助産雑誌 Vol.74 No.6【電子版】
- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISSN
- 1882-1421
- 電子版発売日
- 2020/06/08
- ページ数
- 88ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥1,650 (本体¥1,500+税10%)
- 印刷版ISSN
- 1347-8168
- 印刷版発行年月
- 2020/05
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概要
目次
医療現場では専門分野が細分化され,医療技術もめまぐるしく進歩しています。少子化,ハイリスク分娩の増加など,助産師を取り巻く状況も変化しています。また,多様な生き方や考え方が尊重される時代にあって,分娩や育児に対する女性の考え方はもちろん,支援の求め先も多様化しているでしょう。助産師は今,岐路に立っているとも言えます。
その流れの中で,助産師のみに許された「助産」という専門性は,どのように発揮されているのでしょうか。そもそも助産の専門性とは,いったいどのようなものを言うのでしょうか。本特集では二つのテーマ「無痛分娩」と「産後ケア」を選び,対談を通して,答えを見つけるヒントを探していきたいと思います。
■特集1 「助産」とは何か 改めてその専門性を問う
[対談(1)]
無痛分娩を通して助産を問う
田辺 けい子/水尾 智佐子
[対談(2)]
産後ケアを通して助産を問う
宮下 美代子/市川 香織
■特集2 助産師の新たなアプローチ
子どもを持つ女子受刑者の出所後も含めた支援とケア
[座談会]
女子受刑者に対する助産師の役割や支援の課題
望月 明見/鈴井 江三子/岩本 美佐子
「女子施設地域連携事業」の概要と助産師による女子受刑者への支援
西田 麻衣子
コラム
期待される助産師の役割
堂本 暁子
刑務所における母親としての気持ちを支える援助
受刑後の親子再統合につなげるために
望月 明見
子どもの育ちと親の刑務所収容
子どもの権利から考える
後藤 弘子
ダルク女性ハウスの「子どもプログラム」
子どものための居場所をつくる
『助産雑誌』編集室
■Focus
「母子のための地域包括ケア病棟のモデル事業」の推進(1)
モデル事業の内容解説:日本看護協会から
井本 寛子
「母子のための地域包括ケア病棟のモデル事業」の推進(2)
春日井市民病院における取り組み
中橋 香那子
●続・いのちをつなぐひとたち[18]
フランス・ドゥ・ヴァールさん&井上裕美さん
●宝物,教えてください[52]
矢島助産院の子宝草
大田 えりか
●ワタナベダイチが解説!両親学級アイスブレイク集[3]
こんな時,どんなアイスブレイク?
こんな人だと聞きました
渡辺 大地
●現場が変わる! チームに働きかける母性看護 CNSの実践 現象学的分析編[2]
「何かおかしい,あれ,この人どうしたんだろう?」
実践場面における問い
村上 靖彦
●未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場[62]
兵庫県立総合衛生学院 助産学科
●りれー随筆[425]
助産師フォトグラファーとしての想い
出野 爽香