医学・医療の電子コンテンツ配信サービス

isho.jp

0 ようこそ、ゲストさん
0

J. of Clinical Rehabilitation 29巻9号【電子版】

摂食嚥下障害に対する電気・磁気刺激療法

出版社
医歯薬出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2020/12/21
ページ数
100ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,640 (本体¥2,400+税10%)

印刷版ISSN
0918-5259
印刷版発行年月
2020/08
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
2
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
72 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

巻号一覧

この商品を買った人は、こんな商品も買っています。

概要

摂食嚥下障害に対する電気・磁気刺激療法
 摂食嚥下障害は特に高齢者にとっては最後の楽しみともいわれる「食べる楽しみ」を奪う原因となり,リハビリテーション(以下リハ)医学,医療においては日常生活活動の中でも極めて重要な分野である.摂食嚥下障害に対しては多くのリハ治療法が用いられているが,残念ながらエビデンスのあるものはまだ少ない.一方,電気刺激療法はかなり古い歴史があり,20世紀後半からは電気刺激療法,磁気刺激療法がリハ医療においても積極的に使用されるようになってきている.最も普及しているのが末梢神経に対する電気刺激療法であり,わが国においても日常のリハ診療で広範に用いられている.また,最近は一部の施設においては経頭蓋直流電気刺激,経頭蓋磁気刺激も積極的に行われている.しかし,摂食嚥下障害に対する電気・磁気刺激療法は比較的最近行われるようになったことからその普及はまだ十分ではない.
 本特集では,5人の専門家から執筆いただいた.藤田医科大学医学部リハビリテーション医学I講座の加賀谷 斉先生からは,オーバービューとして電気・磁気刺激療法を解説いただいた.電気・磁気刺激療法にはそれぞれ中枢神経刺激,末梢神経刺激が存在することから,その後に各論として,経頭蓋直流電気刺激療法について聖隷淡路病院の重松 孝先生,神経筋電気刺激療法について日本医科大学大学院医学研究科リハビリテーション学分野の松元秀次先生,反復経頭蓋磁気刺激療法について三重大学大学院医学系研究科リハビリテーション医学分野の百崎 良先生,末梢神経磁気刺激療法について藤田医科大学医学部リハビリテーション医学I講座の戸田芙美先生から執筆いただいた.特に神経筋電気刺激療法については現在市販されている製品も多いことから,各製品についても触れていただいた.Q&Aでは,「摂食嚥下障害に対する適用はいつからどのように始まったか?」「適応と禁忌,使用方法は?」「どのような効果が得られるか?」「今後の展望は?」等各治療法のポイントについてまとめてもらっている.
 摂食嚥下障害に対する電気・磁気刺激療法は歴史が浅いこともありまだ十分に広まっているとは言い難いが,近年はそのエビデンスが蓄積されつつある.特に電気刺激療法はリハ関係者にとってなじみ深い治療法であり,エビデンスのある治療法が少ない摂食嚥下障害に対しての電気・磁気刺激療法は注目すべき治療法と思われる.今後の発展も期待され,必要に応じて積極的に活用いただきたいと願っている.(編集委員会)

目次

オーバービュー  加賀谷斉
経頭蓋直流電気刺激  重松孝
神経筋電気刺激  松元秀次,小林美香・他
反復経頭蓋磁気刺激  百崎良
末梢神経磁気刺激  戸田芙美,加賀谷斉
■新連載
重度障害、重複障害に対する私のリハビリテーション治療経験 
1. 地域連携により復職を達成し得た重度脳挫傷例  渡邉修 
■連載
緊急連載 COVID-19 
第2回 COVID-19 現場リポート 藤田医科大学病院の経験と今後の対応  向野雅彦,柴田斉子・他 
巻頭カラー  リハの現場で役立つ! 目で見る動作・歩行分析 
7. パーキンソン病  瀬尾和弥 
こういう工夫でこんなに変わった! アドヒアランスやコンコーダンスを高めるリハビリテーション 
7.COPD  桂秀樹,宮野明里・他 
ニューカマー リハ科専門医 
  横関恵美 
筋電図を症例から学ぶ 
8. ポストポリオ症候群  蜂須賀明子,佐伯覚 
オーストラリアのリハの現場より 
第5回 リハビリテーション ケアモデル (model of care)とモード (mode)  渡辺百合子 
今伝えたい! 脊髄損傷治療の現状と課題 
2.リハビリテーションの立場から見た 脊髄損傷治療の海外の動向  加藤真介 
脳神経内科領域の診療ガイドラインup date 
3.てんかん診療ガイドライン2018  石下洋平,川合謙介 
更生・康复・復健・リハビリテーション 
第2回 健康について考える-医学的リハビリテーション誕生の必然-  江藤文夫 
心に残ったできごと―リハビリテーション科の現場から 
感染症とリハビリテーション  木戸保秀 
臨床研究 
回復期リハビリテーション病棟での運動器疾患重症78例の日常生活動作改善の要因の検討  山本勝彦
回復期リハビリテーション病棟に入院した脳卒中患者のFIM改善を目的変数とした重回帰分析のレビュー-2015年11月からの4年間に掲載された19論文  徳永誠