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臨床作業療法NOVA Vol.17 No.4【電子版】

2020年冬号

【特集】作業のもつ力を活かす作業療法―作業療法士は作業を使わなくなったのか

出版社
青海社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2022/06/06
ページ数
184ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,750 (本体¥2,500+税10%)

印刷版ISSN
2435-5054
印刷版発行年月
2020/12
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対応OS
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概要

【特集】作業のもつ力を活かす作業療法―作業療法士は作業を使わなくなったのか
 近年、作業療法士(OT)が現場で作業を使わなくなったという声を聞く。このような時代には、改めて作業を用いる療法が発展してきた歴史を振り返ることが大切である。作業的存在として対象者を見ることの意義を再考する必要がある。作業から人の健康のあり方を捉え直し、対象者の生活への意欲を引き出すうえでも彼らが挑戦する機会を損なうことのないようにしたい。そこでは、OTと対象者の関係性はより重要となる。作業について語り合い、OT仲間で一緒に読み進めて、対象者と作業を実践する際の参考になるMOOK本があるとよいと考え、本書の企画となった。
 まず、作業と作業療法の基本的な考え方、知識を多角的に検証している。そして、実践面で、作業のもつ力を作業療法に応用しているさまざまな場面を紹介する。翻って、その土台となる教育はどう教えられているのかを、方法論を含めて振り返る。最後に、当事者が回復するうえで作業がどのように役立ったかについて、インタビューを通して探っていく。
 本書は、「作業療法は作業のもつ力を最大限に活かす」という命題を見事に一冊にまとめている。

目次

序文 小林幸治

第1部 作業と作業療法
1 作業療法士は作業を使わなくなったのか 土井勝幸
2 作業療法の歴史と作業 吉川ひろみ
3 人間作業モデルとクライアントの作業 村田和香
4 作業療法介入プロセスモデルと人の作業 金野達也
5 作業の力を作業療法にどう活かすか ボンジェ・ペイター
6 生活行為向上マネジメントと対象者の作業 紅野 勉
7 作業療法における対象者と作業療法士と作業の関係 小林幸治
8 作業こそ,人生なり―対象者が求める作業を活かした作業療法 葉山靖明

第2部 現場での作業の活かし方
1 急性期作業療法における作業の活用方法 四戸宏之
2 回復期リハビリテーション病棟における作業の活用方法 後藤幸恵・松尾綾子・軸丸美智子
3 回復期作業療法における作業の活用方法―人間作業モデルに基づいたアプローチ 石川哲也
4 精神科における作業の活用方法 香山明美
5 通所介護における作業の活用方法 石井晴美
6 認知症高齢者における作業の活用方法 井口知也
7 訪問リハビリテーションにおける作業の活用方法 鈴木洋介
8 地域で支援が必要な子どもへの作業の活用方法 高森聖人
9 地域の総合事業における作業の活用方法 小林法一
10 自立した地域高齢者に対する作業の活用方法 小林幸治
11 終末期高齢者における作業の活用方法 野尻明子

第3部 養成教育での作業の教え方
1 これからの作業療法士に作業療法をどう伝えていくか 澤 俊二
2 作業の教育方法論―作業の何をどう教えるか 齋藤さわ子
3 臨床実習での作業に焦点を当てた指導方法 渡邊基子

第4部 当事者の回復と作業療法
1 誌上リレー講義 小林幸治・伊藤恵理子・藤野 隆・羽野 等・葉山靖明
2 〈対談〉作業療法士は作業を使わなくなったのか 中村春基・土井勝幸
一言Essay 齋藤佑樹
作業療法のある風景 第4回 あだざくら 知花さくら