医学・医療の電子コンテンツ配信サービス

isho.jp

0 ようこそ、ゲストさん
0

看護教育 Vol.66 No.4【電子版】

2025年 08月号

特集1 へき地・離島がひらく可能性 これからの社会に必要な視点/特集2 地域医療の未来をつなぐ サテライト教室の役割と実践

出版社
医学書院
電子版ISSN
1882-1391
電子版発売日
2025/08/11
ページ数
120ページ
 判型
A4変
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,860 (本体¥2,600+税10%)

印刷版ISSN
0047-1895
印刷版発行年月
2025/07
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
34 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

巻号一覧

概要

特集1 へき地・離島がひらく可能性 これからの社会に必要な視点/特集2 地域医療の未来をつなぐ サテライト教室の役割と実践 時代と共に変わりゆく医療と社会の構造、そして教育界全体の動きを見据え、今求められている看護教育を皆さんと一緒に考えていきます。ベテラン教員はもちろんのこと、学生の指導に不安を抱えている新人教員の方にも役立つ一冊です。看護基礎教育のトレンドやトピックスを、特集や連載で深掘りしていきます。 (ISSN 0047-1895)

隔月刊(偶数月)、年6冊

目次

特集1 へき地・離島がひらく可能性 これからの社会に必要な視点/特集2 地域医療の未来をつなぐ サテライト教室の役割と実践

特集1 へき地・離島がひらく可能性──これからの社会に必要な視点
人口減少や高齢化を受けて、医療・社会構造に大きな変化が起こりつつあります。そうした中、看護基礎教育では2022年に「在宅看護論」が「地域・在宅看護論」に変更され、内容だけでなく領域としての位置づけも大きく変わりました。
これからの看護師は地域包括ケアの視点をより一層養う必要があり、「生活者」としての対象に触れ、地域ならではの医療の形を学ぶ機会の選択肢として、へき地・離島、また、診療所で学ぶ取り組みがあります。加えて、グローバルな視点からローカルな健康問題や地域社会における課題を発見・解決し、また、その取り組みや方法をグローバルに発信することで世界と通じる「グローカル(glocal)」という考えもあり、へき地や離島、診療所での学びは、新たな可能性を秘めていると考えます。そこで本特集では、学生がへき地や離島、また地域の診療所で学ぶ意義を、実践をご紹介しつつ探求します。学生が「地域・在宅」の視点を、身をもって学ぶためにはどうすればよいのか。その選択肢として、なぜへき地・離島なのか。そこで何を学べるのか──これからの教育を考える上で、先生方のヒントとなれば幸いです。

特集2 地域医療の未来をつなぐ サテライト教室の役割と実践
地域にある看護学校の定員充足率の低下、また、地域で従事する看護師不足の解消のため、今、その地域に住む人々を対象とした看護学校サテライト教室の取り組みが始まりつつあります。サテライト教室に入学した学生は、講義はオンライン、実習などは地元の医療機関で実施することになり、自らが住む地域を離れる必要がありません。
本特集では、地域で働く看護師の育成と定着を目指し、看護学校サテライト教室の設立に向けて先駆けとなった2校の取り組みを紹介します。開設に向けた学校側の準備や行政・医療機関との連携、また、実際の運営の様子などについてご紹介いただきました。

特集1 へき地・離島がひらく可能性──これからの社会に必要な視点

看護学生が離島・へき地看護を学ぶということ──グローカル教育のススメ
八代利香

地域のフィールドを活用した診療所実習で学生が得るもの
栗本一美、丸山純子、大島由美

哲西町診療所におけるへき地診療所実習の魅力──地域住民の暮らしを支え、住民に支えられる診療所で学ぶ
桑原ひとみ

【インタビュー】 「いつでも、なんでも、最期まで」診る──診療所実習が育てる医療の原点
佐藤 勝

新カリキュラムでの新たな取り組み「へき地医療と看護」
中村 誠、高橋千世美、柴田美弥子、篠原千鶴子

都会の看護学生がへき地医療を学ぶ──都立看護学校における取り組み
田口 健

【対談】 実習の“テーマパーク化”から脱却を──病院医療と地域医療、2つのOSを兼ね備えた看護師を育てるには?
藤沼康樹、中山法子

特集2 地域医療の未来をつなぐ サテライト教室の役割と実践

地域医療を守るサテライト教室の意義と取り組み
池西靜江

種子島におけるサテライト教室設立に向けた取り組み
濱川孝二

種子島医療センターにおける医療人材育成の取り組み──種子島サテライト教室開校を控えて
竹之内卓

八戸学院大学むつ下北キャンパスの取り組み──青森県下北圏域における看護師不足解消を目指して
木村 緑

■巻頭インタビュー
自分の心を見つめることから始まる看護と教育
草薙龍瞬さん

■焦点
共同意思決定の臨床判断、どう教育設計するか?──Simulation設計と Patient Journey Map作成による教育デザイン
西村礼子

■実践報告
看護課程の教授法の工夫──異なる領域間をつなぐ取り組み
鈴木 恵、荒武喜子、上村いずみ、棈野ゆう子、佐野 望、山下麻実、西出久美、小川雅代、本多和子、近藤仁美

グリーフケアの産着製作を通しての看護倫理教育の効果
森田莉子、大橋知子、椎葉美千代、中村登志子、富﨑祥子、井上さくら、浦 容子

●実録! 実習で本当にあった看護学生のすべらない話・3
おせっかいな忠告
高橋聖子

●看護教育とお金の未来を考える・4 [最終回]
【鼎談】看護教育の未来をつくるイノベーション
高山真由子、坪田康佑、ウイリアムソン彰子

●すれ違わないためのパーソナリティ心理学・4
シャイな学生にどう関わるか?
稲垣 勉

●偏見・差別を科学する──社会心理学を学びながら医療現場を振り返る・5
非人間化と患者
木村映里