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医学のあゆみ266巻13号【電子版】

第5土曜特集

心不全のすべて──分子生物学から緩和ケアまで:beyond ガイドライン

出版社
医歯薬出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2021/01/25
ページ数
302ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥6,490 (本体¥5,900+税10%)

印刷版ISSN
0039-2359
印刷版発行年月
2018/09
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概要

心不全のすべて──分子生物学から緩和ケアまで:beyond ガイドライン
(企画:小室一成/東京大学大学院医学系研究科循環器内科学)
 心不全は生活習慣の改善にはじまる予防が有効であることから,国民への啓発がきわめて重要である.心不全を含め循環器疾患に関しては全国レベルのデータベースがなく,心不全の患者数,ガイドラインの遵守率などがまったく不明である.心不全の予後が不良なのは治療が対症療法にすぎないからであり,心不全発症の原因を明らかにし,原因に基づいた治療法を確立するためには,基礎研究の活性化が必要である.本特集では,最前線の基礎研究から疫学,ガイドライン,診療体制,人材育成,新しい診断法・治療法,予防から終末期医療と緩和ケアまで網羅し,第一人者の先生方に概説いただく.

目次

基礎研究は心不全をどこまで解明したか?──心不全を理解するために必要な最新の基礎知識
■シングルセルトランスクリプトーム解析──心肥大から心不全発症の分子機序に関するあらたな解析……野村征太郎
■次世代シークエンス解析は心筋症の遺伝子解析を変えたか──次世代遺伝子解析による心筋症の理解とprecision medicine……森田啓行
■microRNA・long non-coding RNAとは何か──新しい世界からみた心不全……尾野亘
■収縮と拡張の分子生理学──心筋の構造から心機能を考察する……沼田玄理・瀧本英樹
■カルシウムハンドリング──カルシウムシグナル異常はどこまで解明されたか……小田哲郎・矢野雅文
■メタボローム解析でどこまでわかるか──栄養・代謝異常は心不全の原因か……佐野元昭
■多臓器連関──心臓と多くの臓器・組織は連関している……梅井正彦・赤澤宏
■心不全における慢性炎症の役割と機序――なぜ心臓に慢性炎症が起こり,心不全になるのか……彦惣俊吾
■オートファジーと心臓の恒常性──オートファジーは心不全の原因か?……山口修
■小胞体ストレスとは何か──小胞体ストレスと心不全発症……富海英・南野哲男
心不全パンデミックとは何か──心不全の現状を知り将来を考える
■日本と世界の心不全の疫学――心不全の現在と未来を識る……眞茅みゆき
■急性・慢性心不全診療ガイドライン――2017年改訂版のポイント……筒井裕之
■超高齢社会における心不全診療提供体制の展望……磯部光章
■ 心不全チーム医療に必要な人材・システムとは……佐藤幸人
■行政が考える心不全診療のあり方──人事交流医系技官の立場から……岡田佳築
心不全の新しい診断法──心不全の最新の診断法を真に理解し利用する
■バイオマーカーをどう利活用するか?──BNP, NT-proBNPを中心に……斎藤能彦
■心エコーによる拡張機能評価──拡張機能をどのように評価するか,またその意義は?……中谷敏
■CTおよびMRIによる心不全の評価……後藤義崇・北川覚也
■心臓核医学による心不全診断──核医学により何を診断できるのか……田原宣広
■血行動態を知る重要性──右心カテーテル検査結果から何を考えるか……波多野将
■心筋生検の有用性──病理診断を治療と予後評価にどのように活かすか……池田善彦
心不全の新しい治療法──心不全の最新・最適治療を識る
■急性心不全・急性増悪マネジメント──薬物療法から補助循環までロジカルな治療法の選択……佐藤直樹
■現在の最適薬物治療――ACEI/ARB, β遮断薬, ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬,利尿薬をどう使い分けるか……森澤大祐・他
■難治性心不全の治療戦略──強心薬・補助循環の使用法をマスターする……宮脇大・坂田泰史
■未来の薬物療法……猪又孝元
■心不全における非薬物療法──CRT,ICD,WCDの最適な使用方法……絈野健一・夛田浩
■補助人工心臓の使い方──どのタイミングでどのデバイスを使用するのか?……小野稔
■新しいデバイスによる心不全治療……中村研介・山本一博
■心臓移植の成績と課題──世界的に最も良い予後と少ないドナーというわが国の課題……澤芳樹
さまざまな心不全──原因別に心不全を診て考える
■二次性心筋症の鑑別と治療──いかに高率に二次性心筋症を見分け治療するか……小林淳・竹石恭知
■右心機能障害の診断法と治療法──心筋症,VAD植込み後の右心不全の問題……絹川弘一郎
■成人先天性心疾患の諸問題――心不全の臨床的特徴と移行医療……三谷義英
■超高齢者の心不全──超高齢者ならではの特殊性……日高貴之・木原康樹
■心不全患者における不整脈──心房細動と心室性不整脈……中島健三郎
■心不全治療としてのstructure heart disease intervention……金子英弘
■注目されているonco-cardiology――抗がん剤による心筋障害とがん患者・サバイバーの心不全管理……藤田雅史・塩山渉
■睡眠時無呼吸への介入は有効か──呼吸補助療法の適応……百村伸一
■周産期心筋症と心疾患合併妊娠──周産期心筋症の治療と心疾患合併妊娠の注意点……神谷千津子
望まれる心不全診療──これからの心不全診療に求められるもの
■あらたな心不全予防戦略──心不全の一次予防と二次予防……田中敦史・野出孝一
■心不全治療としての運動療法の有用性……網谷英介
■心不全患者を地域,自宅でどのように診ていくか……小出雅雄・弓野大
■終末期医療と緩和ケア──心不全患者に対する緩和ケアの現状と課題……安斉俊久
■心不全と遠隔医療支援システム──OpiVol Fluid Index®,CardioMEMSTMなどの在宅診療を補助するモニタリング……木田圭亮
心不全のトピックス
■第3の心不全:HFmrEF──疾患概念とその治療法……江尻健太郎・伊藤浩
■心不全におけるカヘキシアとサルコペニアの重要性──体組成に着目する……石田純一
■ビッグデータ解析の活用と展望──ビッグデータから何がわかるか……福田弘毅・北風政史
■iPS細胞の心不全への応用──iPS細胞を心不全の診断、治療にどのように活かすか……湯浅慎介・福田恵一
■重症心不全に対する細胞シートを用いた心筋再生治療……宮川繁
■心筋細胞分裂による心筋再生……原弘典・武田憲文
■心筋細胞分化誘導における心臓再生――ダイレクトリプログラミングによる心筋細胞分化誘導……貞廣威太郎・家田真樹