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医学のあゆみ287巻13号【電子版】

第5土曜特集

アルツハイマー病――研究と治療の最前線

出版社
医歯薬出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2024/01/01
ページ数
272ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥6,490 (本体¥5,900+税10%)

印刷版ISSN
0039-2359
印刷版発行年月
2023/12
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概要

アルツハイマー病――研究と治療の最前線
企画:岩坪 威(東京大学大学院医学系研究科神経病理学,国立精神・神経医療研究センター神経研究所)

・わが国でアルツハイマー病(Alzheimer’s disease:AD)に代表される認知症を患われる方の数は数百万名にのぼり,社会損失は年間十数兆円に達し,われわれ国民の社会生活,経済活動にも重大な影響を及ぼしはじめている.
・2023年に日米で薬事承認されたレカネマブはADの進行を抑える効果がある.投与適否の診断には, PETスキャン,副作用管理と安全使用にはMRIが重要であり.これらと血液バイオマーカー診断の組み合わせにより,認知症の超早期段階での治療が期待される.
・ADの治療薬が国民に行き渡るには,認知症疾患医療センターの充実をはじめとする医療の均てん化に加えて,“認知症専門医”の充実は焦眉の急である.本特集では, ADをはじめとする認知症に関する最先端の知見を,各分野のエキスパートの先生方に解説いただく.

目次

はじめに――アルツハイマー病治療の新時代に向けて
■基礎
アルツハイマー病とミクログリア・炎症
アルツハイマー病とβアミロイド蓄積
Aβ凝集とプロトフィブリル
アルツハイマー病の病理変化とリスク因子としての糖尿病
細胞外フローを介した脳内クリアランス――グリアリンパ系と硬膜リンパ系
タウオパチーの構造生化学的な疾患分類
アルツハイマー病のモデル開発――前臨床モデルから臨床モデルへ
エピジェネティクスとアルツハイマー病
■バイオマーカーとゲノム
アルツハイマー病の脳脊髄液バイオマーカー――AT(N)分類から5年
質量分析を用いた血液バイオマーカー測定法の開発
疾患修飾薬時代のAPOE遺伝学的検査の臨床的意義
アルツハイマー病のGWAS
■画像・AI
アミロイドPETイメージング――アミロイド抗体薬による治療を迎えて
タウPET
グリアリンパ系(glymphatic system)のMRIを用いた臨床評価
アルツハイマー病の安静時機能的ネットワーク
MRIとアミロイド関連画像異常(ARIA)
アルツハイマー病の新規MRIプローブ
アルツハイマー病とデータサイエンス――データ活用によるプレクリニカルAD研究促進
AIを用いたアルツハイマー病の診断
■予防・疫学
認知症の地域疫学研究の知見
アルツハイマー病・認知症の予防を目指した多因子介入
■臨床・治療薬
アルツハイマー病の診断基準の変遷と将来像
アルツハイマー病における認知機能評価
アルツハイマー病の鑑別診断――AGD,LATE,FTD,FLTD
アルツハイマー病疾患修飾薬概論と抗Aβ抗体医薬の実用化
全身性アミロイドーシスからアルツハイマー病へのimplication
実臨床におけるアルツハイマー病疾患修飾薬導入の課題――レカネマブを中心に
アミロイド関連画像異常(ARIA)とその診断・治療
タウを標的とする治療の将来
アルツハイマー病症候改善薬の開発と将来像
認知症診療における患者・家族への非薬物的アプローチ
若年性アルツハイマー病と非定型/海馬保存型アルツハイマー病
プレクリニカルアルツハイマー病の診断と臨床研究
アルツハイマー病の行動・心理症状
認知症ケアと共生社会
■社会医学・政策
認知症と社会保障
認知症の地域包括ケア――認知症ケアパスの活用
認知症施策と共生社会実現に向けた取り組み
認知症の人に対する生活支援
本人の立場から認知症の課題を考える――生活上の課題とサポートの重要性
家族の立場から認知症の課題を考える
アルツハイマー病の医療経済学
アルツハイマー病からみた認知症診断・治療ガイドラインの将来像
新時代のアルツハイマー病治療に求められる専門医教育
「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」の成立――法律の内容と今後について