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医学のあゆみ291巻8号【電子版】

進化する胎児治療――研究と臨床の最新情報

出版社
医歯薬出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2024/11/25
ページ数
70ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥1,650 (本体¥1,500+税10%)

印刷版ISSN
0039-2359
印刷版発行年月
2024/11
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概要

進化する胎児治療――研究と臨床の最新情報
企画:左合治彦(山王バースセンター院長,国際医療福祉大学,国立成育医療研究センター)

・1982年,米国で胎児治療の基本概念が提示され,経胎盤,超音波ガイド下,胎児鏡下,子宮切開直視下で種々の胎児治療が施行されるようになった.
・国内では,2012年には胎児鏡下レーザー手術と胸腔シャント術,2019 年には無心体双胎に対するラジオ波凝固術,2020 年には胎児輸血が保険収載され,周産期医療の標準治療と認識されるようになった.また,先天性横隔膜ヘルニアへの胎児鏡下気管閉塞術,脊髄髄膜瘤への直視下修復術も,臨床研究として施行中である.
・本特集では,臨床や臨床研究で行われている胎児治療から先駆的研究まで9つのテーマを取り上げる.

目次

■一絨毛膜双胎のレーザー手術――どこまで適応が広がったか
■先天性横隔膜ヘルニアに対する胎児鏡下気管閉塞術――TOTAL trial後の現状
■胎児心臓疾患に対するインターベンション――日本と欧米の現況
■日本でついにはじまった脊髄髄膜瘤の直視下胎児手術――日本に導入するためのこれまでの取り組み
■脊髄髄膜瘤の内視鏡下胎児手術――将来の導入を見据えて手術法を比較すると
■先天性代謝異常症に対する胎児治療――胎児への酵素補充療法
■新しい胎児治療をつくる――腹壁破裂の動物モデル
■再生医療の胎児治療への応用――今後期待される治療法は
■ここまできた人工子宮・人工胎盤

TOPICS
【脳神経外科学】
脳動静脈奇形塞栓術の現状と近未来
【産科学・婦人科学】
ヒト胚着床現象のin vitroでの再現

連載
【自己指向性免疫学の新展開――生体防御における自己認識の功罪】
17.自己免疫性皮膚炎における病原性Th17細胞の生存機構
【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】
3.前立腺癌術後腹圧性尿失禁に対する自己脂肪組織由来幹細胞投与による再生医療の取り組み

フォーラム
【戦争と医学・医療】
6.植民地の生活科学――「満洲」の環境適応に関する研究を中心に