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医学のあゆみ292巻13号【電子版】

第5土曜特集

脳科学研究が推進する うつ病の病態・診断・治療の発展

出版社
医歯薬出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2025/03/31
ページ数
196ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥6,820 (本体¥6,200+税10%)

印刷版ISSN
0039-2359
印刷版発行年月
2025/03
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概要

脳科学研究が推進する うつ病の病態・診断・治療の発展
企画:朴秀賢(熊本大学大学院生命科学研究部神経精神医学講座)

・うつ病は,生物学的要因,心理社会的要因,そして個々の人格や発達の特性が相互作用して発症する複雑な疾患である.働き盛りでの発症が多く,2030年代には社会的損失の最大要因になると推測されている.
・診断は精神科医の主観に頼り,治療は十分な効果を示さない抗うつ薬に依存する現状.いまだ解明されない病態メカニズムという大きな壁が立ちはだかるが,客観的な診断法と確実な治療法の確立は切実な課題である.
・そうしたなかでも,脳科学研究の着実な進歩が新たな光明を投げかけている.『医学のあゆみ』第5土曜特集として14年ぶりにうつ病を大特集.病態・診断・治療の3つの側面から,第一線の研究者らが最先端の知見を余すところなく解説する.

目次

■病態
うつ病のゲノム研究とその臨床応用
うつ病の内分泌的研究――コルチゾールを中心に
古くて新しいうつ病の病態仮説:モノアミン仮説
うつ病の神経可塑性仮説――海馬の組織学的変化を中心に
うつ病の神経細胞新生仮説
うつ病の炎症仮説
うつ病の病態におけるエピジェネティクス
うつ病とアストロサイト
脳の免疫細胞ミクログリア――うつ病の鍵を握る隠れた存在?
逆境的養育体験のうつ病に与える影響とそのメカニズム
慢性ストレスによる行動変容の個体差を創発する分子・神経回路メカニズム
高齢者のうつ病――老化・認知症との関連性
■診断
うつ病における構造MRI研究
うつ病治療のバイオマーカーとしてのガンマオシレーション
fNIRSとうつ病
うつ病の血液バイオマーカー:mRNA
うつ病におけるmicroRNAの役割,バイオマーカーの可能性
DNAメチル化に着目したうつ病の治療反応バイオマーカー研究
うつ病の血液バイオマーカー:テロメア
うつ病の病態における脳由来神経栄養因子(BDNF)とインターロイキン6(IL-6)
うつ病の血液バイオマーカーを探索する:メタボロミクス
うつ病の音声バイオマーカー
■治療
抗うつ薬の歴史と最近の進歩
うつ病のプレシジョンメディスンの実現に向けて
うつ病治療における補完代替療法の可能性
うつ病治療における電気痙攣療法(ECT):歴史・作用機序・有効性と安全性
高出力ECT機器をどのように使うか
うつ病におけるrTMS療法
経頭蓋直流電気刺激(tDCS)によるうつ病治療の現状と展望
脳科学研究が指し示すうつ病の認知行動療法の未来
うつ病治療における栄養学的配慮
睡眠障害に着目したうつ病治療