実験医学 Vol.36 No.4【電子版】
- 出版社
- 羊土社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2018/02/23
- ページ数
- 165ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,200 (本体¥2,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-7581-2505-5
- 印刷版発行年月
- 2018/03
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概要
がん遺伝子やiPS細胞誘導因子として知られるMYC.がんにおける働きのみならず,幹細胞維持や分化における働きなど多機能性をいかに制御しているのかが明らかに.転写制御機構から創薬標的の可能性までMYCの新しい姿をご紹介.
目次
再発見!Mycの多機能性
グローバル転写因子として見直される古典的がん遺伝子
企画/奥田晶彦
概論―最近のMYC研究の世界の動向をふまえて【奥田晶彦】
MYC研究の歴史の原点ー造血器腫瘍におけるMYCの役割【杉原英志,石澤 丈,佐谷秀行】
神経内分泌腫瘍と脳腫瘍におけるMYCファミリー遺伝子ーp53ファミリー遺伝子との攻防【末永雄介,中川原 章,横井左奈】
c-Mycのユビキチン化制御機構とがん幹細胞における役割【木藤有紀,杉山成明,中山敬一】
MYCはがん代謝のマスターレギュレーターである【佐藤清敏,曽我朋義】
精子幹細胞の自己複製を促進するMYC/MYCNーMYC/MYCNを介した精子幹細胞の解糖系制御【田中 敬,篠原美都,篠原隆司】
ES細胞と生殖細胞におけるMyc-Max-Mgaネットワーク【鈴木 歩,奥田晶彦】
iPS細胞誘導におけるMYCの機能【中川誠人】
■連載
News & Hot Paper Digest
自律神経が前立腺がんの増殖を促進するしくみ【向山洋介】
コカインによる神経回路の変化を一網打尽にとらえる【宮道和成】
がんワクチンは温めて【柏木 哲】
転写因子IRF4 の欠失によるCD4+T細胞の機能不全が移植受容を促進する【董 金華,上田 宏】
海外留学への最初の一歩を踏み出そうー「留学のすゝめ2017」開催報告【赤木紀之,本間耕平,黒田垂歩,佐々木敦朗】
カレントトピックス
Low-complexity配列が引き起こす膜をもたない細胞内構造体の形成ークロスβポリマーと液-液相分離【加藤昌人】
神経細胞特異的メチル化解析から明らかになったアルツハイマー病におけるDNA修復の障害【間野達雄,岩田 淳】
ヒト多能性幹細胞を用いた人工腸管グラフトの作製【北野健太郎,Harald C. Ott】
精密高分子設計を基盤としたウイルスを用いないゲノム編集治療【内田智士,片岡一則】Trend Review
bioRχivってなんだ?ープレプリントサーバことはじめ【金城 玲】
クローズアップ実験法
上皮細胞層における哺乳類細胞競合現象の観察方法【丸山 剛,藤田恭之】
Update Review
IP3受容体のチャネル開口機構の最新知見【濱田耕造,御子柴克彦】
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愛すべきボスから逃げよう―Catch-22からの脱出ーUniversity of Texas Health Science Center at Houston【吉本桃子】
Opinion
多様な科学の目的ー好奇心と,実益と【藤原悠紀】
バイオでパズる!
がん遺伝子を探せ【山田力志】
■関連情報
INFORMATION 人材/大学院生/セミナーなどの情報