医学・医療の電子コンテンツ配信サービス

isho.jp

0 ようこそ、ゲストさん
0

臨床雑誌内科 Vol.134 No.6【電子版】

2024年12月号

エキスパートはこう読む! 検査値の臨床的解釈 日常臨床での疑問にお答えします

出版社
南江堂
電子版ISSN
2432-9452
電子版発売日
2024/11/25
ページ数
224ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,970 (本体¥2,700+税10%)

特記事項
本商品は紙版の誌面を電子化したものです。広告や次号予告などは紙版発売時の内容になります。
印刷版ISSN
0022-1961
印刷版発行年月
2024/12
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
54 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

巻号一覧

この商品を買った人は、こんな商品も買っています。

概要

エキスパートはこう読む! 検査値の臨床的解釈 日常臨床での疑問にお答えします 1958年創刊。日常診療に直結したテーマを、毎号"特集"として掲載。特集の内容は、実地医家にすぐに役立つように構成。座談会では、特集で話題になっているものを取り上げ、かつわかりやすく解説。

目次

特集
エキスパートはこう読む!検査値の臨床的解釈
日常臨床での疑問にお答えします
[鼎 談]
 臨床医が語る「私の検査活用法」
 日々の診療で検査結果の“行間”をいかに読むか? 笹原鉄平[司会]・國松淳和・辻本哲郎
[Chapter 1]
呼吸器
[間質性肺炎マーカーに関する疑問 ①]
 2週間前から咳嗽と呼吸困難を自覚した患者の両肺にすりガラス影があり,血清KL-6は正常でしたが,血清SP-A,SP-Dが高値でした.どのような病態が考えられますか? 堀益 靖
[間質性肺炎マーカーに関する疑問 ②]
 不整脈に対してamiodaroneを服用中の症例です.定期的な間質性肺炎マーカーの測定は必要でしょうか? 堀益 靖
[COPDに関する疑問]
 COPDで通院中の男性が遷延性咳嗽を主訴に来院され,血中好酸球数が350/μLという結果でした.しかし,非特異的IgE検査(RIST)では40 IU/mLと低値であり,アレルギー性の喘息は否定的と考えられたため,急性気管支炎と考え,抗菌薬のみで対処してよいでしょうか? 平野綱彦
[IgEに関する疑問]
 ICS/LABA治療を行っているにもかかわらず,咳症状が遷延するため来院した患者の検査で「非特異的IgEが340 IU/mL,特異的ハウスダスト1 IgE抗体クラス2,特異的ダニ1 IgE抗体クラス3,特異的スギIgE抗体クラス2」であった場合,次にどのような対応をすればよいですか? 平野綱彦
[Chapter 2]
循環器
[BNP,NT-proBNPに関する疑問 ①]
 循環器専門医への紹介の目安となるBNPまたはNT-proBNPの値はいくつでしょうか? 橋本 亨
[BNP,NT-proBNPに関する疑問 ②]
 BNPまたはNT-proBNPの変動を指標にして心不全患者の診療を行ってもよいでしょうか? 橋本 亨
[トロポニンI,トロポニンTに関する疑問 ①]
 発作性心房細動が検出されて,紹介目的に来院した患者のトロポニンが上昇していますが,帰宅させてよいでしょうか? 皆月 隼
[トロポニンI,トロポニンTに関する疑問 ②]
 心筋炎後でフォロー中の患者のトロポニンが上昇していますが,経過観察でよいでしょうか? 皆月 隼
[トロポニンI,トロポニンTに関する疑問 ③]
 フォローの採血でトロポニン上昇を認め,さまざまな疾患を鑑別しましたが,明確な原因は見当たりません.経過観察でよいでしょうか? 皆月 隼
[Chapter 3]
血液
[可溶性IL-2受容体に関する疑問]
