社会保険旬報 №2955【電子版】

- 出版社
- 社会保険研究所
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2025/02/21
- ページ数
- 46ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥1,100 (本体¥1,000+税10%)
- 印刷版ISSN
- 1343-5728
- 印刷版発行年月
- 2025/02
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 64 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
巻号一覧
概要
抄録:回復期リハビリテーション(リハ)病棟に求められる機能は、一定期間の高密度のリハ提供により日常生活動作(ADL)能力を向上させ、在宅復帰を促進することである。今回、美原記念病院(当院)回復期リハ病棟に入院した脳卒中患者を対象とし、理学療法(PT)、作業療法(OT)、言語聴覚療法(ST)提供量によるADL能力向上に対する効果について検討した。目的変数を機能的自立度評価法(FIM)利得点数、説明変数を1日あたりのPT・OT・ST単位数、年齢、発症から入院までの日数などとして重回帰分析を行った。
その結果、PTとOTに関しては提供量をより多く投入することによってさらにADL能力が向上したが、STの提供量を増やしてもさらなるADL能力の向上には直結しないことが示唆された。現行の診療報酬制度は職種にかかわらず1日9単位を上限としており、ST介入者と未介入者ではPTやOTの提供単位が異なる。すなわち、STが介入することによりPTとOTの提供量が減少するため、ADL能力の向上を鈍化させてしまう可能性がある。STは他2職種と異なる性質の専門的介入が求められるため、独立的な単位設定が望ましいと思われた。
目次
《座標》 社保審に「改革工程」の進捗を報告/2040年サービス検討会がヒアリング
《座標》 保険医療機関の指定取消が増加/小中高生の自殺者数が過去最多
《論評》 『言語聴覚療法と診療報酬に関する考察① 理学療法、作業療法、言語聴覚療法提供量のADL能力向上に対する効果』石森卓矢 門脇一樹 野本正仁 飯野雄太 腰塚洋介 佐鳥紀輔 美原盤
《動向》 『6年6月からの診療報酬改定の影響を分析―支払基金が医療費動向を発表』
《特別レポート》 「病院経営分析のリアル」2~データ活用で診療現場に提案できる! 医事課長の新たな奮闘記~前編』
《随想―視診・聴診》 『感染高齢者心のケア』高山哲夫
《潮流》 先進医療の総金額は約928億円に
《潮流》 専門医研修のシーリングを変更
《潮流》 改正介護休業法等説明会を開催
《潮流》 次期年金制度改革の厚労省案を公表
《NEWS》 高額療養費の引上げ再考で首相が見解 ほか
《資料》 医療DXに係る診療報酬上の評価の取扱い
《経済スコープ》
《編集室 ワードカプセル》 「社会保障審議会」