精神看護 Vol.28 No.5【電子版】

- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISSN
- 1347-8370
- 電子版発売日
- 2025/09/08
- ページ数
- 96ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥1,650 (本体¥1,500+税10%)
- 印刷版ISSN
- 1343-2761
- 印刷版発行年月
- 2025/08
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 48 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
巻号一覧
概要
病や障害をもつ人の“心も身体も”ケアする方法をご紹介していきます。また、あらゆる年代・疾患のニーズに応えながら、社会課題に向き合う記事も取り扱います。挑戦する実践家、変革期を支える臨床家、やさしい環境をつくる人たちに注目します。 (ISSN 1343-2761)
隔月刊(奇数月)、年6冊
目次
その人には名前の付いた疾患がある(っぽい)。その疾患は検査により診断がなされ(るかもしれない)、その疾患には行うべき治療があり(場合によっては、行うべきでない)、回復の確率はXX%である(今まで調べた範囲では)。
現在、広く行われている医療は、行為1つ1つに必然性を持たせ、医療者が立てた目的に向かって、医療チームが統一された意識のもとに進めるという営みである。しかし、その実は、カッコ書きのような不確実性を内包している。
必然を中心に進められる医療は(精神医療の現場では特に)、圧力として受け手にのしかかることがある。そこで、本特集では、医療からいったん“必然”を分離し、その人に起こる“偶然”に着目して、医療・ケアを組み立てることを考える。その人に起こる偶然とは何か、偶然はどのように起こるのか、起こった偶然をどのようにキャッチし対処するのか。対談を含む計9編の論考にて、さまざまな方向から検証する。(編集部)
私の安心の途中経過
坂口恭平
■対談
「ねらうとうまくいかない」──酒造りと精神医療がシェアする、狙わないから生まれるもの
石川達也×星野概念
■特集巻頭言
「作る」ではなく「造る」の現象
星野概念
対人支援の場としての偶然性の時空
高木俊介
自助グループ主宰者が考える安全基盤と偶然性
横道誠
偶然という営み
村瀨孝生
対話のクラウドを眺めて
藤原雅司
偶然を取り込む身体
佐藤友亮
たまたま自律しながら、うっかり自立する
鞍田愛希子
滞留がもたらす偶然なできごと
小畑あきら
■特別記事
オルタナティブなケアとしてのアート──障害からアートへ
大崎晴地
■レポート
障害と美の多様性──視覚・触覚・感性が交わる対話と創造の場
米倉まな
●新連載
感情ノート…1
manna
本当の退院支援ってこういうこと…1
ソーシャルワークって何? 退院するってどういうこと?
戸田竜也
●巻頭イラスト
こいけぐらんじ
●書評家・スケザネがたどる、中井久夫はこんなときどう言ったか…2
なぜ中井久夫は「文章を書くこと」と「建物を建てること」を同一視したのか?
中井久夫とポール・ヴァレリー その1
渡辺祐真
●ベルリン演劇留学記──演劇とケアの濃密な時間…2
見ることで見られ続ける、劇場という場所
野村眞人
●偶然、でくわす精神療法──「いつものケア」からこぼれる小さなセラピー…5
「制度による作業療法」は、世界を再構築する治療になる
橋本和樹
●突撃! あなたの街の対話ロジカルスペース…2
長野県上田市で出会った、驚きの支援コミュニティ!
星野概念
●たくさんの人の声、集めました!…28
みんなのキャリアを描いてみよう
精神科わいわい
●当事者研究のスキルバンク…49
本日の研究者:浅野さん
本日のスキル:「言葉を変えて」これでいいのだ法
べてるの家
●読者投稿
当事者の目線を意識して
双極性感情障害の当事者の夫