 全身のリンパ節が腫大している症例で,可溶性IL-2受容体が上昇していました.悪性リンパ腫と診断してよいでしょうか? 海野健斗
[血清フェリチンに関する疑問]
 慢性炎症を有する症例で,血清フェリチン上昇を伴う小球性貧血の所見でした.炎症に伴う貧血と診断してよいですか? 海野健斗
[血小板関連IgG(PAIgG)に関する疑問]
 血小板減少を認めたため,PAIgGを検査したところ,80 ng/107 cellsと高値でした.免疫性血小板減少症(ITP)と診断してもよいでしょうか? 安本篤史
[HIT抗体に関する疑問]
 ヘパリン投与中,血小板数が投与開始から1週間後に半分以下になったため,ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)を疑ってHIT抗体検査を行いました.結果は30 U/mLと高値だったため,HITと診断してもよいでしょうか? 安本篤史
[免疫固定法(免疫電気泳動),血清蛋白分画に関する疑問]
 患者が人間ドックでM蛋白を指摘されました.そのほかの血液検査・尿検査では問題がなかったようですが,大きな病気でしょうか? 鈴木一史
[免疫固定法(免疫電気泳動),血清フリーライトチェーン(FLC)に関する疑問 ①]
 外傷歴がない患者の腰痛が鎮痛薬で改善しないため,血液検査を実施したところ,M蛋白,腎障害,貧血を認めました.どの診療科に紹介すればよいでしょうか? 鈴木一史
[免疫固定法(免疫電気泳動),血清フリーライトチェーン(FLC)に関する疑問 ②]
 階段を上ると息切れがあり,最近では立ちくらみや尿の泡立ちが目立つようになった患者が受診しました.今年の人間ドックでM蛋白が検出されています.患者に何科の受診を勧めればよいでしょうか? 鈴木一史
[Chapter 4]
リウマチ・膠原病
[リウマトイド因子(RF)に関する疑問]
 関節リウマチ(RA)の症状がないときのRF陽性をどのように解釈すればよいですか? 山口裕之
[抗CCP抗体(ACPA)に関する疑問]
 ACPA陽性の測定タイミングをどのように判断すればよいでしょうか? 山口裕之
[リウマトイド因子(RF),抗CCP抗体(ACPA)に関する疑問]
 RF/ACPA陽性で関節症状はあるものの関節炎が乏しい,または認められない患者にはどのように対応すればよいでしょうか? 山口裕之
[抗核抗体に関する疑問]
 どのようなときに抗核抗体を測定すればよいでしょうか? 山室亮介
[抗核抗体,特異抗体に関する疑問]
 抗核抗体が陽性だった場合は,どの特異抗体を測定すればよいでしょうか? 山室亮介
[抗リン脂質抗体症候群(APS)に関する疑問 ①]
 抗核抗体陽性の高齢男性が複数回にわたり塞栓性梗塞を起こしています.抗リン脂質抗体を提出したほうがよいでしょうか? 山口俊大・村中清春
[抗リン脂質抗体症候群(APS)に関する疑問 ②]
 抗カルジオリピン抗体と抗β2GP I抗体の違いは何でしょうか? それぞれのIgG抗体とIgM抗体は両方測定したほうがよいのでしょうか? 山口俊大・村中清春
[抗リン脂質抗体症候群(APS)に関する疑問 ③]
 ループスアンチコアグラント(LA)測定の意義,蛇毒法とリン脂質中和法の違いを教えていただけますでしょうか? 山口俊大・村中清春
[Chapter 5]
感染症
[妊婦梅毒検査に関する疑問]
 妊婦の梅毒スクリーニング検査で6.8 RUという結果でした.TPHAは陰性です.生物学的偽陽性(BFP)と考え,経過観察としてよいでしょうか? 笹原鉄平
[嫌気性菌検査に関する疑問]
 偏性嫌気性菌が培養されていませんが,偏性嫌気性菌のカバーは必要でしょうか? 笹原鉄平
[CRP,プロカルシトニンに関する疑問]
 敗血症などの重症患者において,プロカルシトニンとCRPのデータ変化に乖離がある場合には,どちらを信用すべきでしょうか? 上原由紀
[免疫不全患者におけるCOVID-19の検査に関する疑問]
