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INTENSIVIST Vol.9 No.4 2017【電子版】

2017年4号

特集:脳卒中

出版社
MEDSi
電子版ISBN
978-4-8157-0065-2
電子版発売日
2018/09/17
ページ数
245ページ
 判型
A4変型
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥5,060 (本体¥4,600+税10%)

印刷版ISBN
978-4-89592-988-2
印刷版発行年月
2017/10
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概要

特集:脳卒中
我が国の脳血管疾患の死亡者数・総患者数は減少しており,一次予防の啓発や新規抗凝固薬の出現などの貢献が示唆されます。一方,脳血管疾患の医療費,特に訪問看護医療費や療養費の増加が顕著であり,重篤な後遺症を持つ要介護・要介助者の増加が伺えます。2015年に脳卒中治療ガイドラインも改訂され,急性期治療の標準化が進むことで患者の生命転帰は改善しているのかもしれません。しかし,患者の機能予後をも改善させるべく,これらを見据えた急性期・集中治療管理とシームレスなリハビリテーションへの移行が,これからは重要であると考えます。本特集では,ガイドラインの変遷をまとめたうえで,集中治療医が知識として必要な術式・治療のminimal essentials,脳卒中における周術期治療,急性期からの早期リハビリテーションについて解説します。

目次

巻頭言:脳卒中を取り巻く社会の変化と対応

  横堀 將司 日本医科大学大学院医学研究科 救急医学分野/

        日本医科大学付属病院 高度救命救急センター

Part 1 総論

1. 脳卒中治療ガイドライン2015 アップデート:2009年版から2015年版への変遷

  工藤 俊介 佐久総合病院 佐久医療センター 救急科

  武居 哲洋 横浜市立みなと赤十字病院 集中治療部

2. 二次性脳損傷予防:頭蓋内圧を適切にコントロールし,脳へのダメージを最小限に食い止める

  牧野 淳 横須賀市立うわまち病院 心臓脳血管センター 特定集中治療室

 【コラム】浸透圧性利尿薬とICP管理:マンニトール・グリセロール・高浸透圧食塩液

   山下 進 徳山中央病院 救急科

Part 2 各論

1. くも膜下出血治療の実際:開頭手術

  亦野 文宏 日本医科大学千葉北総病院 脳神経外科

  森田 明夫 日本医科大学付属病院 脳神経外科

2. くも膜下出血治療の実際:血管内治療

  中江 竜太・兵頭 明夫・鈴木 謙介 獨協医科大学越谷病院 脳神経外科

3. くも膜下出血の周術期管理:2つの病態とタイムコースを意識した集中治療

  藤本 佳久・片岡 惇 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門

4. 脳出血治療の実際:開頭手術・低侵襲手術

  柴田 あみ・金子 純也 日本医科大学多摩永山病院 救命救急科

5. 脳出血の周術期管理:再出血・てんかん予防と血圧管理

  吉田 賢作 東京都立広尾病院 脳神経外科

 【コラム】脳梗塞における抗血小板・抗凝固薬:NOAC(DOAC)アップデート

   高橋 京助 自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部

6. 急性期脳梗塞治療:急性期再灌流療法の実際:rt-PA,脳血管内治療(血栓回収術)

  江川 悟史 朝霞台中央病院 神経集中治療部

7. 脳梗塞の周術期管理:超急性期~急性期に理解しておくべきこと

  岡本 賢太郎 聖マリアンナ医科大学 救急医学

8. 特殊な脳卒中:特殊な原因・疾患の診断と治療

  藤井 修一 聖マリアンナ医科大学 救急医学

 【コラム】頸動脈狭窄症に対するCAS vs. CEA

   沓名 章仁・木村 和美 日本医科大学付属病院 神経・脳血管内科

9. 脳卒中患者のリハビリテーション:早期介入のリハビリテーションは有益か有害か?

  大林 茂 日本医科大学千葉北総病院 リハビリテーション科/

       現 獨協医科大学越谷病院 リハビリテーションセンター

連載

■え?知らないの?新しい心拍出量モニターの使い方②

  中村 充輝 奈良県総合医療センター 臨床工学技術部

■港島ICU×ICTカンファレンス 第5回:Clostridium diffcile infectionの管理

  桑原 佑典 神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター

  志水 隼人 神戸市立医療センター中央市民病院 総合内科

  土井 朝子 神戸市立医療センター中央市民病院 感染症科

  瀬尾 龍太郎 神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター

■Methodsを読むMethod 第7回:操作変数法を知っていますか?

  笹渕 裕介 自治医科大学 データサイエンスセンター

■JSEPTIC簡単アンケート 第25回:経腸栄養におけるタンパク質投与

  片岡 惇 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門

■Lefor’s Cornor 第26回:Vascular Access and Hemodynamic Monitoring Part VII.

 Central Venous Access-Anatomic Landmark Technique

  Joho Tokumine Department of Anesthesiology, Kyorin University School of Medicine

  Alan Kawarai Lefor Department of Surgery, Jichi Medical University

■集中治療に関する最新厳選20論文

  吉田 英樹 聖マリアンナ医科大学 救急医学

  柳井 真知 神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター