ベクトル視点でやさしく読み解く
呼吸器外科手術解剖イラスト
若手呼吸器外科医が習得しなければいけない胸腔鏡手術における胸腔内の解剖をイラスト化し,「自分が今どの方向から何を見ているか」「対象臓器にどのような力が加わりどう変形しているか」という2種類のベクトル視点で解説.モニターでは視認できない奥に隠れた臓器も描かれており,解剖・手術手技の理解を深めることができる.全編にわたって目を見張るほど美しいカラーイラストが掲載されており,手術室ナースにとってもテキストとなる1冊!
トライアングルモデルで身につける
感染症診療の考え「型」
“患者背景からPitfall、今後のマネジメントまで”デキる医師の思考プロセス完全版
「トライアングルモデル」を使えば感染症診療の基本が身につく!患者背景からPitfall,治療後のマネジメントまでを見やすく,丸ごと解説.診療に自信がつく1冊.
明日から実践できる!! 脳卒中の評価と治療
「上肢機能に悩んでいる」「肩の痛みに対して対応方法が知りたい」「姿勢評価ができない」「歩行に対する介入ポイントが知りたい」「車椅子の評価をしてみたい」「高次脳機能障害の統合と解釈がわからない」「リハビリ拒否があって離床が進まない患者に困っている」……など、新人・若手がよく悩む、脳卒中特有の問題を取り上げ、わかりやすく簡単に解説しました。臨床現場ですぐに明日から実践できるよう、要点を簡潔にまとめた【POINT】を随所に設けた、理解しやすい構成です。また、エビデンスに着目しつつも、エビデンスの基準に該当しない脳卒中者や、エビデンスの実践が困難である病院・施設でも取り組める内容となっています。脳卒中のリハビリテーションに関わる、初学者から新人・若手のセラピストに最適の入門書です。
序文
脳卒中者の評価と治療に悩んでいるセラピストの皆さんへ
私は、学生時代の臨床実習から現在に至るまで、脳卒中者を担当させていただくことが多い。本書を手にした皆さんも脳卒中者を担当し、臨床経験を積む機会が多いことだろう。また臨床だけでなく、日本リハビリテーション医学会、日本作業療法学会などの研究分野においても、脳卒中の演題数が上位にあるのは揺るぎない。
新人や若手で脳卒中者を任される場合、自分一人で対応することは難しく、先輩や上司のアドバイスがないと困惑することがあるだろう。私も新人時代、脳卒中の評価や治療に対して、どこから手をつけるのが妥当か悩んだ経験がある。特に、ボトムアップやトップダウンの使い分けは難しく、全体の問題を統合し、身体構造のみならず活動・参加・環境因子・個人因子を踏まえて解釈するのは容易ではない。それくらい脳卒中のリハビリテーションは、多角的な視点が求められるのだ。
その中で『脳卒中治療ガイドライン』は臨床実践において参考にすべき重要な情報である。しかし臨床では脳卒中者の状態は一様ではない。特にリハビリテーションの分野であれば、エビデンスに基づいた実践を行うための医療体制が整っていないところも多く存在する。そのため、患者の個別性に配慮した判断をある程度は理解するべきだと認識している。
本書は、急性期・回復期・生活期といった分野を限定せず、脳卒中者に関わる新人・若手の作業療法士(OT)・理学療法士(PT)・言語聴覚士(ST)向けの書籍である。エビデンスにも着目しているが、エビデンスの基準に該当しない脳卒中者や、エビデンスの実践が困難である病院・施設でも取り組めるような内容になっている。
また、「上肢機能に悩んでいる」「肩の痛みに対して対応方法が知りたい」「姿勢評価ができない」「歩行に対する介入ポイントが知りたい」「車椅子の評価をしてみたい」「高次脳機能障害の統合と解釈がわからない」「リハビリ拒否があって離床が進まない患者に困っている」といった新人・若手がよく悩み、そして深く知りたい脳卒中特有の特徴や問題を取り上げている。そのため、前から読み進めなくても自身が悩んでいる部分のページのみを開き学習することもでき、臨床現場ですぐに明日から実践できる・・・・・・・・・ような構成になっている。
そして、各章の【POINT】も役立ててほしい。【POINT】では「簡単に言えばAだよね」「この部分はBを見よう」と内容を簡潔にまとめたもので、学生・新人・若手にも理解がしやすい形で記載をしている。学生・新人・若手に説明が伝わるということは、最終的に患者とその家族にもうまく説明ができるようになることだろう。そのため、【POINT】を拾って読み進めていただくのも良い。
私は臨床に出てから、多くのセラピストと交流する機会を得てきたが、脳卒中の評価と治療は難しいと感じている人が多いと知った。しかも、その中には、ガイドラインなどの学術的な本や論文をあまり読んだことがないといった声も多い。本書はそのような声も踏まえて、臨床現場で悩むテーマに対して「明日から実践できる内容にすること」「難しいことを簡単に伝えること」を目標に定めて執筆を進めている。
