≪OS NEXUS 5≫
スポーツ復帰のための手術 膝
前十字靭帯・半月板・複合靱帯・膝蓋骨の手術,さらに軟骨欠損や膝痛に対する手術まで,スポーツ選手に起こりやすい膝損傷に対する手術を網羅し,精緻なイラストで詳細にわかりやすく解説した,整形外科医必携の1冊。手術の要点をおさえ,ベテラン医師からの手術のコツや注意点がひと目でわかる構成。
前十字靭帯損傷を起こすスポーツ選手は特に多く,遺残組織をどうするか,移植腱をどう作製するかなど,各施設のさまざまな手術法を紹介。また,近年,半月板機能の重要性が認識されつつあり,その機能回復に必要な新しい手術法についても丁寧に解説。さらに,後十字靱帯再建を併用した手術や, 2013年に保険適応となった培養軟骨移植,靱帯や半月板,軟骨損傷以外にも疾患がある膝痛に対する関節鏡手術などについても詳しく紹介。
臨床工学 プラクティカル・フルコース
臨床工学技士(CE)の業務は専門化が進み,各科の機器業務に特化していく流れはあるが,それぞれの医療機関規模や機能によって著しい差異もある。
本書は,各治療分野の多様化・高度化した最新の医療機器の構造と原理,使用方法から,臨床における治療適応,機器の管理まで,CEが関わる機器と臨床現場で行う業務を網羅。『臨床工学技士基本業務指針2010』『同業務別業務指針2012』に準拠し,CEに必要な基礎知識から実践的な技術までを,写真や図版・イラストを多数盛り込み細部までわかりやすく解説。『医療機器安全管理指針(2013年)』も意識した構成で,病院で扱う主要な医療機器についての参考書としても使用できる一冊。
≪OS NEXUS 4≫
股関節周囲の骨折・外傷の手術
股関節を構成している大腿骨と骨盤で生じる主な骨折とTHA(人工股関節置換術)後に起こりうる典型的な合併症を取り上げ,その対処法を紹介。
大腿骨側の骨折(頚部骨折,転子部骨折,骨頭骨折)は遭遇頻度が高いスタンダードな手術であり,スクリュー,K-wire,髄内釘など,器具の扱い方に対する正確なスキルが求められる。骨盤側の骨折(骨盤輪骨折,臼蓋後壁骨折,寛骨臼骨折)は難易度の高い手術であることから十分な手術技術と解剖学的知識が求められるが,股関節専門医となるためには避けて通れない手術である。
本書は,各手術の場面ごとに簡潔な解説とイラスト・術中写真,その時必要な注意点やコツ(NEXUS view)を掲載し,執刀する際に必要な手技が理解できる構成。
≪OS NEXUS 3≫
手・手関節の骨折・外傷の手術
手・手関節に対する骨折と救急や外来で遭遇することの多い外傷を取り上げ,特に経験することの多い手術をまとめた1冊。
外傷では,初期対応が重要な熱傷・電撃傷も掲載。また,急速に普及しているロッキングプレート固定法についても,より安全・安心に手術ができるコツを豊富に掲載している。手術の要点をおさえ,ベテラン医師からの手術のコツや注意点がひと目でわかる構成で,明日からの手術に活かせる1冊。
≪OS NEXUS 2≫
頚椎・腰椎の後方除圧術
脊椎分野において最もスタンダードな手術であり,若手脊椎外科医に必須の手術である,頚椎と腰椎に対する「後方除圧術」を取り上げ,各種術式をこの1冊に一挙掲載。
初めに「除圧術の基本器具」について,頻繁に使用する器具(ケリソン鉗子,ノミ,エアトーム)を使いこなすための手技と注意点を解説。さらに,日常生活動作に支障をきたす痛みの代表的疾患を対象とした除圧術をイラストとともに解説。本書では脳神経外科医により解説された項目も5項目掲載。内視鏡下手術(整形外科)と顕微鏡下手術(脳神経外科)を並記することで,両術式の特徴とスキルが一目瞭然になっている。
≪OS NEXUS 1≫
膝・下腿の骨折・外傷の手術
OS新シリーズの創刊号である本号では膝・下腿の骨折・外傷に対する手術手技を特集する。
骨折や外傷は症例数が多く,若手医師が担当することも多い。下肢はスポーツなどで老若を問わず受傷するため,担当医には正確な知識と技術が望まれる。本書では専門医取得前後の若い整形外科医が治療の現場で実際に遭遇することの多い骨折・外傷を取り上げ,現時点でのスタンダードな手術手技をそのポイントごとに精緻なイラストと詳細な記述で解説している。また,治療に難渋するケースも多い軟部組織の損傷を伴う症例には,皮膚移植やDCOなど困ったときの対応法も示している。
『Fast Check』では繰り返しチェックしやすいように手術の要点をまとめ,『NEXUS View』ではベテラン医師からのコツと注意点を確認できる。
次世代を担う若手整形外科医へ確かな技術を繋げる一冊。
SHD/ACHDのCT・MRI
