理学療法38巻7号【電子版】
- 出版社
- メディカルプレス
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2024/02/29
- ページ数
- 96ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥1,980 (本体¥1,800+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-910614-03-8
- 印刷版発行年月
- 2021/09
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概要
「根拠に基づく実践(Evidence-based Practice:EBP)」
における臨床判断要素としては,臨床研究の実証結果である狭義のエビデンスだけでなく,臨床家の臨床能力,施設の設備や環境,そして,患者の意向や価値観を含めた広義のエビデンスを踏まえた,患者中心型の総合的な判断が重要となります.
したがって,担当患者に関連したエビデンスがヒットしても,患者の意向や価値観との折り合いがつかなかったり,施設の設備・環境の関係で対応できない等,場合によっては他の選択肢を選択するという臨床判断を行うことも必要となります.
本特集では,エビデンス “を” 判断の中心に置くのではなく,エビデンス “も” 含めた患者中心型の包括的な臨床判断を行う考え方を「エビデンスを参照した」と記すこととし,このような実際的なEBPの概念と行動様式に基づいた呼吸器疾患患者に対する理学療法の考え方と進め方に焦点を当てるべく述べていただきます.
目次
【髻谷 満,千住秀明】
・呼吸理学療法の歴史
・呼吸リハビリテーションの有益性
・EBM と EBPT の導入の背景
・エビデンスの活用
・エビデンスを参照した理学療法が求められる背景
・エビデンスを参照した呼吸理学療法の考え方と進め方
・呼吸リハビリテーションの目的と対象疾患
・呼吸リハビリテーションのプロセス
・呼吸リハビリテーションの評価
・呼吸リハビリテーションの個別プログラムの作成と実践
エビデンスを参照した周術期・急性期呼吸器疾患患者に対する理学療法の考え方と進め方
【酒井康成,松森圭司,山本周平】
・周術期・急性期呼吸器疾患患者の理学療法におけるエビデンス参照の考え方
・周術期・急性期呼吸器疾患患者の理学療法評価に関するエビデンスの現状
・呼吸理学療法のエビデンスの現状
・エビデンスを参照した理学療法の進め方
エビデンスを参照した慢性閉塞性肺疾患患者に対する理学療法の考え方と進め方
【河野純子】
・エビデンスを参照した COPD 患者に対する理学療法の考え方
・COPD 患者に対する理学療法のエビデンスの現状
・症例報告
エビデンスを参照した間質性肺疾患患者に対する理学療法の考え方と進め方
【川内翔平,藤本圭作,酒井康成】
・ ILD 患者に対する理学療法のエビデンスの現状
・エビデンスを参照した ILD 患者の理学療法についての筆者らの考え方
・ ILD 患者に対するエビデンスを参照した呼吸リハビリテーションの実際
エビデンスを参照した在宅呼吸器疾患患者に対する理学療法の考え方と進め方
【森野 陽】
・エビデンスを参照した在宅 COPD 患者に対する理学療法の考え方
・在宅 COPD 患者に対する在宅での理学療法評価とエビデンス参照
・症例供覧:COPD 軽症例
・症例供覧:COPD 重症例
エビデンスを参照した終末期呼吸器疾患患者に対する理学療法の考え方と進め方
【秋山歩夢,有薗信一,辻村康彦,平松哲夫】
・終末期呼吸器疾患患者に対するケア
・終末期呼吸器疾患患者に対するエビデンスを参照した理学療法の考え方
・終末期呼吸器疾患患者に対するエビデンスを参照した理学療法の進め方
● 講 座
運動学習9―総論9:運動学習脳内機構と理学療法
【菅田陽怜】
・脳科学領域における運動学習
・運動学習にかかわる脳内神経機構
・運動学習の consolidation に関わる脳内機構
・脳科学領域における運動学習の臨床応用
最新の義肢の理解と理学療法2―下肢切断術前・術後のリハビリテーション
【高瀬 泉,戸田光紀,陳隆明】
・術前リハビリテーションの目的
・対象となる疾患
・術前リハビリテーションの実際
・術後リハビリテーションの実際