訪問看護と介護 Vol.25 No.4【電子版】
- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISSN
- 1882-143X
- 電子版発売日
- 2020/04/06
- ページ数
- 88ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥1,650 (本体¥1,500+税10%)
- 印刷版ISSN
- 1341-7045
- 印刷版発行年月
- 2020/03
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概要
目次
最近では手頃な価格の「ポケットエコー」が市場に出始め、エコーを手にする訪問看護師もちらほらと見られています。とはいえ、馴染みがないという方がほとんどではないでしょうか。中には、「エコーって看護師が取り扱うようなものではないでしょ」という考えの方、「訪問看護は5感が命!」とエコーという機器そのものにアレルギーをお持ちの方もいるかもしれません。ポケットエコーを活用している訪問看護師たちは、どのような考えのもと、導入に踏み切ったのでしょうか。そして、どんなふうに普段のケアに活かしているのでしょうか。今特集では、プローブの持ち方や操作法、画像の見方といった技術的な話には立ち入らず、現場へ導入した意図、運用の仕方、生まれた効果に注目。先行している実践者の声を集めました。現場報告からは、排泄ケアのための膀胱アセスメント、肺炎のスクリーニング等の判断を助けるといったケアの質に関わる面だけでなく、利用者本人・家族、医師や他職種とのコミュニケーションの深化、はたまた訪問看護ステーションの組織力向上といった機能的なメリットも見えてきます──。
低価格で導入できるコンパクトなエコー機器が市場に出ている。写真のシグマックス社「ポケットエコーmiruco」もその1つ。プローブ1台とタブレット表示器1台のセットで約500gの重さで、Wi-Fi環境下では画像のメール送信が可能(USB接続端子あり)。本特集内で登場する訪問看護ステーションもすべて本製品を使っている。
■実践報告 うちではこういうふうに使っています
アセスメントの精度・速度を高め、不用な医療を減らす
黒沢 勝彦
医療の担い手が不足する地域だからこそ、ツールを活かす
川俣 沙織
オンラインでの情報共有に優れたツールが、訪問看護を安心・安全にする
落合 実
未来の看護師像を考え、実践を通して学ぶという発想で
藤野 泰平
■特別記事
ビュートゾルフを見て、考えたこと
貫かれる、「シンプルに、小さく」の思想
岩本 大希
在宅看取り日本一の街の看護師たちが、自らの看護を振り返って
但馬地域での勉強会から
山本 大祐
■実践報告
循環型地域連携による経口摂取フォローの取り組み
岡野 雄二
●「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・1
認知症を「見立てる力」が欠かせない
内田 直樹
●家でのこと・4
息子の味
高橋 恵子
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・127
排便に困っている人へのケア 訪問看護活用の道もある!
秋山 正子
●地域連携の技術 ファシリテーション・スキル・4
顔が見える関係を一歩進めたい-ワールドカフェ
鈴木 央
●訪問看護の「夢」を叶えるICT・5
親子の「家で暮らしたい」を叶える
小神野 藤子
●あなたの知らない重度訪問介護の世界・4
「前例なし」は関係なし
大野 直之
●[小説]ナースマン訪問看護編 あと、どれくらい?・8
大声の理由
小林 光恵