
INTESTINE Vol.18 No.2
2014年 3・4月号
特集 炎症性腸疾患の画像診断modality
特集 炎症性腸疾患の画像診断modality
これまでIBDは、単に症状がなければ治療は十分であるとされてきたが、画像診断の進歩により、無症状であることと疾患を完全にコントロールできていることとは、決して同義ではないことが明確になりつつある。そこで、生物学的製剤など新しい治療薬が普及した中でのIBDの画像診断を俯瞰した。

INTESTINE Vol.18 No.3
2014年 5・6月号
特集 今、変わるのか? 大腸微小病変の取り扱い
特集 今、変わるのか? 大腸微小病変の取り扱い
大腸5mm以下の微小ポリープは、内視鏡検査上、最も多く遭遇する病変である。近年、これらの微小病変に対する取り扱いが変わろうとしている。5mm以下の微小腫瘍性病変については、いろいろな対応策があり、今一度、あらためて整理すべき段階にあると考え、今回の企画とした。

INTESTINE Vol.18 No.4
2014年 7・8月号
特集 日常遭遇する大腸炎の鑑別-内視鏡を中心に
特集 日常遭遇する大腸炎の鑑別-内視鏡を中心に
大腸の炎症性疾患のうち,日常診療で比較的良く遭遇すると考えられる,或いは頻度的にはそれ程多くないが一般的によく知られている疾患を取り上げた.これら疾患に対する内視鏡診断の向上を図り,他疾患(特にIBD)との鑑別診断精度を上げることがテーマのねらいである.

INTESTINE Vol.18 No.5
2014年 9・10月号
特集 大腸内視鏡治療と抗血栓薬―新ガイドラインの妥当性
特集 大腸内視鏡治療と抗血栓薬―新ガイドラインの妥当性
本テーマのねらいは,抗血栓薬の休薬による血栓塞栓症の予防に重点を置いた指針への改訂後の現状を大腸内視鏡治療という側面から報告頂き,新ガイドラインの妥当性を検証した。

INTESTINE Vol.18 No.6
2014年 11・12月号
特集 腸管ベーチェット病と単純性潰瘍
特集 腸管ベーチェット病と単純性潰瘍
ベーチェット病は全身の難治性炎症性疾患であり、本邦を含めたアジアは本症の好発地域である。腸型ベーチェット病に関して、単純性潰瘍との異同、および抗TNF-α療法を中心に論じてみた。

INTESTINE Vol.19 No.1
2015年 1・2月号
特集 超高齢化社会に向けた大腸内視鏡検査
特集 超高齢化社会に向けた大腸内視鏡検査
一般に超高齢者ほど大腸内視鏡挿入困難例の頻度が高い.様々な合併症を単独あるいは複数罹患し,抗血栓薬服用患者も増加し,ADL低下,認知機能低下,独居高齢者の増加といった心身,社会的問題を抱え,必ずしも暦年齢とは一致せず個人差が極めて大きく多様である.大腸内視鏡検査関連の高齢者,超高齢者に関する課題の議論集約は未だなされておらず,ガイドライン的なものもほとんどない.いまここで本誌を通して議論することは時宜を得ていると言える.『JNET大腸拡大NBI分類』収載

INTESTINE Vol.19 No.2
2015年 3・4月号
特集 小腸の炎症
特集 小腸の炎症
いまだに小腸の炎症性疾患の診断・治療には苦慮することも多く、まだまだ解明されなくてはならない分野である。本号では小腸に炎症を生じる疾患に焦点をあて、現時点での最新知見をまとめ、日常診療に役立てていただくとともに、今後解明していくべき課題を明確にし、この分野の医学的進歩に貢献できる企画としたい。

INTESTINE Vol.19 No.3
2015年 5・6月号
特集 腸管悪性リンパ腫
特集 腸管悪性リンパ腫
知っておくべき消化管悪性リンパ腫の病理分類と画像診断および治療法の進歩が読者に簡単に理解でき、ベッドサイドで日々活用できる一冊。

INTESTINE Vol.19 No.4
2015年 7・8月号
特集 下部消化管:炎症からの発癌
特集 下部消化管:炎症からの発癌
炎症性腸疾患に対する抗炎症治療の進歩は目覚ましいものがある一方、長期経過例での重要な問題点として、発癌がある。そのメカニズムから診断、予防や治療まで、現時点での知見を集積し、増加する炎症性腸疾患における大きな課題に取り組んだ。

INTESTINE Vol.19 No.5
2015年 9・10月号
特集 よくわかる大腸ESD/EMRガイドライン
特集 よくわかる大腸ESD/EMRガイドライン
本特集号では,「大腸ESD/EMRガイドライン」を作成した者の立場から,その内容をさらに詳しくかつわかりやすく読者に解説することを目的として,具体的な内視鏡画像の呈示やガイドラインの中で引用されている文献をまとめた表なども作成し各先生に執筆して頂いた。執筆内容はあくまでガイドラインの解説に徹することとした。

