Hospitalist Vol.7 No.2 2019【電子版】
- 出版社
- MEDSi
- 電子版ISBN
- 978-4-8157-0023-2
- 電子版発売日
- 2019/08/12
- ページ数
- 241ページ
- 判型
- A4変型
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥5,060 (本体¥4,600+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8157-0079-9
- 印刷版発行年月
- 2019/07
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 72 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
巻号一覧
この商品を買った人は、こんな商品も買っています。
概要
本特集は一般内科医が現場で相談できる相手がいない状況で,
「ひとりぼっちになったときに読む本」をまず念頭におきました。
構成は,基礎知識を頭に入れたのち,システムごとに,典型的な症例(日本の大多数の非専門医のセッティングを念頭に)をイメージしながら読み進められるようにしました。各項目のトピック,CQのフォーカスのポイントとして,内科医が比較的得意とし,当たり前にできることは割愛し,System by Systemで必ずディスカッションになるところ,すべての患者に必要なアセスメントを中心にまとめています。
本特集の副題は,“The Revolution of Critical Care Medicine in JAPAN”としました。
「ユニットとしての集中治療」から「学問としての集中治療医学」へ,令和になってこのポイントが転換点かもしれません。読者の皆さんはそんな時代を見ているのだと思っていただき,是非,仲間を作って重症患者についてディスカッションしていただきたいと思います。 本書がその最初の一歩になれば幸いです。
目次
安宅 一晃 奈良県総合医療センター 集中治療部
Part1:集中治療の基礎知識
1. ICUの総論:ICUの形態,重症度スコア,入退室基準を中心に
則末 泰博 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門
2. RRS(Rapid Response System):「防ぎ得る死」をゼロにするために
内藤 貴基 聖マリアンナ医科大学 救急医学
3. コード・事前指示:総合医にこそ知っておいてほしい,ICUでの治療方針決定における倫理的側面
瀬尾 龍太郎 神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター
美馬 裕之 神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科
Part2:システムごとに診る
4. 神経(鎮痛・鎮静・せん妄):鎮痛は究極の患者中心アウトカムの1つであり,医療従事者が行うべきマナーの1つ
安田 英人 亀田総合病院 集中治療科
[コラム①] 低酸素脳症:ミクロな視点とマクロな視点で,脳の酸素需給バランスを考える
江川 悟史 TMGあさか医療センター 神経集中治療部
5. 呼吸:①人工呼吸器総論:人工呼吸器でできること,わかることをARDS症例から考える
田中 竜馬 LDS Hospital 呼吸器内科・集中治療科
6. 呼吸:②人工呼吸器離脱:今日不成功だった原因を洗い出し,何か1つでも対処・改善をしたうえで明日のトライアルに臨む
古川 力丸 日本大学医学部 救急医学系 救急集中治療医学分野/板倉病院 救急部
[ミニコラム①] 気道確保:困難気道管理(DAM)の実際
中川 雅史 東京女子医科大学 集中治療科
[ミニコラム②] 集中治療におけるシミュレーショントレーニング:「酸素の需要と供給」にかかわる基本的な技能と考え方を習得するために
宮部 浩道 総合大雄会病院 集中治療科
[コラム②] NIV(非侵襲的換気療法)とHFNC(high-flow nasal cannula):どう使い分けるか? 特長と限界は?
小尾口 邦彦 京都市立病院 集中治療科
[コラム③] ARDS概論:診断・治療の全体像を整理する
片岡 惇 練馬光が丘病院 総合診療科/救急集中治療科/東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門
7. 循環:①総論:「循環が安定している」とはどういうことか?
中村 通孝 奈良県総合医療センター 集中治療部
8. 循環:②敗血症:新定義では何が大きく変わったか
増渕 高照・林 淑朗 亀田総合病院 集中治療科
9. 消化器:重症患者の栄養療法とその病態別のポイント
後藤 安宣 市立奈良病院 集中治療部
10. 腎臓:臨床医を悩ませるAKI診療:対照的な2症例のマネジメント
服部 憲幸 千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学/千葉大学医学部附属病院 人工腎臓部
中田 孝明 千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学
織田 成人 千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学/千葉大学医学部附属病院 人工腎臓部
11. 血液:症例ごとの病態評価に基づいた最適な輸血戦略を
西田 岳史・山川 一馬 大阪急性期・総合医療センター 救急診療科
12. 感染症:ICUにおける発熱にどのように対処すべきか?
志馬 伸朗 広島大学大学院医系科学研究科 救急集中治療医学
13. 内分泌:ICUにおける血糖管理の実際 敗血症性ショック患者に対するステロイド療法の是非
江木 盛時 神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 麻酔科学分野
Part3:予防とpost-ICUケア
14. 予防:不要な介入を避け,不必要にデバイスを留置せず,早期抜去を心掛ける
櫻谷 正明 JA広島総合病院 救急・集中治療科
吉廣 尚大 JA広島総合病院 薬剤部
15. post-ICUケア:集中治療50年,その目標は“Front-end”から“Back-end”へ
川上 大裕 神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科
[ミニコラム③] ABCDEFバンドル:PICS予防のみならず,その実践が日本のICU診療を底上げする
川上 大裕
【連載】
活動報告2019
日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP)の取り組み:初期研修医の6,000名以上が受験する基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)の概要
西﨑 祐史 順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター/大学院医学研究科 クリニカル・トランスレーショナルサイエンス/順天堂大学医学部附属順天堂医院 循環器内科/臨床研究・治験センター
徳田 安春 群星沖縄臨床研修センター
JAMEP基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)プロジェクトメンバー
Clinician Update
官澤 洋平・石丸 直人 愛仁会明石医療センター 総合内科