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臨床外科 Vol.77 No.5【電子版】

2022年5月発行

特集 直腸癌局所再発に挑む――最新の治療戦略と手術手技〔特別付録Web動画付き〕

出版社
医学書院
電子版ISSN
1882-1278
電子版発売日
2022/05/02
ページ数
128ページ
 判型
A4
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,970 (本体¥2,700+税10%)

特記事項
Web付録の公開期間は2025/05/31までです。何卒ご了承ください。
印刷版ISSN
0386-9857
印刷版発行年月
2022/05
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同時使用端末数
3
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概要

特集 直腸癌局所再発に挑む――最新の治療戦略と手術手技〔特別付録Web動画付き〕 一般外科・消化器外科を中心とした外科総合誌。手術で本当に役立つ臨床解剖の知識や達人の手術テクニックを、大きい判型とカラー写真でのビジュアルな誌面で解説。術中・術後のトラブル対処法、集学的治療・周術期管理法の最新情報など、臨床に根ざした“外科医が最も知りたいこと”に迫る。手技を中心にweb動画も好評配信中。(ISSN 0386-9857)

目次

近年,高齢化に伴い直腸癌が増加している.他癌腫と比べても,外科的切除の効果が高い大腸癌であるが,直腸癌手術においては,術後局所再発という大きな問題点を抱えている領域でもある.ひとたび局所再発を起こすと,他の遠隔転移と比べても著しく患者のQOLを損なう場合が多く,そのマネジメントは外科医にとって必要不可欠である.一般に外科的切除のみでの治療成績は悪く,集学的治療が必要となる場合も多いが,一概に局所再発と言っても,再発部位や前治療の影響など多種多様で,その治療方針の選択に難渋することが多い.最近では薬物療法の進歩や重粒子線治療症例の蓄積など,外科的切除以外の治療モダリティの効果やメリット・デメリットについての知識も,外科医がアップデートしておく必要がある.
 そこで本特集では,直腸癌局所再発に関して外科医が身につけておくべき知識と技術を解説いただいた.


編集室より:本号では関連する動画を配信しています。ぜひご覧ください。
※ 配信・閲覧期限:発行後3年間
※ ファイルは予告なしに変更・修正,または配信を停止する場合もございます。あらかじめご了承ください。

■総論
直腸癌局所再発の疫学
塚田祐一郎・他

直腸癌局所再発の画像診断
桑原宏文

局所再発直腸癌の治療方針――臓器温存手術や遠隔転移併存症例の手術適応も含めて
村田悠記・他

直腸癌局所再発に対する薬物療法
西村 在・他

直腸癌局所再発に対する重粒子線治療
瀧山博年・他

直腸癌術後局所再発に対する陽子線治療
村上昌雄

直腸癌局所再発に対する緩和医療
蓮尾英明

■手術各論
開腹骨盤内臓全摘術
日野仁嗣・他

腹腔鏡下骨盤内臓全摘術
木村 慶・他

taTMEの手技を用いた骨盤内臓全摘術
野中 隆・他

ロボット支援下骨盤内臓全摘術
岩田乃理子・他

仙骨合併切除を伴う骨盤内臓全摘術
山田一隆・他

側方リンパ節再発に対する側方郭清
須藤 剛・他

重粒子線治療後の予防的小腸切除術
松山貴俊

●病院めぐり
公益財団法人慈愛会今村総合病院外科
帆北修一・他

●FOCUS
外科医が知っておきたい在宅医療
間嶋 崇

●How to start up縦隔鏡下食道亜全摘(第5回)
上縦隔腹側 2
左反回神経周囲の小血管,神経小枝の処理
森 和彦・他

●手術器具・手術材料――私のこだわり⑤
鏡視下手術用縫合器具(エンドクローズ)の応用
藤井正一

●臨床報告
急性虫垂炎に合併した上腸間膜静脈血栓症の1例
勝谷亮太郎・他

4年間の経過観察後に切除した盲腸炎症性偽腫瘍の1例
野々垣 彰・他

腹腔鏡下に整復手術を行ったISR術後の再建腸管脱の1例
小泉範明・他