SHD(structual heart disease)に対するカテーテル治療のどの手技にも術前評価は不可欠で,CT・MRIが有用である。また,ACHD(成人先天性心疾患)に対するCT・MRIは患者それぞれに特徴があり,撮像・読影の難易度が高く,術後の心臓に対しては心エコーだけでは読み取れない疾患の評価をCTやMRIで行うこともできる。MRIは血行動態や心機能を,CTは形態の全体像を把握するために用いられており,心エコーだけでは得ることができない情報を得られるため,SHD/ACHDに対するCT・MRIへのニーズは今後さらに高まると予測できる。
本書では,進歩著しいSHD/ACHDのCT・MRIにおいて,どのように考え撮像すべきか,どこをポイントに画像を読み取るかを,造影剤の量や注意点・コツなども含めて,画像を呈示してわかりやすく解説。トラブル回避の方法も述べ,評価指標としてのCT・MRIの技術・知識が身につく一冊。
すぐよくわかる
リンパ腫のやさしい講義
「リンパ腫は難しい」「どこから学んでよいかわからない」と多岐にわたる病型分類やめまぐるしい治療の進歩にお悩みの方に送る、「気軽に読めるのに、すぐよくわかる!」これまでになかった待望の一冊。講義形式のやさしい語り口で、ガイドラインや成書の行間から最新治療までをかみ砕いて解説。若手医師の悩みをよく知る著者だからこそできる、ここがわからなかった・そこが知りたかったに丁寧に答える。リンパ腫について学び始める方・学びたい方、必読の入門書。
LUTS診療ロードマップ
泌尿器科医が日常診療で最も多く遭遇する蓄尿・排尿症状の総称であるLUTS(lower urinary tract symptoms)。LUTSの原因となる疾患は,前立腺肥大症,神経因性膀胱,過活動膀胱,尿路結石,尿路感染症,骨盤内臓器脱ほか多岐にわたり,複数の原因が重なっていることもある。原因となる疾患が異なっていても同じ症状を呈することもある。
本書は,原因疾患の確定に苦慮するLUTSについて,初期診療から原因疾患の治療までの流れを俯瞰できる診療“ロードマップ”を掲載し,各論では検査の基本評価,その後の確定診断と治療までを詳解。この一冊で,複雑なLUTS診療でもう迷わない!
25症例を診て、問題を解いて、身につける!
超 実践トレーニング 乳癌薬物療法
乳癌薬物療法の進歩はめざましく,それを反映してガイドラインも頻回に改訂されており,最新の知識を身につけることは容易ではない。
本書では,ガイドラインの最新知識・重要なポイントを網羅し,①Questionを解く,②Pointを読む,③Pointを踏まえてもう一度確認する,という3ステップで,知識が簡単・確実に身につけられるようになっている。「Step Up:さらに知識を深める」も読めば,知っておきたい周辺知識まで押さえられる。これから乳癌の専門医を目指す医師や,乳癌に携わる一般外科医や消化器外科医にも役立つ一冊。
病理からアプローチする
腎移植マネジメント
年々増加傾向の腎移植。移植腎生検は主に病理医が診断するが,臨床医(腎臓内科医・泌尿器科医)も理解して診断・対処する必要がある。
本書は,臨床医が知っておくべき移植腎生検の基礎知識から正常・異常病理像の所見,術後の拒絶反応とその鑑別診断,経過観察時に見られる再発腎炎・感染症など,腎移植患者に特有の病態・疾患の臨床情報までを網羅。実臨床で困らないための疾患の情報と,診断・治療の際に押さえておくべき病理像・病理学的情報をともに掲載し,「腎移植の臨床につながる病理の理解」をモットーにわかりやすく解説する。移植腎生検を実臨床に活かすための1冊。
LECS
イラストと写真で見る内視鏡医と外科医のコラボレーション手術
低侵襲性に優れたLECSは,多様な可能性を秘めた手技として,さまざまな疾患に応用されていくことが期待される。本書は,腹腔鏡・内視鏡合同手術研究会(LECS研究会)が,よりLECSの安全性や技術の向上,そして普及を目指し,研究会編の手術書として企画したものである。classicalなLECSから関連手技(変法),さらには胃噴門部だけでなく十二指腸,大腸のLECSなど,LECSの手技すべてについて,イラストと写真を用いて解説されている。
高齢者のやりがい・生きがいを見つけよう!
老年期うつ病の作業療法
「老年期うつ病」の患者数は推計40万人といわれており,特に女性の患者が多く,高齢者の自殺の原因の一つでもある。今後も患者数は増加を続け,また認知症へ進行する割合も高いことから,確実な対策が必要とされている。
老年期うつ病は,発症原因,症状,治療法など,さまざまな点で若年者のうつ病と異なるため,作業療法にも工夫が必要である。作業療法士と高齢患者は,これまでの治療者と対象者の関係である「治す,治してもらう」という役割から共に脱し,作業療法士は高齢患者が自分のことは自分でできるように,患者の生活をプロデュースすることが重要である。
本書は,高齢者が新たな生きがい・役割を見つけるために,作業療法士が地域でできることを実例を通して解説している。うつ病に限らず,作業療法士が今後,地域でどのように高齢者とかかわっていけばよいか,その参考となる1冊
そのX線正常ですか?
