臨牀透析 Vol.37 No.1【電子版】
- 出版社
- 日本メディカルセンター
- 電子版ISSN
- 2433-247X
- 電子版発売日
- 2021/01/18
- ページ数
- 104ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,860 (本体¥2,600+税10%)
- 印刷版ISSN
- 0910-5808
- 印刷版発行年月
- 2021/01
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概要
2019年に登場したHIF安定化薬(PH阻害薬)は,2020年になって新たに3種が臨床の場に登場した.これは従来の治療とは全く異なり,内因性EPOを生理的濃度まで増加させる治療法であり,腎性貧血治療の革命的な転換ともいえる.HIF安定化薬の「光」の面だけでなく,「影」の部分からも目を反らさない配慮も加えた.
目次
1.腎性貧血治療の歴史/鈴木 正司
2.腎性貧血の発症機序/宮崎真理子 他
3. 低酸素と低酸素誘導因子(HIF)によるエリスロポエチンの産生調節と腎性貧血/安倍 寛子 他
4.これまでの腎性貧血治療
(1)ESA による腎性貧血治療/鶴屋 和彦
(2)腎性貧血における鉄の課題/濱野 高行
(3)腎性貧血治療の課題
a.保存期CKD での課題/平林 千尋 他
b.透析期での課題/朝比奈悠太 他
(4)ESA による貧血以外への治療効果/中野 敏昭 他
(5)栄養障害から見たCKD 患者の貧血/小船 雅義 他
5.HIF 分解酵素阻害薬による腎性貧血治療/秋澤 忠男 他
6.HIF 分解酵素阻害薬の腎保護効果と懸念/深水 圭
7.HIF 分解酵素阻害薬と他薬剤との相互作用/古久保 拓
コラム 腎移植におけるHIF 分解酵素阻害薬/西 慎一