
別冊整形外科 No.59 運動器疾患に対する最小侵襲手術
運動器疾患に対する最小侵襲手術における,最新の手術テクニック,コツ,機器など,読者にとって役立つような具体的で根拠に基づいた内容を掲載.特に人工関節,関節形成術,脊椎手術,骨折手術,筋・腱手術,末梢神経手術における中長期的な有効性を明確に示した.最小侵襲手術の功罪,今後の展開についても記載.

別冊整形外科 No.58 肩関節・肩甲帯部疾患
病態・診断・治療の現状
肩関節に関する研究は著しく発展しているが,近年では特に病態の解明の進歩に伴う臨床的診断法の開発とMRIの新たな応用,そして関節鏡を用いた診断と治療法の開発は目覚ましい.現在の肩関節疾患の病態・診断・治療のゴールドスタンダードをまとめた.

別冊整形外科 No.57 股関節疾患の治療−up-to-date
股関節疾患は大腿骨頸部骨折,先天性股関節脱臼,変形性股関節症,大腿骨頭壊死症など疾患数が多く治療法も多彩なため,数多くの優れた保存的治療や手術法が開発され,近年では人工股関節やコンピュータ支援手術,関節鏡をはじめとした低侵襲手術も行われている.本特集号では保存療法,装具療法,オリジナルな外科的治療法はもちろんのこと,創意工夫を加えた手術法,後療法まで幅広く取り上げた.

別冊整形外科 No.56 関節周辺骨折
最近の診断・治療
骨折は整形外科での主要な治療対象であるが,その治療方法は損傷の程度や部位,また症例に応じて千差万別であり,整形外科医として成熟するには長年の経験と技術が必須である.本特集号では,多様な骨折治療に対する術前計画の詳細をはじめ,新しい手技,治療法のコツ,また問題点の検討といった関節周辺骨折治療の現在を部位ごとに網羅的に扱う内容とした.

別冊整形外科 No.54 上肢の外科
最近の進歩
近年,スポーツ障害や加齢,オーバーユースなどに基づく骨折や変性疾患が増加し,上肢の外科は大きな変化を見せている.一方,臨床の現場では病態の解明,新たな診断法,治療法や固定具なども進歩を遂げている.本特集号では,病態,機能解剖,診断から肩関節,肘関節,手関節疾患の治療まで,臨床に即役立つ上肢の外科に関する最新の情報をまとめる.

別冊整形外科 No.52 高齢者骨折に対する私の治療法
高齢化社会を迎えたわが国では高齢者のQOL低下が今後の大きな社会問題となっており,その一大要因として骨折・転倒があげられる.本特集号では骨粗鬆症による上肢・脊椎・下肢骨折の治療法を柱に,最先端の外科的治療法やオリジナルな治療法,薬物療法や運動療法,また転倒予防を含む骨折の防止策からリハビリテーションの取り組みまで幅広く収載している.

別冊整形外科 No.51 整形外科office-based surgery
1人でできるテクニック
鏡視下手術を始めとする低侵襲手術の発展により今後大きな広がりをみせる“office-based surgery”を特集.各種神経ブロックの実際や骨折の経皮的ピンニング法,創外固定法および麻酔法など,外来でできる手術手技の基本と最新技術に関する論文を幅広く収載し,日常診療に基づいた外来手術の工夫や成績についての貴重な経験を紹介する.

別冊整形外科 No.50 脊椎疾患における鑑別診断と治療法選択の根拠
医療機器の発達,科学的な研究手法の導入に伴い,脊椎脊髄病の診断および治療法は近年大きく発展した.しかし多くは,実験的な研究手法を用いることができず,今もって確固たる結論を導き出すことができていない.このような状況下,この領域の全体的な治療成績の向上,独りよがりの治療法の排除に貢献できればと考え,その診断にいたった経緯,あるいは決断した治療法に対する根拠を提示した論文を多数掲載することとした.

別冊整形外科 No.48 骨壊死
最新の診断と治療
近年さまざまな基礎的研究成果が報告されている骨壊死について,その基礎から臨床まで,小児から高齢者まで,上肢から下肢,また脊椎まで,領域・年齢・部位を限らず広く最新の論文を収載.解明が進んでいる疫学や自然経過,早期診断のための新しい診断法,基礎的研究に基づく新しい治療法の開発や従来の治療成績評価などを紹介する.

別冊整形外科 No.41 四肢骨折治療に対する私の工夫
骨折は早期に的確な診断と治療を必要とする急性疾患であり,その治療目的は骨折によって損なわれた運動機能の早期再建と回復にある.専門分野の細分化が進む現在でも,整形外科は「骨折に始まり,骨折に終わる」といえる.本書では,この骨折の診断と治療に関し,日常診療ですぐに役立つ,教科書には記されていない,ちょっとした「アイデア・工夫」を広く集めまとめた.

新・足のクリニック
教科書に書けなかった診療のコツ
好評を博した『足のクリニック』を全面改訂.日常遭遇する頻度が高いにもかかわらず,いざとなると知らないことが多い足の痛みや変形について,診療のコツをベテラン専門医がやさしく解説! 各疾患解説に踵骨棘,外反母趾,糖尿病足のケア,モートン病,ジョーンズ骨折を追加.保存療法,装具療法も大幅に改訂し,内容も充実.

椎体形成術
現在とこれから
骨粗鬆症性椎体骨折の治療法の一つとして定着しつつある椎体形成術の全体像を歴史的経緯,バイオメカニクス,適応,治療成績等の重要項目について概説.さらに日本で行われている術式と使用材料を網羅し,手術書としてもすぐに臨床現場で活用できる実践的内容.椎体形成術治療の第一人者の解釈とメッセージが楽しめる一冊.

仙腸関節機能障害
AKA-博田法による診断と治療
関節運動学と関節神経学の理論に基づいた徒手療法である“関節運動学的アプローチ(AKA)‐博田法”について,非特異的腰痛の主な要因のひとつである仙腸関節機能障害の治療法に焦点を当てまとめた実際書.治療法のみならず,仙腸関節機能障害を理解する上で必要な理論と基礎知識,診断法,エビデンス,実症例について150枚超の写真を用いてわかりやすくまとめた.

JOABPEQ,JOACMEQマニュアル
患者立脚型で多面的評価に耐える評価法を目指して学会主導で作成された,日本整形外科学会腰痛評価質問票(JOABPEQ),日本整形外科学会頚部脊髄症評価質問票(JOACMEQ)の使用マニュアル.入手法や臨床への適用例などの実際面から,統計学的処理や開発の経緯などの本評価法の根拠はもちろん,英文誌に投稿する際の注意まで,すべてを網羅して解説している.

手の外科の実際 改訂第7版
著者の10,000例に及ぶ症例経験,業績を基軸に,手の外科のすべてを詳解した.手の外科の治療にあたっての諸注意,こつを具体的に記述し,著者の基本姿勢であるatraumaticな操作,すなわちより完全な解剖学的修復,瘢痕の少ない修復操作で全章が貫かれている.手の外科の治療原則から後療法まで,個々の症例ごとに臨床応用できるよう解説した.

脊椎外科書
脊椎外科診療における初診から診断,治療方針の立て方,手術の実際まで,「考えなければならないポイント」を脊椎外科の第一人者である著者の多くの経験に基づいて実践的に示した.特に手術に関しては,症例を豊富な写真や図を用いて多数紹介し,著者の経験から知り得たコツを詳述.脊椎専門医を目指す若手から脊椎診療に携わる非専門医まで,臨床で指針となる実際書.

運動器慢性痛治療薬の選択と使用法
運動器慢性痛に薬物療法の視点からアプローチし,疼痛治療薬を適切に使い分けられるようになることを目的とした.痛みの種類や病期によって,いつ・どんな治療薬を・どう使うかといった治療薬選択のポイント,具体的な処方例,禁忌薬剤とその理由,さらに注意が必要な副作用・薬物相互作用についても分かりやすく解説.運動器慢性痛診療に携わる整形外科医,ペインクリニック医,一般臨床医,リハビリ関連職種に最適な一冊.

運動器慢性痛診療の手引き
局所の組織由来ではない運動器の痛み,特に神経経路や記憶,精神面などに影響を受ける慢性痛,修飾された痛みの解明と対策について,さらに,これまで整形外科医が使ってこなかった中枢系に作用する薬剤の使い方などについて,日本整形外科学会運動器疼痛対策委員会の成果をまとめたマニュアル.

しこりをみたらどう考える?
日常診療で遭遇するしこりへの対応法
日常診療で遭遇することの多い軟部の“しこり”に対する正しい診療知識は浸透しているとは言い難い.放っておいてよい“しこり”なのか,そうでない“しこり”なのか,軟部腫瘍(瘤)を見たときの初診医が注意すべきポイント,見逃さないポイント,良・悪性の鑑別の要点,専門医への紹介の判断など,プライマリケアでの見立ての精度を上げるためのコツが学べ,かつ豊富なカラー写真で軟部腫瘍(瘤)の基本的知識が身につく実際書.

患者さんのための
腰椎椎間板ヘルニアガイドブック
診療ガイドラインに基づいて
腰痛の代名詞とも言える腰椎椎間板ヘルニアについて,患者さんやその家族の方を対象にわかりやすく解説するガイドブック.医師向けガイドラインに基づいて,病気の成り立ちや必要な検査,治療方法を紹介.腰や足の痛みがある人,診断を受けた患者さん・家族の方が抱く疑問に対してQ&A形式でイラストとともにわかりやすく解説した.