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助産雑誌 Vol.75 No.11【電子版】

2021年11月発行

特集 母親と助産師の経験から授乳支援を考える

出版社
医学書院
電子版ISSN
1882-1421
電子版発売日
2021/11/08
ページ数
88ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥1,650 (本体¥1,500+税10%)

印刷版ISSN
1347-8168
印刷版発行年月
2021/10
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概要

特集 母親と助産師の経験から授乳支援を考える 妊娠中に母乳育児を希望していたり,「当たり前」だと思っていたりした女性が,出産後に思いがけない困難に直面することがあります。授乳を肯定的な経験と捉える女性がいる一方で,「母乳をあげたかったけれどさまざまな理由で人工乳にした」経験については,肯定的な意味を見出す女性もいれば,母親としての自己の喪失を感じる女性もいます。
授乳支援をする助産師もまた,母乳育児の良さを知っているからこそ積極的に推進したい思いと,そうすることで母親に生じるかもしれない負担を軽減したいという思いの間で揺れ動き,葛藤を抱えているのではないでしょうか。
授乳は,赤ちゃんの生存に欠くことのできない行為であり,親にとっては1日も欠かさず,日に何度も行う育児のひとつです。それが女性にとっても,赤ちゃんにとっても,家族にとっても肯定的な意味を持つために,助産師は何ができるでしょうか。
母親・父親の授乳の経験と,助産師の授乳支援の経験を通して考える特集です。ご感想やあなたの経験談をお待ちしています。

目次

【座談会】授乳の経験を語ろう――ケアの受け手の立場から
上野萌未/漆畑悠良/常法寺伊理佳/菅原 典/直井亜紀[司会]

「母乳育児の困難さ」はどこから来るのか――母親と助産師の経験を通してより良い授乳支援を考える
濱田真由美

【座談会】勤務助産師が語る――忘れられない授乳支援の経験
鷹巣結香里/匿名/濱田真由美[司会]

【座談会】助産院の助産師が語る――忘れられない授乳支援の経験
宮下美代子/喜久山仁美/濱田真由美[司会]

【コラム】お父さんの授乳の経験
樋口毅宏

■特別記事
助産師主導の継続ケアがポジティブな出産体験につながる理由を考える――母親と助産師の語りから[前編]
古宇田千恵/中野裕子

●続・いのちをつなぐひとたち[35]
前田晃平さん

●宝物,教えてください[69]
助産学生時代の実習記録
白石三恵

●日本の乳信仰をめぐる旅 おっぱい神社・おっぱい寺・乳銀杏・乳地蔵・乳神様たち[11]
おっぱい神社等を記録するワーキンググループ

●経験から学ぶ助産ケア[3]
2人目を産むのは初めて
間中伴子/濱嵜真由美

●5つのテーマで学ぶ女性ホルモン剤と血栓症[4]
日本人における女性ホルモン剤と血栓症発症に関する知見
全国疫学調査結果から①
杉浦和子

●未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場[69]
京都光華女子大学助産学専攻科

●りれー随筆[442]
生きやすい社会を目指して
堀口範奈