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医学のあゆみ272巻7号【電子版】

ACLF(acute-on-chronic liver failure)

出版社
医歯薬出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2021/01/11
ページ数
70ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥1,430 (本体¥1,300+税10%)

印刷版ISSN
0039-2359
印刷版発行年月
2020/02
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概要

ACLF(acute-on-chronic liver failure)
企画:持田 智(埼玉医科大学消化器内科・肝臓内科)

・肝硬変患者は,飲酒,感染症,消化管出血などを契機に,肝予備能が短期間に低下する場合がある.この病態をacute-on-chronic liver failure(ACLF)とよんでいる.
・厚生労働省“難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究”班の劇症肝炎分科会は,“わが国のACLFの診断基準”を2018年に発表し,同年度からこれに準拠した症例の全国調査を実施している.
・わが国におけるACLFの研究は開始直後であり,解決しなくてはならない事項は山積している.本特集ではACLFに関する研究の現況を整理し,今後の方向性を展望することをめざす.

目次

■わが国の診断基準と全国調査に基づいた実態……中山伸朗
■海外の診断基準――EASL-Clif ConsortiumとAPASL ACLF Research Consortium……柿坂啓介・滝川康裕
■アルコール関連ACLF……土屋淳紀・寺井崇二
■ACLFとウイルス肝炎,自己免疫性肝炎……近藤孝行・加藤直也
■ACLFと細菌感染症……高谷広章・吉治仁志
■ACLFと門脈圧亢進症――消化管出血に起因するACLFの病態……瀬川誠・他
■ACLFの治療……熊谷公太郎・井戸章雄
TOPICS
【細胞生物学】
三量体G蛋白質シャトリング制御……上村陽一郎・上田昌宏 
【神経精神医学】
根気は海馬とセロトニンが制御する……吉田慶多朗・田中謙二 
【細胞生物学】
Snf1-related kinase……神津英至 
連載
【診療ガイドラインの作成方法と活用方法】
12.医療経済評価を日本の診療ガイドラインにいかに組み入れるか……池田俊也 
【老化研究の進歩】
はじめに……石井直明 
1.老化の分子シグナル……森亮一・下川功 
フォーラム
ここまで進化した手術中の低侵襲的循環モニター……中山徹三・山浦健