 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した免疫不全患者の検査結果が1ヵ月以上陽性のままです.持続感染ということでしょうか? 上原由紀
[Chapter 6]
消化器
[肝障害鑑別の血液マーカーに関する疑問]
 採血で肝障害を指摘されました.原因(成因)についてどのように考えるとよいでしょうか? 野崎雄一
[代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)の血液マーカーに関する疑問]
 MASLDの診断にはどのようなプロセスが必要でしょうか? 野崎雄一
[消化管出血関連検査に関する疑問]
 上部消化管出血が疑われる症例でBUN/Crの上昇を認めるものの,Hbは低下していませんでした.どのように解釈するべきでしょうか? 三澤 昇
[ピロリ菌関連検査に関する疑問]
 上部消化管内視鏡検査で萎縮性胃炎を認めて,ピロリ菌感染が疑われたため,採血で抗ピロリ抗体を測定したところ抗体価が6 U/mLで,検査上は陰性でした.この場合は陰性と判断してよいのでしょうか? 三澤 昇
[Chapter 7]
神経
[神経感染症における脳脊髄液の細胞数・分画に関する疑問]
 感冒症状が先行し,頭痛,発熱,嘔気のため紹介受診した患者に項部硬直を認めました.脳脊髄液検査において,多形核球優位であるものの細胞数の上昇は軽度(112/µL)でした.この場合,抗菌薬を使用せずにウイルス性髄膜炎として治療してよいでしょうか? 石原正樹・中嶋秀人
[神経感染症における脳脊髄液の蛋白濃度に関する疑問]
 脳脊髄液蛋白濃度は,髄膜炎や脳炎の診断と治療効果判定の指標になりますか? 石原正樹・中嶋秀人
[神経感染症における脳脊髄液の糖濃度に関する疑問]
 ウイルス性髄膜炎を疑って腰椎穿刺を行い,単核球優位の細胞数増多を認めましたが,糖濃度46 mg/dL,血糖120 mg/dLと,脳脊髄液糖濃度が低値でした.この場合,原因はウイルスではなく,細菌や結核,真菌を考えるのでしょうか? 石原正樹・中嶋秀人
[アミロイドβ検査に関する疑問]
 軽度認知症レベルの認知機能低下がある70歳代女性で,脳脊髄液アミロイドβ42/40比が0.050と低下していました.最近よく転倒する,幻覚がみえると訴えていますが,Alzheimer病と診断してよいでしょうか? 篠原もえ子・小野賢二郎
[脳脊髄液総タウ蛋白検査に関する疑問]
 1年前に発症したもの忘れと失語を呈する60歳代男性で,脳脊髄液総タウ蛋白検査では1,520 pg/mLと高値でした.Alzheimer病と診断してよいでしょうか? 篠原もえ子・小野賢二郎
[抗AQP4抗体に関する疑問]
 視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)を疑う患者で抗AQP4抗体(ELISA法)を測定したところ,陰性という結果でした.NMOSDは否定できますか? 竹内 創・磯部紀子
[抗MOG抗体に関する疑問]
 MOG抗体関連疾患(MOGAD)を示唆する患者で測定したところ,血清の抗MOG抗体は陰性でしたが,髄液の抗MOG抗体は陽性となりました.MOGADと診断できますか? 竹内 創・磯部紀子
[Chapter 8]
代謝・内分泌
[血糖値とHbA1cに関する疑問]
 血液検査で血糖値は295 mg/dLと高いものの,HbA1cは5.9%と低い結果でした.経過観察でよいでしょうか? 辻本哲郎
[血糖値と糖尿病性ケトアシドーシスに関する疑問]
 血糖値がそれほど高くなければ,糖尿病性ケトアシドーシスは否定的だと考えてよいでしょうか? 辻本哲郎
[甲状腺機能低下症と薬剤に関する疑問]
 患者の甲状腺機能低下症が悪化したため,levothyroxineを増量していますが,効果がありません.さらに増量したらよいでしょうか? 辻本哲郎
[コルチゾール,ACTHに関する疑問]
 左副腎に偶発腫瘍が発見されました.コルチゾールとACTHは正常範囲内でした.Cushing症候群ではないと考えてよいでしょうか? 田辺晶代
