臨床外科 Vol.80 No.2【電子版】
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- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISSN
- 1882-1278
- 電子版発売日
- 2025/02/10
- ページ数
- 128ページ
- 判型
- A4
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,080 (本体¥2,800+税10%)
- 特記事項
- Web付録の公開期間は2028/02/29までです。何卒ご了承ください。
- 印刷版ISSN
- 0386-9857
- 印刷版発行年月
- 2025/01
- ご利用方法
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- 3
- 対応OS
-
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巻号一覧
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概要
月刊、増刊号を含む年13冊
目次
鼠径部ヘルニアに対する外科手術はこの40年で大きな変化を遂げた.Bassini法やMcVay法を中心とした組織修復法のみであったヘルニア治療は,メッシュ,腹腔鏡下手術の導入,最近ではロボット支援下ヘルニア修復術の導入により,さまざまな治療法から選択可能な状況になっている.近年導入された術式は,術後再発の防止や術後疼痛の軽減などに優れた特徴をもっているが,ヘルニアの病態は多彩であり,それぞれの術式の特長や短所を認識しておかないと患者の病態に応じた適切な術式選択は困難である.標準術式として選択されることの少なくなった組織修復法も,患者の年齢や状態,また使用可能な医療資源の状況により依然として重要な選択肢であり,腹腔鏡下手術やロボット支援手術と同様にマスターすべき術式である.
外科治療はとかく新しく導入されるものに対して注目が集まることが多く,それまで積み重ねられてきた伝統的な手技に対する関心は薄くなりがちである.鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡下修復法が鼠径部切開法を症例数で上回る現在,組織修復法に限らず鼠径部切開法すら経験したことがないという外科医が散見されるようになっている.昭和時代に外科の扉をたたいた者としては,令和時代の外科医に,最新のロボット手術だけでなく古典的とされる手術も修得したうえで,それぞれの術式の特性を理解し治療に当たっていただきたいと切望する.
本特集では,一般外科医が鼠径部ヘルニアの治療を行うにあたり最低限知っておきたい術式について,組織修復法からロボット支援下手術まで,各術式のエキスパートにご解説いただいた.
長浜雄志(九段坂病院 外科)
編集室より:本号では関連する動画を配信しています。ぜひご覧ください。
※ 配信・閲覧期限:発行後3年間
※ ファイルは予告なしに変更・修正,または配信を停止する場合もございます。あらかじめご了承ください。
■総論
鼠径部ヘルニア手術に必要な解剖
諏訪勝仁
術式選択と適応──本邦における鼠径部ヘルニアに対する術式選択と問題点
堀 孝吏
■鼠径部切開法:組織修復法
Shouldice法
成田匡大
Marcy法
和田則仁
McVay法──Bassini法,Iliopubic tract法を含めて
太枝良夫
小児ヘルニア──小児外鼠径ヘルニアのオープン手術
岡本健太郎・他
■鼠径部切開法:メッシュ使用
Lichtenstein法──若手外科医に伝える手術手技
勝本富士夫
Mesh Plug法
広津 順・他
Kugel法
今津浩喜
ONSTEP法──適応別にみたONSTEP法の手技
三澤健之・他
大腿ヘルニア修復術──メッシュプラグを用いた大腿法
河野 慎・他
■腹腔鏡下修復法
TAPP法
横山隆秀
TEP法
当間宏樹・他
単孔式TEP法
池田義博・他
成人外鼠径ヘルニアに対するLPEC法
西原 実・他
■ロボット支援下手術
ロボット支援下鼠径ヘルニア修復術
齊藤卓也・他
●病院めぐり
岐阜県総合医療センター外科
河合雅彦