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臨床外科 Vol.79 No.3【電子版】

2024年 03月号

特集 外科医必携 患者さんとのトラブルを防ぐためのハンドブック

出版社
医学書院
電子版ISSN
1882-1278
電子版発売日
2024/03/11
ページ数
120ページ
 判型
A4
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,080 (本体¥2,800+税10%)

印刷版ISSN
0386-9857
印刷版発行年月
2024/02
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3
対応OS
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概要

特集 外科医必携 患者さんとのトラブルを防ぐためのハンドブック 一般外科・消化器外科を中心とした外科総合誌。手術で本当に役立つ臨床解剖の知識や達人の手術テクニックを、大きい判型とカラー写真でのビジュアルな誌面で解説。術中・術後のトラブル対処法、集学的治療・周術期管理法の最新情報など、臨床に根ざした“外科医が最も知りたいこと”に迫る。手技を中心にweb動画も好評配信中。 (ISSN 0386-9857)

月刊、増刊号を含む年13冊

目次

特集 外科医必携 患者さんとのトラブルを防ぐためのハンドブック
 日常診療においては,説明不足や合併症・後遺症の発生により,患者さんとトラブルになるばかりでなく,訴訟に至る場合も少なくない.このようなトラブルを未然に防ぐには,それぞれの局面において,どのような説明を行い,どのようなことを念頭において治療に当たればよいかをあらかじめ知っておくことが重要である.これまで多くの特集において合併症・後遺症予防について論じられてきたが,患者さんとのトラブルの原因は多岐にわたっている.合併症・後遺症がなくてもトラブルは発生するし,合併症・後遺症が発生しても適切な説明,対応がとられれば,多くの場合はトラブルには発展しない.
 本特集では,合併症・後遺症の予防については簡単な記述にとどめ,それぞれの臨床局面において,患者さんとどのようなトラブルが発生しうるか,トラブルを防ぐにはどのように説明し,対応すべきであるかを中心に解説した.
 本特集を読むことによって,患者さんとのトラブルを未然に防いでいただきたい.

■総論
医療従事者の法的責任
宗像 雄

医療不信を抱かせない患者とのコミュニケーションの方法
山口育子

研修医・若手医師が遭遇しやすいインシデントとその防止策
松村由美

ガイドラインと医療訴訟
橋口陽二郎

■各論
せん妄対策と医療安全対策
水沼直樹

静脈穿刺による神経損傷について──医療訴訟リスクを軽減するための提言
平田 仁

【コラム】採血室管理におけるネットワークカメラの活用
市村直也

中心静脈カテーテル留置・管理に関する医療安全と患者説明
佐野圭二

がん薬物療法に伴う医療安全と患者説明
山田岳史・他

救急医療時の患者説明,画像と病理の見逃しを未然に防ぐ
軍神正隆

輸血拒否への対応
中村伸理子

乳腺外科手術における医療安全と患者説明
野口英一郎・他

上部消化管外科手術における医療安全と患者説明──胃瘻造設を中心に
浦辺雅之・他

上部消化管内視鏡検査における鎮静と患者説明
柴田寛幸・他

下部消化管外科手術における医療安全と患者説明
佐々木 恵・他

大腸内視鏡検査における医療安全と患者説明
千葉秀幸

胆囊摘出術における医療安全と患者説明
竹内 将・他

鼠径ヘルニア診療におけるインフォームド・コンセントと医療安全
西條文人・他

●FOCUS
国際医療援助──ウガンダでの経験
捨田利外茂夫

●手術器具・手術材料──私のこだわり ㉕
肝胆膵領域における新世代多自由度鉗子の使用経験──もし腹腔鏡手術鉗子に関節があったなら
浅野大輔・他

●病院めぐり
佐世保共済病院外科
丸山祐一郎

●臨床報告
胃癌術後にみられた孤立性腹腔動脈解離の一例
山口貴子・他

腹腔鏡下手術を行った脳室腹腔シャント留置患者に生じた横行結腸癌合併急性胆囊炎の1例
宮岡陽一・他