救急医学2019年5月臨時増刊号【電子版】
- 出版社
- へるす出版
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2020/07/06
- ページ数
- 232ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,400 (本体¥4,000+税10%)
- 印刷版ISSN
- 0385-8161
- 印刷版発行年月
- 2019/05
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概要
被ばく医療・放射線災害の第一人者が集結し、被ばく医療の過去・現在・未来を解説した珠玉の200ページ。
福島第一原発事故時に最前線で奮闘した筆者陣の貴重な経験や教訓から、被ばく医療の正しい知識を身に着け、放射線を“正しく恐れる”ために。
目次
福島県立医科大学医学部放射線災害医療学講座/長谷川 有史
Ⅰ 歴史から学ぶ
緊急被ばく医療の歴史
福島県ふたば医療センター/同センター附属病院/谷川 攻一
世界の原子力事故・災害
自衛隊中央病院/量子科学技術研究開発機構量子医学・医療部門高度被ばく医療センター/渡邉 定弘
広島・長崎での原子爆弾被害
福島県立医科大学/量子科学技術研究開発機構/長崎大学/山下 俊一
東海村JCO臨界事故における医療対応
東京大学/東明会原田病院/前川 和彦
原子力災害発生時の防災体制─福島第一原発事故時の問題点と現在の体制
原子力規制庁放射線防護グループ放射線防護企画課/佐藤 暁
福島第一原発事故における消防初動と,帯同医師の役割
杏林大学保健学部救急救命学科/堀渕志穂里 他
福島第一原発事故における日本救急医学会の活動
東京大学大学院医学系研究科救急科学/森村 尚登
Ⅱ 放射線リスクの相場カンを学ぶ
放射線の基礎知識
量子科学技術研究開発機構量子医学・医療部門高度被ばく医療センター/立崎 英夫
放射線による人体影響
東北大学大学院医学系研究科放射線生物学分野/細井 義夫
放射線リスクの相場カン
公益財団法人放射線影響研究所/丹羽 太貫
Ⅲ 緊急被ばく医療の実際について考える
発生現場とのコミュニケーション
日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所/高田 千恵
被ばく・汚染傷病者受け入れのための医療機関の準備
原子力安全研究協会放射線災害医療研究所/山本 尚幸
医療機関における緊急被ばく医療の診療手順
福島県立医科大学医学部放射線災害医療学講座/長谷川 有史
高線量被ばくを受けた傷病者への対応
北里大学医学部救命救急医学/丸橋 孝昭 他
外部汚染傷病者への対応
広島大学原爆放射線医科学研究所/廣橋 伸之
内部被ばく傷病者への対応
量子科学技術研究開発機構/明石 眞言
線量評価
量子科学技術研究開発機構量子医学・医療部門高度被ばく医療センター/栗原 治 他
CBRNE災害における緊急被ばく医療
藤沢市民病院/阿南 英明
Ⅳ 緊急被ばく医療の啓発・教育について知る
わが国における緊急被ばく医療・原子力災害医療教育の現状と課題
量子科学技術研究開発機構量子医学・医療部門高度被ばく医療センター/富永 隆子
米国における原子力災害教育
九州大学大学院医学研究院先端医療医学講座災害・救急医学分野/永田 高志
Ⅴ 経験を将来に伝える
福島第一原発事故後の原子力災害医療体制再構築
原子力規制庁放射線防護グループ放射線防護企画課/田中 桜
福島第一原発における救急医療室の運営
東京電力ホールディングス株式会社福島第一廃炉推進カンパニー/山内 健嗣
福島第一原発事故における傷病発生予防
産業医科大学保健センター/立石清一郎 他
自衛隊の視点からみた原子力災害の実際
株式会社重松製作所/元陸上自衛隊化学学校/濱田 昌彦
福島第一原発事故におけるクライシスコミュニケーション
長崎大学原爆後障害医療研究所国際保健医療福祉学研究分野/高村 昇
福島第一原発事故後の健康リスク,放射線不安およびリスクコミュニケーション
福島県立医科大学医学部健康リスクコミュニケーション学講座/村上 道夫