INTESTINE Vol.19 No.6
2015年 11・12月号
特集 サイトメガロウイルス腸炎とClostridium difficile感染症
特集 サイトメガロウイルス腸炎とClostridium difficile感染症
サイトメガロウイルス腸炎とClostridium difficile腸炎の病態、臨床的特徴と鑑別診断、確定診断法、適切な治療法と予防に関し、各方面の専門家に解説をお願いした。

INTESTINE Vol.20 No.1
2016年 1・2月号
特集 『早期大腸癌』からの20年,『INTESTINE』からの今後20年
特集 『早期大腸癌』からの20年,『INTESTINE』からの今後20年
本号は下部消化管の腫瘍・炎症両面におけるこの20年間の変遷を振り返るとともに、現状と今後の20年を見据えた展望をコンセプトに両分野におけるkey-opinion leaderの先生方にご執筆を頂いた。

INTESTINE Vol.20 No.2
2016年 3・4月号
特集 クローン病治療の最前線
特集 クローン病治療の最前線
クローン病は、若年に発症し長期に渡り社会生活を中心として大きな障害を及ぼす難病である。クローン病診療の“今”が抱えている諸問題に対する理解と対処法さらには将来への方向性を含め、読者の皆様方に分かり易くご執筆頂いた。

INTESTINE Vol.20 No.3
2016年 5・6月号
特集 消化管ポリポーシス-診断と治療の進歩
特集 消化管ポリポーシス-診断と治療の進歩
消化管ポリポーシスはまれな疾患群であり、遭遇する機会はそんなに多くはないかもしれない。本特集では最新の知見を診療ハンドブックに近い形でわかりやすくまとめていた。

INTESTINE Vol.20 No.4
2016年 7・8月号
特集 潰瘍性大腸炎-明日から使える内科治療のコツと最新情報
特集 潰瘍性大腸炎-明日から使える内科治療のコツと最新情報
潰瘍性大腸炎(UC)は,2016年現在では20万人を超えていると考えられ,common disease といってよい.これに対応して新しい治療法が登場している.その一方で,残念ながら,もう少し治療の選択肢があったのではないかと思われる患者に遭遇することもある.進歩の速いこの分野における新情報はどうであろうか.病態メカニズムに対応した新薬への期待は大きい.また,糞便中の微生物の移植や生薬など,既存のものとは大きく異なるアプローチも検討されている

INTESTINE Vol.20 No.5
2016年 9・10月号
特集 Cold polypectomy の是非を問う
特集 Cold polypectomy の是非を問う
昨今,本邦でも浸透しつつあるcold polypectomy を本号で取り上げ,その是非を問うというタイトルで企画編集を行った.寄稿された論文の内容を見ると,cold polypectomyに対してもう少し否定的な見解がみられるのかと思われたが,総じて肯定的な見解が述べられていた.

INTESTINE Vol.20 No.6
2016年 11・12月号
特集 診断に迷うIBDの非典型例
特集 診断に迷うIBDの非典型例
本邦における炎症性腸疾患(IBD)患者数の増加は著しいが,その一方で診断を確定することが困難な症例や鑑別診断に苦慮する症例に遭遇することもまれでない.
実際,IBD の診断のもとにステロイド投与がなされるも病状が悪化し,ステロイド抵抗難治症例と判断され私どもに紹介された患者のなかに,培養検査や内視鏡検査等を積極的に再検した結果,感染性腸炎であることが判明した症例が存在する.

INTESTINE Vol.21 No.1
2017年 1・2月号
特集 大腸Interval cancer をめぐる最近の知見
特集 大腸Interval cancer をめぐる最近の知見
近年,欧米からinterval cancer(IC)をテーマとした報告が数多くみられるようになった.しかしながら,その定義は未だ明確でなくIC の頻度も報告によってはさまざまである.その理由として,内視鏡による検診間隔期間がさまざまであることや,検査の質の違いなどが挙げられている.

INTESTINE Vol.21 No.2
2017年 3・4月号
特集 小児・妊婦・高齢者に対するIBD診療
特集 小児・妊婦・高齢者に対するIBD診療
本邦における炎症性腸疾患の患者数はすでに20 万人を超え,拡大する年齢分布の裾野の両極端に位置する,小児と高齢患者に対する治療法,今日的話題である妊娠症例に対する治療法,これらを特集した本号は,common disease の一つとなった炎症性腸疾患診療になくてはならない知識を提供してくれている.

INTESTINE Vol.21 No.3
2017年 5・6月号
特集 直腸早期癌-治療の新たな展開
特集 直腸早期癌-治療の新たな展開
経肛門的外科手術は,これまで視野も悪く局所遺残再発が多いという課題を抱えていたが,今回,TAMIS,腹腔鏡下手術,単孔式腹腔鏡下手術,taTME,ロボット手術など多くの手技やアプローチ方法と最新情報が紹介されている.