そして、私を含めた各執筆者は、臨床・教育・研究・セミナーを通して日々、昨日より一歩前に進めることを目指し励んでいる同志である。そして、本書をきっかけに、読者のセラピストの皆さんもその同志の一人に加わっていただきたいと強く願う。それは昨日より一歩前に進めることが、他でもない明日から関わる「目の前の誰か」に、一歩進んだものを提供できると信じているからだ。
進もう。
ぼくらの一歩が、
だれかの一歩に。
最後に、本書を作成するあたり尽力を頂いた西堀氏はじめ金芳堂の方々に感謝申し上げます。
2022年8月
編著者 青木啓一郎
心エコー 2023年12月号
心不全のうっ血学
心不全のうっ血学 特集は「心不全のうっ血学」.うっ血概論/肺動脈楔入圧は左室充満圧評価に万能な指標か?/肺エコーのB-lineが意味するものは?/右房圧をガイトン理論で考える/エコーで右房圧の推定はどこまで可能か?/Clinical Scenario 1:心エコーでvolume central shiftは捉えられるか?/Clinical Scenario 2:心不全退院時のうっ血をいかに超音波で評価するか? などを取り上げる.連載は症例問題[Web動画連動企画],COLUMN[Something new, Something special],ポストコロナのハンズオン教育 を掲載
脊椎脊髄ジャーナル Vol.36 No.7
2023年7月号
■特集
首下がり症候群の病態と治療
肝臓の外科解剖 第2版
門脈segmentationに基づく新たな肝区域の考え方
肝臓の手術に不可欠な区域解剖において、従来のCouinaudの肝区域に替わり、門脈など静脈系に着目した新たな考え方を呈示。2004年の初版以後の、最新の立体画像構築による新知見とともに、「肝門板」の新たな視点を提唱。腹腔鏡下肝切除術式も加えて、手術書としても大幅リニューアル。
統合失調症のみかた,治療のすすめかた
治療によって回復する疾患であるにもかかわらず,適切な「みかた」や「治療のすすめかた」が未だ広く理解されていない統合失調症の診療について解説する書.
研修医が知りたい対応をチャートで整理!呼吸器診療エッセンシャル
好評書『循環器診療エッセンシャル』の呼吸器診療版が登場!症候・疾患別に「確認すべきポイント」,「必要な初期対応・検査」,「診療の手順」をフローチャートで図解し,チャートとリンクした解説文で理論と実践をスッキリ理解できる、実臨床で“使い倒せる一冊”.「押さえておきたい手技・対応・治療薬」のマニュアル,「診断に重要なCT所見」のアトラスも収載.“手際よく情報を得たい”,“診療の流れを知りたい”という研修医・若手医師にオススメ!
病態を考える!
はるま先生の見るから診るへの内視鏡診断学
診療が楽しくなる上部消化管内視鏡テキスト
本書は上部消化管内視鏡診断の本です.癌や炎症など様々な病変があります.まず画像INDEXを見て下さい!1つでも「?」と思った先生は即購入して最後まで読み進めて下さい.内視鏡画像から病変の発生病態を考えることは,疾患リスクを絞り効率よく拾い上げ診断できることにつながります.そして何より診療が楽しくワクワクします.全部を読み終わったら,先生の内視鏡をみる目は「見る」から「診る」へと変わっていることでしょう.
内視鏡診断のプロセスと疾患別内視鏡像-上部消化管 改訂第4版
改訂第4版の序
本書が世に出てから13年が経った。
そこで今回は急速に変貌を遂げつつある上部消化管内視鏡診断学を見据え、第4版改訂を行った。
既存の消化管内視鏡診断に関する書籍の多くは「疾患ごと」に項目立てされ鑑別診断に終始している。これに対し、本書は「所見ごと」に項目立てされているのが特徴である。隆起あるいは陥凹といった所見をみて、その所見から質的診断に至るプロセスを、多くの内視鏡写真と簡潔な説明、そしてフローチャートを用いて懇切丁寧に解説している。
整形・災害外科 Vol.67 No.3
2024年3月号
変形性足関節症の最新の治療
変形性足関節症の最新の治療
超高齢社会,人生100年時代を迎え,変形性足関節症の患者数が増加しており,有効な治療法がこれまで以上に求められている。本特集ではエキスパートが病態・病態から保存治療,各種骨切り術,鏡視下手術,人工足関節全置換術を詳細に解説しており,変形性足関節症の最新治療の全容を把握できる。
看護師・検査技師・研修医のための
ペースメーカー心電図が好きになる! 改訂第2版
ペースメーカー心電図の判読法をわかりやすく解説した好評書の改訂版.ペースメーカーの仕組み,ペースメーカーモード,各種設定などの基本から,ペースメーカー心電図の12誘導心電図,ホルター心電図,運動負荷試験についてまで詳述.今改訂では,機器の進歩などを盛り込むとともに新章「心室刺激をしないようにする設定を知っておこう!」を追加.ペースメーカー心電図に手こずっている人,これから学ぶ人に最適の一冊.
乳房超音波入門 動画で学ぶ厳選100症例
Web動画130本収録。初学者に最適の入門書
●多くの症例を動画で見ながら、鑑別診断のトレーニングができます。
●典型例から良悪性の鑑別が難しい症例まで、様々な超音波所見のバリエーションを体験してください。
●カラードプラやエラストグラフィの使いこなし方もしっかり解説しています。
第1章 正しい検査手技
第2章 鑑別診断の進め方
第3章 実践的な診断トレーニング
≪シリーズ まとめてみた≫
整形外科 第2版
最短で国試の整形外科を攻略したい人に向けた究極の「まとめ本」。疾患ごとに「国試の傾向と対策」を紹介。キーワードで疾患にたどり着ける整理の仕方が満載。厳選した国試の過去問とオリジナルの問題を掲載し、最短で正解にたどりつくオリジナルの解法を加えました。
要点だけ最速でわかる 麻酔科研修[Web動画付]
ローテーション前の心構えから、術前評価に役立つ知識、研修医が多く立ち会う各診療科別の麻酔管理に至るまで、要点を最速で理解できるよう厳選してコンパクトにまとめた。
合併症患者への対応や緊急時のトラブルシューティングなど、現場で即戦力となるための知識を凝縮。「やりがちなミス」や「肝を冷やした症例」といった実例をもとに、実践的なスキルの習得を支援する。
ポイントを押さえた端的な解説は、チェックリストとしても役立つ。麻酔科ローテのお供に最適な1冊。
エキスパートが教える 心・血管エコー計測のノウハウ
好評を博した『検査と技術』Vol.47 No.3(3月・増刊号)「エキスパートが教える心・血管エコー計測のノウハウ」が、待望の書籍化! 新たな症例とより美しい画像の追加により、さらに高い完成度で仕上がりました。心・血管エコーの計測について、典型例はもちろん、ガイドラインに示されない“非典型例”まで詳述される本書は、すぐにでも実践に役立つこと間違いなし。あらゆる症例に自信が持てるようになる一冊です。
改訂2版 病院前新生児蘇生法テキスト
【新生児蘇生法講習会Pコース公認テキスト】
救急救命士・救急隊・消防士などを対象とした新生児蘇生法(NCPR)講習会(Pコース)公認テキスト。医療施設外での出生を想定し、バッグ・マスクや胸骨圧迫といった標準的な新生児蘇生処置の習得を目指す。出生時の呼吸・循環生理、救急搬送時の留意点などの必須知識も収載。NCPR 2020を反映した改訂2版。講習会予習動画付き。
解いて学ぶ!
「おとな」の食物アレルギー
思春期~成人の食物アレルギー43のCase Study
天丼を食べたら唇が腫れた,バスケの試合中に倒れてしまった中学生….何が原因でなぜ起こったのか?食物アレルギーの診療は詳細な病歴聴取をベースとした推論と検証である.さまざまな場面の43症例を通して,「問診内容で重要なものは?」「診断に最も有用な検査は?」などの問題を解きながら,成人食物アレルギーの知識や診療スキルを深めることができる画期的テキスト.コラムや食物アレルギー・アレルゲンに関する資料も充実.
看護管理 Vol.34 No.9
2024年 09月号
特集 DNP(Doctor of Nursing Practice)の可能性
特集 DNP(Doctor of Nursing Practice)の可能性 社会の変化を的確にとらえながら、看護管理者として直面するさまざまな問題について解決策を探る月刊誌。看護師長を中心に主任から看護部長まで幅広い読者層に役立つ情報をお届けします。 (ISSN 0917-1355)
月刊、年12冊
がんと認知機能障害 気づく,評価する,支援する
「がんとの共生」が当たり前になるなか,社会復帰を阻む新しい問題の一つとされているのが認知機能障害だ.近年,がんへの罹患や治療などに起因する認知機能障害の報告が増えてきている.しかし,本邦での認知度は決して高くなく,医療者の中でも知識に差があると言える.そのような現状を踏まえ,がん医療における認知機能障害のあれこれを1冊にまとめた.これからのがん治療・ケアをステップアップさせる新バイブルだ.