緩和ケア Vol.35 No.4【電子版】

- 出版社
- 青海社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2025/10/09
- ページ数
- 80ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥1,870 (本体¥1,700+税10%)
- 印刷版ISSN
- 1349-7138
- 印刷版発行年月
- 2025/07
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概要
医療者は患者・家族に寄り添うことができているのか?
緩和ケアの臨床,あるいは教育において,「寄り添う」という言葉はしばしば用いられる。しかし患者や家族に寄り添った医療・看護・ケアの具体的な定義は曖昧であり,幅広い文脈や意図で使われている。
本特集は「寄り添うケア」の実践面・学術面の熟練者から,「寄り添うとは何か」について,経験や根拠,事例/エピソードなどに基づき紹介する。
目次
「寄り添う」とは
1 「寄り添う」とは何か 松田真理子 245
2 患者や家族に寄り添うということ─ケアの現象学の視点から 榊原哲也 250
3 「寄り添い」という誘惑と圧力─寄り添い論のもつ陥穽 祖父江典人 254
熟練者が考える寄り添うということ
1 わかりあえなさの中で寄り添う─看護師としての経験から見えてきた教育への問い 田村恵子 259
2 悲しみと共に生きていく力を信じる─家族・遺族への「寄り添い」 広瀬寛子 263
3 「寄り添い」とは対象者の意向や思いの実現を共に目指すこと─在宅ケア・訪問看護師として 藤田 愛 268
4 「寄り添うケア」の本質と実践─医師としてのプロフェッショナルな真髄 大坂 巌 273
5 ラポール形成から始まる「寄り添い」─医療ソーシャルワーカーの立場から 下倉賢士 278
6 いのちへ寄り添い 生と死をともにみつめる─臨床心理士が思うこと 井上実穂 283
7 医療のほかに多様な人々の中で─臨床宗教師として 金田諦晃 288
Column
1 寄り添われたくなんかないという気持ちに「寄り添う」とは 森田達也 293
2 寄り添われる以上に望むモノ─がん患者の立場から 大橋洋平 296
3 「ふらっとカフェ/相談室」における「寄り添い」 河 正子 298
連載
・落としてはいけないKey Article (60)
SICPに基づいた看護師・医師協働型モデルの実施可能性ランダム化試験─ACPにおける文化適応への挑戦 竹之内沙弥香,森田達也 300
・FAST FACT (63)
倦怠感を表す方言 三輪 聖 308
・のぞいてみよう!国際学会最前線 (32)
多文化と最前線の緩和医療に触れる─国際学会参加で広がる可能性 池上貴子 309
・な~るほど ちょこっと レシピ (4)
末端神経障害のある人が作れるおすすめレシピ「肉巻き野菜」 佐々木まなみ 312
・看護師の緩和ケアチーム(話 輪 和) (4)
心の支えとなった経験─活動を振り返って 佐々木雅子 314
・ホスピス緩和ケアの日々 (43)
死の臨床に活かすコミュニケーション技法─日本死の臨床研究会 教育研修委員会で学んできたこと 相河明規 316
・仕事人の楽屋裏 (60)
中山祐紀子 318
Information 267, 297
次号予告 320