臨床作業療法NOVA Vol.19 No.4【電子版】
- 出版社
- 青海社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2023/02/07
- ページ数
- 126ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,750 (本体¥2,500+税10%)
- 印刷版ISSN
- 2435-5054
- 印刷版発行年月
- 2022/12
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概要
Evidence Based Medicine(EBM)という言葉に対して,医療の中でもリハビリテーションなどの侵襲性が低く,コメディカルが取り扱う手技などについては,Evidence Based Practice(EBP)といった言葉で説明されることが多い.また,エビデンス(科学的証拠)に基づいた作業療法も,EBPの一角に属していて,Evidence Based Occupational Therapy(EBOT)として述べられる. EBM,EBP,そしてEBOTに特化して,概論から事例の実践まで系列的に示しているのは,他書に類がない.エビデンスを基盤とした作業療法の臨床を行う際のテキストとして,手元に置いておきたい.
目次
第1章 リハビリテーションにおけるEBM,EBP
1 EBMの歴史 横山広樹 008
2 EBPとEBOTの定義 大藤勇貴 012
3 EBPとEBOTの障壁 高野大貴 016
4 EBPとEBOTの手続き
(1)Step1:疑問・問題の定式化 吉江 巧 020
(2)Step2:情報収集 佐藤恵美 025
(3)Step3:情報の批判的吟味 竹林 崇 030
(4)Step4:情報の対象者への適用 堀本拓究 035
(5)Step5:4つのステップのフィードバック 庵本直矢 040
第2章 疾患別エビデンスベースのアプローチ
1 脳卒中
(1)脳卒中のアウトカム:全身(ADLも含む) 原 修平 046
(2)脳卒中のアウトカム:上肢 有時由晋 051
(3)上肢機能アプローチ 野口貴弘・岸 優斗 055
(4)高次脳機能障害 宝田 光 061
(5)歩行 森屋崇史 065
(6)運動失調 小林直樹 070
(7)感覚障害 石川弘明 073
(8)ADL 宮下栄輝 077
(9)脳卒中後の自動車運転 天内將広 081
2 パーキンソン病
(1)パーキンソン病のアウトカム 須藤 淳 084
(2)パーキンソン病の作業療法 前田正憲 088
3 認知症
(1)認知症のアウトカム 岡 徳之 092
(2)認知症の作業療法 劉 濤 096
4 頭部外傷
頭部外傷のアウトカムと作業療法 金子隆生・秋葉 周 100
5 整形外科疾患
(1)関節リウマチのアウトカムと作業療法 小渕浩平 105
(2)上肢・手指の骨折のアウトカムと作業療法 嶋田隆一 110
第3章 EBPの実践報告
1 脳血管疾患におけるEBPの実践
目標設定をもとに多職種との役割分担を明確にしたうえでEBPを実践した症例 庵本直矢 116
2 認知症におけるEBPの実践
抑うつ症状に対してライフレビューを行った認知症高齢者の1例─ADL改善までの経過 田中寛之 121