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助産雑誌 Vol.76 No.4【電子版】

2022年8月発行

特集 切れ目ない支援を実現する 産前・産後の訪問看護

出版社
医学書院
電子版ISSN
1882-1421
電子版発売日
2022/08/08
ページ数
128ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥1,980 (本体¥1,800+税10%)

印刷版ISSN
1347-8168
印刷版発行年月
2022/07
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3
対応OS
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概要

特集 切れ目ない支援を実現する 産前・産後の訪問看護 助産師は、妊産褥婦と児のケアはもちろんのこと、思春期や更年期の女性からも期待される、女性の一生に寄り添う職業です。加えて、医療技術が進歩した現代では、より高度で専門的な知識が求められています。『助産雑誌』では、そのような臨床現場で欠くことのできない最新の知識と情報を発信しています。助産学生から新人、ベテランまで、幅広い年代の助産師に向けた雑誌です。 (ISSN 1347-8168)

隔月刊(偶数月),年6冊

目次

妊娠中から産後まで,切れ目ない支援を実現する方法の1つとして,今,「訪問看護」が注目されています。精神疾患など合併症のある妊婦や医療的ケア児のみならず,重症妊娠悪阻,切迫早産,低出生体重児,多胎,産後うつなど,さまざまな状況で,医療保健を使った訪問看護が利用できる可能性があります。利用者の自己負担を抑え,継続して自宅に訪問できるだけでなく,医療・福祉連携が制度に組み込まれているため,他施設や行政とスムーズにつながりやすいというメリットもあります。
「産前・産後の訪問看護とは何か」という基本から,どのようなケースで活用可能か,導入・連携の方法など,この1冊を読めば産前・産後の訪問看護が分かる特集です。


*本特集は,「2021年度笹川保健財団研究助成 心身の不調を抱える産前産後の母親とその子どもに対する先駆的訪問看護実践」の研究成果に基づいています。

特集 切れ目ない支援を実現する 産前・産後の訪問看護

漫画で知る! 産前・産後の訪問看護
広田奈都美

Q&Aで知る 産前・産後の訪問看護きほんのき
長坂桂子/小六真千子

■事例で知る 産前・産後の訪問看護でできること
①自殺企図のあった産後うつの母親への危機的介入と継続支援
小六真千子/中山 翠

②てんかん発作のある双子を持ち,うつ状態だった母親の支援
坂下聡美

③特別養子縁組をした養親への支援
木村美季/中野歩美

④へき地でも実現できる医療的ケア児の暮らしを支える地域づくり
松山なつむ

⑤自分らしさを大切にしながら家族が共に生活していくための産後訪問看護の利用──状況に応じてチームが形を変えながら協働する
本末 舞

■開業助産師が行う訪問看護
①地域に根付いた助産院の力を活かし医療的ケア児,双胎児,うつ病合併妊婦を切れ目なく支える
坂本理代/伊藤充代/齋藤真也/高柳起久恵/山本詩子

②切迫早産妊婦と精神疾患合併妊婦の産前・産後支援
喜久山仁美

③母子・地域・助産院「三方よし」の地域連携
坂本こずえ

■特別記事
不妊治療の保険適用拡大を解説する──助産師に知っておいてほしいこと
上澤悦子

■実践報告
愛育病院の無痛分娩──助産師の無痛分娩への関わり方を考える
今井晶子/萩原和歌子

●見える!伝わる!胎児エコー[4]
NT肥厚
林 伸彦/中沢春花

●宝物,教えてください[74]
母に関わってくれた助産婦さんの言葉
石橋みちる

●表紙リレー連載
出産写真家が撮るお産と家族の風景[4]
心の支えになったほほえみ
江連麻紀

●経験から学ぶ助産ケア[7・最終回]
妊娠前からの腰痛が産後4カ月に悪化した原因は……?
濱嵜真由美/間中伴子

●日本の「助産師職」のルーツを究める旅をご一緒に[4]
産科医・楠田謙藏氏による産婆支援の足跡を追って──産婆を「産科医の助手」に変えた『朱氏産婆論』
吉村典子

●日本の乳信仰 総論[4]
おっぱい神社・おっぱい寺・乳銀杏・乳地蔵・乳神様を記録する──乳信仰の歴史
おっぱい神社等を記録するワーキンググループ

●未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場[73]
敦賀市立看護大学 助産学専攻科

●りれー随筆[447]
一生学び,一生助産師
吉田吉香