臨床外科 Vol.76 No.11【電子版】
- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISSN
- 1882-1278
- 電子版発売日
- 2021/10/25
- ページ数
- 304ページ
- 判型
- A4
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥9,020 (本体¥8,200+税10%)
- 特記事項
- Web付録の公開期間は2026/10/31までです。何卒ご了承ください。
- 印刷版ISSN
- 0386-9857
- 印刷版発行年月
- 2021/10
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概要
今回の増刊号は「Stepごとに要点解説 標準術式アトラス最新版」です.手術アトラスは増刊号企画でしばしば取り上げられる内容ですが,それだけ外科医,特に若手にとっては重要であり,アップデートされた最新の術式を学べるものでなければなりません.今回の内容では,やはり腹腔鏡などの内視鏡手術がかなり多くなっています.時代の必然と感じますが,それでも開腹手術がゼロになることもないと思います.一方,今後はロボット手術が普通になるでしょうし,navigation surgeryも普及(標準化)してくるものと思います.AI技術が外科領域に導入される日も遠くないかもしれません.
ただ,やはり,いつの時代になっても,「手術」は「手のわざ」であるという本質は変わらないものと思います.そもそも,surgeryの語源は「手のわざ」に由来しているとのことです.まさしく「手術」であり,外科医にとって,手術こそが「生業」となるわけです.もちろん,最初から達人であるはずがありません.手の動き,器具の使い方,さらに解剖の知識など学ぶべきことは多くあります.しかも,からだの表面から,奥深い内臓まで,カバーする範囲も広いものになっています.その習熟のためにあるのが,この「標準手術アトラス」と考えます.前回の同様の特集号から数年しか経っていませんが,本号を見ても,内視鏡手術が「標準手術」になってきていることが明らかです.また,最近の進歩により,動画を見ながら学べる内容になっています.ぜひ,十二分に活用していただきたいと思います.外科医を取り巻く環境が一段と厳しくなっている昨今,若手の先生には「手の技術」は本書で学び,かつ患者さんのことを常に思いやるhumanityあふれる外科医をめざしていただきたいと熱望いたします.
瀬戸泰之(東京大学医学部附属病院胃食道外科)編集室より:本号では関連する動画を配信しています。ぜひご覧ください。
目次
頸部食道癌に対する手術
小池聖彦・他
胸部食道癌に対する開胸手術
白石 治・他
胸部食道癌に対する腹臥位胸腔鏡下手術
白川靖博
胸部食道癌に対する縦隔鏡下手術
森 和彦・他
■2.胃・十二指腸
食道胃接合部癌に対する腹腔鏡下胃全摘術
伊藤 直・他
胃癌――脾温存での腹腔鏡下脾門部リンパ節郭清
江原一尚・他
胃癌――腹腔鏡下幽門側胃切除術 D2郭清
稲木紀幸
胃癌――腹腔鏡下噴門側胃切除術 ダブルトラクト法
田中千恵・他
胃癌――腹腔鏡下幽門保存胃切除術
李 基成・他
十二指腸腫瘍に対する局所切除術
伊藤綾香・他
■3.小腸
クローン病の小腸病変に対する小腸切除術
桑原隆一・他
■4.大腸
腹腔鏡下虫垂切除術
島田 竜・他
結腸癌――腹腔鏡下結腸右半切除術 体腔内吻合も含めて
櫻井 翼・他
脾彎曲部・下行結腸癌に対する腹腔鏡下結腸切除術
塩見明生
結腸癌――腹腔鏡下S状結腸切除術
塚本俊輔・他
直腸癌――腹腔鏡下低位前方切除術
大塚幸喜・他
直腸癌――腹腔鏡下括約筋間直腸切除術
塚田祐一郎・他
直腸癌――腹会陰式直腸切断術 特に会陰操作について
小森康司・他
直腸癌――骨盤内臓全摘術
小倉淳司・他
腹腔鏡下大腸全摘術・回腸嚢肛門吻合
松山貴俊・他
■5.肛門
痔核手術
張 文誠
低位筋間痔瘻に対する瘻管切除術
栗原浩幸・他
裂肛手術――SSG,VY形成術,LSIS(Notaras式),用手拡張,脱出性裂肛に対する結紮切除
辻 順行・他
直腸脱根治術――腹腔鏡下直腸固定術,Delorme法, Altemeier法,Gant-三輪-Thiersch法
三浦康之・他
■6.肝臓
肝左葉および外側区域の腹腔鏡下切除術
石川喜也・他
肝右葉切除術
片桐 聡・他
肝前区域切除術
藤本康弘・他
肝後区域切除術
板野 理・他
肝中央2区域切除術
渡邉元己・他
肝亜区域切除術
松木亮太・他
■7.胆・膵
腹腔鏡下胆嚢摘出術
倉田昌直
胆嚢亜全摘術 Mirizzi症候群を含む
川﨑洋太・他
肝門部胆管癌に対する尾状葉切除を伴う肝拡大左葉切除術+胆管切除再建
貞森 裕・他
膵頭十二指腸切除術
長井美奈子・他
膵体尾部切除術±脾臓摘出術
山本智久・他
■8.ヘルニア
鼠径部ヘルニア――メッシュプラグ法
山田裕宜・他
鼠径部ヘルニア――TAPP法
山本海介・他
鼠径部ヘルニア――TEP法
山本海介・他
腹壁瘢痕ヘルニアに対する腹腔鏡下手術
梅邑 晃・他
食道裂孔ヘルニア――腹腔鏡下噴門形成術
矢野文章・他