治療のほか、標準治療ができない場合の患者別使い分けを“現場のルール”とし、推奨レジメンや専門医の工夫を箇条書きで解説。がん診療に携わる医師・医療スタッフにおすすめの一冊。
これでわかる ピロリ除菌療法と保険適用 改訂第5版
ガイドラインに基づく活用法
消化管疾患には欠かせないピロリ除菌療法とその保険適用についてわかりやすく解説。今改訂では、日本ヘリコバクター学会の「H.Pylori感染症の診断と治療のガイドライン2016改訂版」、新薬(ボノサップ、ボノピオン)、2016年診療報酬改定について盛り込んだ。よく見るケースのレセプトの記入例も収載。一般内科医、研修医にもオススメの一冊。
患者に説明できる調剤報酬
近年患者さんからの質問が増えた調剤報酬をやさしく解説。若手薬剤師リサが患者さんからの疑問に答える「実務編」では、調剤報酬の“理論”に基づいた回答例を詳しく掲載。そのほか、調剤報酬がつくられた経緯をまとめた「総論編」、調剤報酬を体系的にまとめた「資料編」の三部構成で、“深く・広い”知識が身につく。実務実習に臨む薬学生・若手薬剤師にとくにおすすめ。
がん治療の疑問をメーリングリストで解決した件。
薬剤師が知りたいがんの疑問52件をバッチリ解説!
日本臨床腫瘍薬学会の会員間で好評の会員限定メーリングリストの内容を書籍化。がん薬物療法の現場で働く薬剤師から寄せられた疑問のなかから、注目度・重要度が高い内容を精選して編集。取り上げられた疑問の回答に関連した基礎知識を確認できる解説やコラムも豊富に掲載。初学者からベテランまでの幅広いニーズに応えた。経口抗がん薬の処方せんを応需する保険薬局薬剤師にも最適なポケットブック。
医師主導治験 STARTBOOK
医師主導の臨床試験(治験を含む)の実施では,医療スタッフである「自ら治験を実施する者」が中心となり対応する必要がある.しかし,長年企業治験に慣れた医療機関の医師や研究者・協力者でも,多くの問題に直面して初めていろいろ悩むことが多い.本書では,医師主導治験を実施するためのポイントを簡潔にまとめた.
輸液カテーテル管理の実践基準
輸液治療の穿刺部位・デバイス選択とカテーテル管理ガイドライン
近年,輸液治療は急速に発達し,新たな輸液手技の使用が拡大している.また,看護師による静脈確保が一般化するなど,チーム医療の進展も見られる. CDCガイドライン, INS(米国輸液看護協会)の基準や,近年発表された新たなエビデンスをもとに,日本特有の医療環境やチーム医療の状況を踏まえながら輸液カテーテル管理の実践基準を作成した.
食物アレルギー 禁忌・要注意の医薬品とその代替薬
医薬品の中にはアレルゲン物質が含まれることがある.しかし,それに対する注意喚起の表記は,十分とは言えないのが現状である.そこで本書では,アレルギーの原因となることが特に多い10品目(卵,乳製品,小麦,ウシ,ブタ,ゼラチン,大豆,落花生,ゴマ,果物)を含む医薬品をまとめ,さらに,その代替医薬品も示した.
Quick Tips on Colonoscopy Techniques
So it would seem that many young doctors outside Japan are just as interested in being able to quickly master colonoscopy insertion techniques as those in Japan. Yet, oddly enough, few texts on the subject of Japanese colonoscopy insertion techniques have been published in English, which begs the question: how exactly do young doctors overseas learn colonoscopy insertion techniques? Considering this problem, we thought it would be a good idea to put out an English edition of this book. First of all, it makes clear that there are multiple opinions on how best to achieve a given goal and different methods for doing so. This gives the reader the opportunity to learn and develop techniques that suit their own style and preferences. Secondly, because this book starts out with basic explanations, it contains a lot of material that will be enormously helpful to colonoscopists who are just beginning their training, as well as those who have already gained a moderate level of experience.
上肢臨床症候の診かた・考え方
画像検査に頼りがちになってしまう昨今,あらためて診察室で行う問診や診察の重要性,身体所見の取り方などを再整理した上肢疾患を診るための実践書.「下肢臨床症候の診かた・考え方」の体裁を踏襲した姉妹本である.本書では診察室で行える上肢の超音波像の見かたを新設した.
ワンポイントアドバイス 大腸内視鏡検査法
本書の特徴は,大腸内視鏡検査に必要な事項を細部に分類し,同じテーマをベテランの先生方にポイントをしぼって解説していただいた点にある.したがって読者は,同じテーマに対する複数の意見や方法を知ることができ,その中から自分のやり方にあった解決法を見い出すことができる.また,図表も入れて解説していただいているので非常に理解しやすくなっている.本の形態もポケットにはいるような大きさとなっており,本棚から取り出して読んでいただくというより,ポケットに常に入れ,検査中の現場で役立ていただきたいと考えている.また,本書は,基礎的な手技の解説も含まれており,手技の向上のみならず新しく検査をはじめようとする先生方の入門書としてもお役に立てるものと自負している.
地域とつながる
高齢者救急実践ガイド
研修医・若手医師らが救急医療の現場で高齢者の対応をするときに知っておくべき,高齢者によくみられる症状・疾患や診療のポイント,専門医へのコンサルトのタイミング,地域医療との連携,看取りについて,各領域の専門家が基礎知識や診療の実際を示した症例を解説.臨床ですぐに活用できる「高齢者救急」の実践的なガイドブック.
抗凝固療法の神話と真実
適切な心房細動管理のために
心房細動診療に長年携わってきた著者が、一般内科医が抱きがちな思い込み(神話)に対する“真実”を科学的視点から解説。「DOACはモニタリングできないから使いにくい」「ワルファリンはビタミンKで中和できるからDOACより安全」などの“神話”を取り上げた。より正確な根拠をもってワルファリンとDOACを使い分けるための知識が身につき、読んですぐに実践できる。