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社会保険旬報 №2980【電子版】

2025年11月1日

《論評》「フランスの現実的な対応力に学ぶ日本の医師不足―CPTS・遠隔診療・PHR・SASの連携とAIの展望、日本への示唆」高橋泰

出版社
社会保険研究所
電子版ISBN
 
電子版発売日
2025/11/02
ページ数
42ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥1,100 (本体¥1,000+税10%)

印刷版ISSN
1343-5728
印刷版発行年月
2025/11
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概要

《論評》「フランスの現実的な対応力に学ぶ日本の医師不足―CPTS・遠隔診療・PHR・SASの連携とAIの展望、日本への示唆」高橋泰
はじめに:視察の位置づけと総括
筆者は2008年から2019年まで、毎年フランスの医療提供体制を計12回視察し、一般医(médecin généraliste)を入口として患者を高機能病院へ繋ぐ連携が一定程度機能する現場を見てきた。2023年の第13回目の視察では、コロナ期間中のかかりつけ医大量離脱により、外来の長時間待機や救急の逼迫など、医療の根幹が揺らぐ光景を確認した。そして今回、2025年9月1〜7日にかけて第14回目の視察を行った際の最大の関心事は、コロナ時に発生した医療崩壊をどのように乗り切ろうとしているかを確かめることである。
今回の視察では、9月2・3日にリヨンのCPTS(CommunautéProfessionnelle Territoriale deSanté:地域専門職医療共同体)を訪ね、同月4〜6日にパリの薬局内遠隔診療ブースの見学や訪問看護の携行型装置の話を聴き、制度と運用の双方から実態を把握した。
結論から言えば、フランスの対策は「入口(地域連携)を再設計し、ITと多職種で補う」方向へ明確に舵を切るというものであった。街並みや人の佇まいはコロナ前と大きく変わらないが、医療の提供構造は質的に転換していた。表層は連続しつつも、内部では《危機下の再構築》が進んでいる様子を垣間見ることができた。

目次

《視点》高市政権に期待するもの
《座標》高市総理が医療・介護で経営改善支援/国民医療推進協が改定などで決議
《座標》認知症に関する世論調査/自民党と日本維新の会の合意事項
《論評》「フランスの現実的な対応力に学ぶ日本の医師不足―CPTS・遠隔診療・PHR・SASの連携とAIの展望、日本への示唆」高橋泰
《霞が関と現場の間で》(69)「新内閣をめぐる社会保障の課題」中村秀一
《潮流》中医協が8年度改定に向け外来医療議論
《潮流》上野賢一郎新厚労大臣が就任会見
《潮流》「全日本病院学会in北海道」開催
《潮流》医療保険部会が薬剤の給付を議論
《潮流》日本医業経営コンサル協会が提言
《潮流》健保組合の理事長への情勢報告会
《潮流》令和5年度国民医療費が過去最高
《潮流》診療報酬の評価めぐり中医協で議論
《潮流》2025年度病院人材確保調査結果公表
《NEWS》厚生労働大臣に上野賢一郎議員が就任
《資料》薬剤給付の在り方について 後発品・バイオ後続品とOTC類似薬
《療養の給付の取扱いについて》
《年金の動き》
《編集室・ワードカプセル》機能強化加算