骨腫瘍の画像診断
疑う目を養う・鍛える
整形外科領域における致死性の疾患である骨腫瘍は,専門医でないとその診断が難しい。骨や関節の痛みなどで患者が受診した際に,最初に撮影する単純X線で怪しいと感じ取れないと,腫瘍は見逃され,取り返しがつかなくなる。
本書は,骨腫瘍治療の最大のポイントである「最初のX線で見逃さない」ことに重点をおき,主要な骨腫瘍それぞれの好発部位の典型画像を網羅し,どこに注目し,どのように所見をとるべきかを詳しく解説。Q&A形式の紙面構成で,良性腫瘍から悪性腫瘍,難易度の高い鑑別疾患までを取り上げ,段階的に骨腫瘍の読影トレーニングができる1冊。
経尿道的尿管砕石術
安全・確実なTULの手術手技
尿路結石は泌尿器科医が最も多く遭遇する疾患の1つで,泌尿器科医はその治療に精通しなければならない。経尿道的尿管砕石術(TUL)は機器の進歩によりその適応を広げ,施行数は増加の一途を辿っている。今後TULが結石治療の中心となっていくのは確実であるが,麻酔や入院を必要とし,尿管穿孔,尿管断裂などの重大な合併症の可能性もあり,手術の施行には安全・確実な手技の習得が不可欠である。
本書では,TULのエキスパートである著者の多くの経験を通して得られた,安全で確実に結石を除去するためのノウハウとコツを動画(96動画を収載)を交えて解説している。
≪神経内科外来シリーズ 4≫
てんかん外来
神経内科医が接する機会の多い疾患の外来診察に必要なノウハウを,シェーマ・フローチャートなどを多用しコンパクトにまとめて解説するシリーズ。特に患者の多い神経疾患(頭痛・認知症・パーキンソン病・てんかん・脳卒中)を取り上げ,全5巻で構成。
本巻では,100人に1人の発症率ともいわれる「てんかん」を取り上げ,外来で必要な基本的知識と,外来の基本的な流れを解説。さまざまなてんかんのCase Studyをとおしてガイドラインに基づく治療を学べる,てんかん外来の基本が身につく1冊。
≪神経内科外来シリーズ 2≫
パーキンソン病外来
神経内科医が接する機会の多い疾患の外来診察に必要なノウハウを,シェーマ・フローチャートなどを多用しコンパクトにまとめて解説するシリーズ。特に患者の多い神経疾患(頭痛・認知症・パーキンソン病・てんかん・脳卒中)を取り上げ,全5巻で構成。
本巻では,「パーキンソン病」を取り上げ,外来で必要な基本的知識と,外来の基本的な流れを解説。ガイドラインに基づく,パーキンソン病のさまざまな症状に対する治療をCase Studyをとおして学べる,パーキンソン病外来の基本が身につく1冊。
≪神経内科外来シリーズ 1≫
頭痛外来
神経内科医が接する機会の多い疾患の外来診察に必要なノウハウを,シェーマ・フローチャートなどを多用しコンパクトにまとめて解説する新シリーズ。特に患者の多い神経疾患(頭痛・認知症・パーキンソン病・てんかん・脳卒中)を取り上げ,全5巻で構成。
本巻では,現代人を悩ます頭痛について,メカニズムや疫学などの基本的知識,外来の基本的な流れを解説。さらに,頭痛のなかでも特に外来で見る機会の多い,片頭痛,緊張型頭痛,群発頭痛,薬物乱用頭痛,小児・思春期の頭痛,その他の一時頭痛を取り上げ,各治療法をCase Studyを呈示しながら診療の実際も理解できるよう実践的に解説。一般内科医にも役立つ一冊。
実践に活かす!
症例で覚えるPCI術者に必要な治療Tips
特異な病変や全身もしくは局所の他疾患の併存など,さまざまな患者が持つ特別な背景を取り上げ,PCI術者であれば誰もが遭遇しうる治療方針の決定に迷う症例を掲載。PCI治療の経験・実績の豊富な全国のエキスパートが遭遇した症例を具体的に提示しながら,それぞれの状況に対してどのような根拠に基づいて治療方針を立てるべきか,治療方針決定の思考経路を理論的背景と臨床経験から得られた知見に基づいてわかりやすく解説。
症例数の豊富でない施設の術者や経験数のまだ少ない若手術者の日々のPCI臨床に役立つ知識・判断・応用のtipsが満載の一冊。
メディカルスタッフのための
カテーテルアブレーション必須知識
メディカルスタッフにとっては「用語が難解」「心電図や電気生理の知識の不足」「3-D mapping等の画像が難解」などの理由から,習得が難しい分野の1つとなっているカテーテルアブレーション。
本書は昭和大学医学部循環器内科の教育マニュアルをもとに,メディカルスタッフがカテーテルアブレーションの治療とケアを行ううえで必要な知識を網羅し,実践ノウハウを豊富な写真とイラストで徹底解説。医師・看護師・臨床工学技士の動線チャートを疾患別に掲載し,いつ・なにを・どうすればいいか・どのように動くべきかが一目瞭然にわかる虎の巻。