実験医学増刊 Vol.43 No.15【電子版】

- 出版社
- 羊土社
- 電子版ISBN
- 978-4-7581-0429-6
- 電子版発売日
- 2025/09/11
- ページ数
- 214ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥6,160 (本体¥5,600+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-7581-0429-6
- 印刷版発行年月
- 2025/09
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-
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概要
あらゆる生命科学研究者が構造データを活用できる時代が到来!AlphaFoldを含む最先端の構造予測AI,クライオEMやクライオETで構造データを取得し,タンパク質の機能解析・デザイン・創薬にどう活かすのか,豊富な事例とともに研究戦略を解説.
目次
序にかえて 構造を解く時代から活かす時代へ
ガイダンス 構造データの使い方
第1章 タンパク質構造を視る・知る
Ⅰ.実験構造決定
1.遺伝子発現制御におけるクロマチン構造のダイナミクス
2.RNAポリメラーゼⅡ複合体による転写のメカニズム:高次複合体化により発揮される多彩な機能
3.クライオ電子顕微鏡による回転型ATPaseの構造機能解析
4.感染受容体NTCPを介したB型肝炎ウイルス接着機構
5.クライオ電子線トモグラフィー解析へのAlphaFoldの応用
他
Ⅱ.in silico解析
8.AlphaFoldを活用したタンパク質複合体構造予測
9.AlphaFoldを活用した構造ダイナミクス解析:マグネシウム輸送体を例に
10.AlphaFoldによる複合体同定と受精機構の解明
11.AlphaFold Multimerを用いたユビキチン様タンパク質の複合体構造予測と機能の解明
12.cDNA display proteolysis法によるタンパク質構造安定性のメガスケール解析
他
第2章 タンパク質を創る(分子エンジニアリング)
Ⅰ.自然界のタンパク質改変
1.網羅的変異体解析と構造解析を組合わせたCasタンパク質の機能改変
2.ブリッジリコンビナーゼの発見から応用まで
3.チャネルロドプシンが有するK+選択性の構造基盤
4.構造解析と1分子観察を活用したプラスチック分解酵素PETaseの改良
Ⅱ.自然界に存在しないタンパク質のデザイン
5.物理化学と経験的ルールに基づくde novoデザイン
6.深層学習でゼロからつくる機能性タンパク質
第3章 タンパク質に結合する分子を創る(創薬)
1.深層学習によるCPI予測の現状と展望
2.創薬を加速する立体構造解析:中外製薬におけるクライオ電子顕微鏡の実装とその先
3.構造ベース農薬開発の新展開
4.AIが描く胃薬の未来図:cryo-EMとDeep Quartetが拓く新たな阻害剤のデザイン
5.構造から読み解くグレリン受容体のリガンド応答の多様性
第4章 可能性を広げる構造解析技術
1.超解像顕微鏡は細胞分子動画の夢を見るか
2.高速AFMを利用したタンパク質1分子のナノ動態観察
3.X線自由電子レーザーによる分子動画解析:微生物型ロドプシンの動的構造とその知見
4.NMRを用いた動的構造解析の最先端
5.構造精密化の基礎:クライオ電子顕微鏡による単粒子解析を中心に
索引