医学のあゆみ298巻12号【電子版】

人工冬眠がもたらす次世代医療に向き合う

電子版販売価格: ¥ 1,705 (本体:¥1,550 + 税10%)
出版社名
医歯薬出版
発行年月
電子版発売日
ページ数
70ページ
判型
B5
印刷版ISSN
0039-2359
電子版ISBN
 

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概要

人工冬眠がもたらす次世代医療に向き合う
企画:砂川玄志郎(理化学研究所生命機能科学研究センター冬眠生物学研究チーム)

・物語では描かれるものの,人間には不可能であると考えられてきた「人工冬眠」.それがいま,生物学と医学の進展により現実の科学として姿を現しつつある.
・本特集では,体温管理療法(TTM)が抱える生理学的パラドックス,冬眠研究が示す新概念“能動的低代謝”,視床下部のQ神経による冬眠様状態の誘導,超音波刺激という非侵襲的アプローチなど,人工冬眠を再現可能・制御可能な“医療技術”として定義し,現代医療の限界を突破するロードマップを提示する.
・サルコペニアの予防や臓器の長期保存への応用可能性,そして人生に“一時停止期間”が挿入されたとき,死生観や社会制度はどう変わるべきか.哲学・医療倫理の専門家や作家を交えて議論する.

目次

はじめに――人工冬眠研究の現在地と,その先にある問い
体温管理療法から代謝制御療法へ――救急集中治療における休眠療法の応用展望
冬眠がもたらす臨床応用の可能性
経頭蓋超音波照射による生理機能制御――自由行動動物への冬眠様状態の誘導に向けて
冬眠様状態を制御する中枢神経機構――低体温・低代謝を導く神経回路とその応用
冬眠動物に学ぶ“衰えない筋肉”――低代謝状態による筋恒常性維持機構
冷やしても死なない細胞の仕組み――冬眠哺乳類の低温耐性メカニズムの解明に向けて
冬眠における時計遺伝子発現の再編成――シマリス肝臓にみる深冬眠-中途覚醒サイクルと末梢時計の部分再起動
人工冬眠技術をめぐる哲学的論点の整理と,“同期”の崩壊について
低体温・低代謝の人工的導入と医療倫理――いわゆる“人工冬眠”と倫理の接点
[コラム]人工冬眠を描いたフィクション作品群の発展

TOPICS
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日本人COVID-19感染回復者で誘導・維持される強力なHLA-C拘束性キラーT細胞応答
【感染症内科学】
見逃してはいけないマダニの被害

連載
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2.自己と非自己の識別――タスマニアデビルの受難

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【分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ】
12.ミトコンドリア病新規検査法の開発――包括的遺伝子検査からマルチオミクス診断への展開

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