医学のあゆみ292巻1号【電子版】
- 出版社
- 医歯薬出版
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2025/01/06
- ページ数
- 120ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,970 (本体¥2,700+税10%)
- 印刷版ISSN
- 0039-2359
- 印刷版発行年月
- 2025/01
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概要
企画:片岡圭亮(慶應義塾大学医学部血液内科,国立がん研究センター研究所分子腫瘍学分野)
・この10~15年の間に,がんゲノム領域の研究はめざましい進展を遂げた.その技術・知識の臨床応用として,わが国では2019年に“固形がん”を対象とした遺伝子パネル検査が医療保険の適用対象となり,日常臨床でがんゲノム医療の提供が開始されている.
・大きく立ち遅れていた“造血器腫瘍”領域でも,2024年3月に遺伝子パネル検査の販売承認申請が行われ,ついにゲノム医療が実現されようとしている.
・本特集では,エキスパートパネルの進め方などがんゲノム医療の基礎を総論として解説し,各論では代表的疾患におけるゲノム異常とその臨床的有用性について述べる.
目次
造血器腫瘍におけるゲノム異常に基づく治療薬アクセス
造血器腫瘍におけるゲノム異常による造血幹細胞移植の適応判断
クローン性造血と多様なヒト疾患の関係性
生殖細胞系列素因を伴う骨髄系腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
急性骨髄性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
骨髄異形成症候群におけるゲノム異常と臨床的有用性
骨髄増殖性腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
造血器腫瘍におけるスプライシング因子変異の役割と治療標的
形質細胞様樹状細胞関連腫瘍におけるゲノム異常
組織球腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
ダウン症候群関連骨髄増殖症のゲノム異常と臨床的意義
B細胞性急性リンパ性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
T細胞性急性リンパ性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫におけるゲノム異常と臨床的有用性
ゲノム異常に基づく濾胞性リンパ腫の病態理解とその臨床応用
ホジキンリンパ腫の遺伝子異常と臨床的意義
T/NK細胞リンパ腫のゲノム異常と臨床的有用性
成人T細胞白血病・リンパ腫におけるゲノム・エピゲノム異常と臨床的有用性
多発性骨髄腫におけるゲノム異常と臨床応用