薬局 Vol.77 No.11【電子版】

2026年9月増刊号

薬剤師のための
いちばんやさしい栄養療法の本

電子版販売価格: ¥ 3,850 (本体:¥3,500 + 税10%)
出版社名
南山堂
発行年月
電子版発売日
ページ数
336ページ
判型
B5
印刷版ISBN
978-4-525-94041-6
電子版ISBN
 

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概要

薬剤師のための
いちばんやさしい栄養療法の本

治療や患者の予後を左右する栄養療法は,臨床現場において欠かせません.一方で,栄養療法には静脈栄養法や,経口摂取や経管栄養法などの腸を使った投与経路があり,いずれも臨床での対応に苦手意識をもつ薬剤師は少なくありません.また,薬剤師が服薬指導をする際に食事の話になることは多く,保険薬局などではそのような場面で管理栄養士と連携することが難しい現状があります.
本書の特徴は,薬剤師だけでなく,医師・看護師・管理栄養士の先生方にもご執筆いただき,多職種の視点を取り入れている点,また,薬剤師が栄養療法に加え,健康サポートの一環として食事や栄養についてアドバイスできるよう構成している点にあります.
前半部では栄養療法・栄養アセスメントの基礎から,各投与経路についての必要知識を網羅的に解説.第5章では,医師・薬剤師による病態ごとの栄養療法の解説に加えて,それぞれの病態について管理栄養士が食事面からも解説をしており,薬剤師が栄養療法への介入に加え,日常的な食事や栄養についてのアドバイスにも役立つ内容となっています.さらに第6章では,現場で活躍する薬剤師が,栄養療法に関する疑義照会・処方提案などの薬剤師による具体的な介入について様々な症例をもとに解説し,生きた知識や経験を学べる構成としました.
患者の体液を適切に管理するための輸液管理を,基礎から実践まで入門者向けにわかりやすく解説した,『薬局』2025年9月増刊号「薬剤師のための いちばんやさしい輸液管理の本」とあわせて,薬剤師が栄養療法に関わるために必要となる基本的かつ実践的な知識が身につく一冊となれば幸いです.

目次

第1章 栄養療法の基礎
 1  薬剤師にとって必要な栄養療法の基礎知識
 2  糖 質
 3  たんぱく質,アミノ酸
 4  脂 質
 5  多量ミネラル
 6  微量ミネラル
 7  ビタミン
 8  水 分
 9  食物繊維
 10 食事の意義
 11 食事摂取基準・食品成分表

第2章 栄養評価
 1  目標栄養量の設定
 2  栄養スクリーニングツール,身体計測・身体所見,臨床検査値による栄養評価
 3  GLIM基準による栄養評価
 4  栄養評価の結果から考える低栄養の臨床的リスク 薬剤師が見落としたくない視点
 5  食事摂取量低下の背景をどう読み解くか NSTにおける多職種栄養評価と薬剤師の視点
 6  病院薬剤師による栄養評価
 7  薬局薬剤師による栄養評価

第3章 静脈栄養法(PPN・TPN)
 1  静脈栄養法とは
 2  投与経路
 3  中心静脈栄養(TPN)製剤
 4  末梢静脈栄養(PPN)製剤
 5  デバイス
 6  投与方法
 7  処方の組み立て
 8  投与中のモニタリング
 9  在宅中心静脈栄養法(HPN)

第4章 経腸栄養法(経口摂取・経管栄養)
 1  経腸栄養とは
 2  投与経路
 3  栄養剤:窒素源・カロリー密度
 4  栄養剤:病態別・形状
 5  栄養剤:医薬品
 6  デバイス
 7  投与方法
 8  処方の組み立て
 9  投与中のモニタリング
 10 在宅経腸栄養法(HEN)

第5章 病態栄養介入,薬学的介入
 1  消化器疾患
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 2  頻回の下痢・嘔吐症状
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 3  消化器周術期管理
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 4  肝疾患
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 5  心不全
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 6  脳血管疾患
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 7  救急・集中治療領域:重症患者の栄養療法
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 8  がん患者
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 9  糖尿病
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 10 腎不全
    ◆管理栄養士からのCKDにおける食事のポイント
 11 高齢者
    ◆管理栄養士からの食事のポイント
 12 創傷および褥瘡
    ◆管理栄養士からの食事のポイント

第6章 栄養療法を支える薬剤師介入
 1  ポリファーマシーによる低栄養への薬剤介入
 2  嚥下機能低下に対する摂食支援
 3  経腸栄養時の簡易懸濁法の導入と活用
 4  疑義照会・処方提案/薬剤師介入 CASE①〜⑧
    ①がん悪液質患者の食欲不振に関する処方提案 急性期
    ②糖尿病既往患者のTPN処方設計に関する処方提案 急性期
    ③保存期腎不全患者のアミノ酸投与量に関する疑義照会 急性期
    ④リフィーディング症候群リスクの高い患者の輸液処方に関する処方提案 急性期
    ⑤PPN施行患者の輸液ルート管理に関する薬剤師介入 慢性期
    ⑥水分投与制限がある患者の輸液選択に関する処方提案 慢性期
    ⑦胃瘻造設患者の半固形化経腸栄養剤に関する薬剤師介入 慢性期
    ⑧牛乳アレルギーのある患者の経腸栄養剤に関する疑義照会 急性期
 5  疑義照会・処方提案/薬剤師介入 CASE⑨〜⑯
    ⑨長期栄養摂取不良患者のTPN投与計画に関する薬剤師介入 急性期
    ⑩高カルシウム血症患者のTPN処方に関する疑義照会 慢性期
    ⑪ワルファリン服用患者のビタミンK投与に関する薬剤師介入 慢性期
    ⑫経腸栄養管理患者の逆流・嘔吐症状に関する薬剤師介入 急性期
    ⑬便秘薬投与患者の悪心症状に関する疑義照会 回復期
    ⑭難治性下痢患者の薬物治療に関する処方提案 急性期
    ⑮リハビリテーション患者のリハ薬剤に関する処方提案 回復期
    ⑯リハビリテーション患者の体重減少に関する処方提案 回復期
 6  疑義照会・処方提案/薬剤師介入 CASE⑰〜㉓
    ⑰アレルギー歴のある患者の脂肪乳剤に関する疑義照会 急性期
    ⑱血液透析患者の経口カリウム製剤に関する薬剤師介入 慢性期
    ⑲血液透析患者の透析時静脈栄養に関する処方提案 急性期
    ⑳血液透析患者の脂肪乳剤に関する疑義照会 慢性期
    ㉑敗血症患者の脂肪乳剤投与可否に関する薬剤師介入 急性期
    ㉒脳挫傷後肺炎患者の消化器症状に関する薬剤師介入 回復期
    ㉓腎不全用TPN施行患者の電解質異常に関する疑義照会 慢性期
 7  疑義照会・処方提案/薬剤師介入 CASE㉔〜㉚
    ㉔肝不全患者のアミノ酸輸液に関する疑義照会 急性期
    ㉕低ナトリウム血症患者の3%食塩水処方に関する疑義照会 急性期
    ㉖長期TPN患者のセレン投与に関する処方提案 慢性期
    ㉗妊娠悪阻患者のTPN処方設計に関する処方提案 急性期
    ㉘脳血管疾患患者の塩化ナトリウム末に関する薬剤師介入 回復期
    ㉙肝硬変患者の経腸栄養剤に関する疑義照会 慢性期
    ㉚化膿性脊髄炎患者のブドウ糖投与速度に関する薬剤師介入 回復期

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