[レニン活性,アルドステロンに関する疑問]
 高血圧症患者における原発性アルドステロン症のスクリーニングのため,レニン活性とアルドステロンを測定する際に,降圧薬の変更が必要でしょうか? 田辺晶代
[カテコールアミン,メタネフリンに関する疑問]
 発作性高血圧で褐色細胞腫を疑う場合は,血中カテコールアミンを測定すればよいでしょうか? 田辺晶代
[テストステロン,LH・FSHに関する疑問]
 性腺機能低下の自覚症状があり,テストステロンが低値の場合は泌尿器科に紹介すべきでしょうか? 田辺晶代
[Chapter 9]
腎臓
[透析患者の貧血に関する疑問]
 透析患者の貧血をみたとき,どのように評価と治療を行えばよいですか? 遠藤慶太・鈴木利彦
[透析患者のP,Caの管理に関する疑問]
 透析患者のPやCaの管理はどのように行ったらよいですか? 遠藤慶太・鈴木利彦
[透析患者の微量元素欠乏に関する疑問]
 透析患者は微量元素欠乏が起きやすいと聞きました.いつ測定し,いつ治療したらよいですか? 遠藤慶太・鈴木利彦
[クレアチニンに関する疑問]
 毎年健診を受けている患者の今年の血清クレアチニン値が0.82 mg/dLでした.とくに困っていることはなさそうなので,経過観察としてよいでしょうか? 田蒔昌憲
[尿蛋白に関する疑問]
 健診を受けた患者の尿蛋白が(2+)でした.どのように対応すればよいでしょうか? 田蒔昌憲
[低ナトリウム血症に関する疑問]
 患者の血清Na値が120 mEq/Lでした.緊急性はありますか? 今井直彦
[高カリウム血症に関する疑問]
 患者の血清K値が6.3 mEq/Lでした.緊急性はありますか? 今井直彦
[動脈血ガス分析に関する疑問]
 救急外来患者の動脈血ガス分析でpH7.4でした. 酸塩基平衡は異常なしと判断してよいでしょうか? 安川 穂・柴田 茂
[静脈血ガス分析に関する疑問]
 日常診療での動脈血ガス分析は,侵襲度の面でもハードルが高いです. 静脈血ガス分析で代用してもよいのでしょうか? 安川 穂・柴田 茂
[Chapter 10]
腫瘍
[腫瘍マーカーに関する疑問 ①]
 検診で偶然発見されたCEA 高値に対して,がん精査を行うべきでしょうか? 北台留衣
[腫瘍マーカーに関する疑問 ②]
 60歳代男性が検診でPSA のわずかな上昇を指摘されました.前立腺がんの家族歴があるのですが,がん精査をすぐに行うべきでしょうか? 北台留衣
[血液検査を用いたがん検診に関する疑問]
 がんの早期発見を目的とした自費血液検査を受けた患者が「高リスク」の結果をもって外来を受診しました.どのように診療を進めるべきでしょうか? 山中太郎・下井辰徳
[尿・便検査を用いたがん検診に関する疑問]
 もともと高血圧で受診している患者が自費がん検診である尿検査の結果をもって,定期外来を受診しました.結果は「低リスク」とのことで,患者は「がんの可能性がなくなって安心している」といっています.かかりつけ医としてどのようなことを指導すればよいでしょうか? 山中太郎・下井辰徳
[連載]
内科医が精神科のくすりを処方する。
 第17回(最終回) 精神病に使うわけではない抗精神病薬 ③  國松淳和
ほんとに意味あるの? その感染対策・感染症治療
 第10回(最終回) ルーチンの術前HIV や梅毒検査 中村 造
内科医のための睡眠外来入門
 CASE 5.「脚が気になって眠れません」 立石知也
イメージで捉える呼吸器疾患
 第23回 レジオネラ肺炎「自転車に乗ったら,ふらついて倒れました」 皿谷 健
Focus On
 尿酸値異常=痛風ではない 尿酸代謝異常症(dysuricemia)という概念 久留一郎
[書評]
 研修医が知りたい対応をチャートで整理! 呼吸器診療エッセンシャル 児玉裕三
 肝生検ガイダンス  吉治仁志
 杏林大学ICIBD 直伝! IBD 腸管エコーマニュアル[Web動画付] 安藤 朗